GeigerLoggerS

シリアル通信 ガイガーロガー



概要

ガイガーカウンタのログ取るためのアプリケーションです。

リリース情報

バージョン 更新日 修正・追加内容 ファイル
1.9b 2012/07/01 Cosmに対応したPachube.jsへ差し替え GeigerLoggerS_19b.zip
1.9 2012/06/30 GeigerLogger Ver.2.0 の機能をコミット
Pachubeの投稿サンプル追加
初期描画の変更
複数の外部実行モジュール起動に対応
モジュールの実行基本単位をグラフの移動平均からそれぞれ独立
※iniファイルの書式が大幅に変わってます
※申し訳ありませんが設定しなおしてください
GeigerLoggerS_19.zip
1.8 2012/01/24 描画アルゴリズムの改良
GeigerNT675 Rev.1.4に対応
GeigerLoggerS_18.zip
1.7 2012/01/13 csvファイルの項目を追加、描画の最適化 GeigerLoggerS_17.zip
1.6 2011/11/21 GeigerNT675 Rev.1.3 に対応
表示不具合の修正
GeigerLoggerS_16.zip
1.5 2011/11/06 使用したシリアルポート番号を保存
ログ保存フォルダの指定を追加
Twitter投稿サンプルを追加
※iniファイルに追加項目がありますので更新してください
GeigerLoggerS_15.zip
1.4 2011/10/25 本体設定ダイアログで値が正しく読めない*1不具合を修正 GeigerLoggerS_14.zip
1.3 2011/10/20 GeigerNT675 Rev.1.2 に対応 GeigerLoggerS_13.zip
1.2 2011/10/10 ログ取得のcsv形式の仕様を変更 GeigerLoggerS_12.zip
1.1 2011/10/09 表示の修正 GeigerLoggerS_11.zip
1.0 2011/09/27



仕様

動作確認OS XP sp3, VISTA-32 sp2, 7-32, 7-64 sp1
通信機能 GeigerNT675 に対応
通信方式 RS232Cシリアル 9600bps 8ビット パリティ無し ストップビット1
データ取得 1秒毎にデータ取得
計算方式 ユーザーが設定した時間での移動平均(リアルタイム)
表示 平均CPMグラフ表示、本体電源投入からの積算、cpm、uSv/h
スケジュール CSVファイル形式でのログ自動保存、外部アプリケーション連携


基本的な使い方

  1. ダウンロードしたzipファイルを解凍して、任意の場所に置きます。
  2. 「GeigerLoggerS.ini」ファイルをメモ帳で開き設定します。→iniファイルの設定方法
  3. 「GeigerLoggerS.exe」を実行します。
  4. ガイガーをつなげたシリアルポートを選択し、「接続」ボタンを押します。
  5. ガイガー本体の設定をします。→本体の設定方法
  6. 実行ファイルと同じフォルダに自動的にログが保存されます。→csvファイルの形式
  7. 最小化でトレイに格納されます。

※レジストリは使用しておりません。アンインストールはフォルダを削除してください。

iniファイルの設定

iniファイル自体はテキストです。メモ帳等、テキストエディタで編集することができます。
基本的には開けば分かるようにしています。
iniファイルは接続したときに読み込まれますので、設定を変更したときは接続しなおしてください。
※アプリケーション情報は書き換える必要はありません。終了したときの状態を自動的に記録したものです。
アプリケーション情報
Window 終了時のウィンドウ位置
Port 使用したシリアルポート番号
グラフ設定
ViewMinute グラフ表示幅を設定します。デフォルトは2分です。
AverageMinute 移動平均を確定する時間を分単位で設定します。デフォルトは1分です。
YStep 縦軸の目盛の単位を設定します。デフォルトは10cpmです。
BackGround 線量計算をするときに減算するバックグラウンドCPMを指定します。環境との差*2を出す場合に使用します。デフォルトは0cpmです。
Coefficient 1cpmあたりの変換係数を設定します。係数の計算の仕方は 「係数はPCアプリでは変更できそうですが単品動作は?」を参照してください。
ロギング設定
Save CSVファイルへの自動保存を行います。 0=しない 1=する デフォルトは1です。
SaveMinute 記録間隔。デフォルトは1分です。
Folder CSVファイルの保存フォルダを指定します。デフォルトは(.\Log)です。
Omission 保存時に重複項目の省略します。 0=しない 1=する 省略したデータ形式の出力になります。デフォルトは0です。
スケジュール設定
0~9 スケジュール処理をしたい外部アプリケーションを指定します。
自動保存が有効な場合は保存後に実行します。
書式:[起動番号(0~9)]=[実行間隔(分)],["実行ファイル名"]


本体の設定とログ取得

  1. ガイガーカウンタに接続していることを確認します。
  2. 「切断」ボタンの右の名称をクリックします。
  3. 設定ダイアログが開きます。
  4. 設定が終了したら「設定保存」ボタンを押します。

平均の設定
本体の移動平均の時間を設定します*3
クリック音の設定
検出時の音のON/OFFを切り替えられます。警報には影響を与えません。
ブザー設定
平均分間で指定したカウント数以上になったときに警報を鳴らします。
0指定で警報OFF*4になります。
警報線量のCPM計算の仕方は 「係数はPCアプリでは変更できそうですが単品動作は?」を参照してください。
OUTポート設定
OUTポートの出力設定を行います。
アクティブHighかアクティブLowかを選ぶことができます。
また、LEDモードの設定もここで行います。
ログの取得
本体に記録してあるログデータを取り出し、省略設定の時は省略されたcsv形式でファイルに保存します。
日時は取り出した日の0:00からになります。


より高度な使い方

GeigerLoggerは外部アプリケーションと連携することにより、自由度が飛躍的に高まります。
サンプルとして単一csvファイルに書き出しや、TwitterやPachubeに投稿するプログラムを添付していますが、
外部アプリケーション次第では、メールやFTPなどで転送したり別の特定サイトに投稿することも可能でしょう。
Twitterとの連携方法
Cosmとの連携方法


CSV(カンマ区切り)ファイルの構造

データをカンマ(",")で区切って並べたファイル形式で、Excel等から読み込むことができます。

データの並び

[開始日付],[開始時刻],[開始時点の積算カウント],[終了日付],[終了時刻],[カウント],[警報レベル1(未実装)],[警報レベル2(未実装)],[平均CPM],[バックグラウンドCPM],[変換係数],[線量(μSv/h)]
開始日付 計測を始めた日付 yyyy/mm/dd
開始時刻 計測を始めた時刻 hh:mm
開始時点の積算カウント 本体電源投入から開始時刻までの積算カウント数
終了日付 計測が終了した日付 yyyy/mm/dd
終了時刻 計測が終了した時刻 hh:mm
カウント 計測開始から終了までのカウント数
警報レベル1 本体に設定した警報レベル1の線量(未実装)
警報レベル2 本体に設定した警報レベル2の線量(未実装)
平均CPM 計測終了時刻の平均CPM
バックグラウンド iniファイルに設定したバックグラウンドCPM
変換係数 iniファイルに設定した変換係数
線量(μSv/h) (平均CPM-バックグラウンド)x変換係数

実際のデータ

2012/01/13,18:23,3036,2012/01/13,18:24,27,0,0,27.0,0,0.00585,0.158
2012/01/13,18:24,3063,2012/01/13,18:25,26,0,0,26.0,0,0.00585,0.152
2012/01/13,18:25,3089,2012/01/13,18:26,16,0,0,16.0,0,0.00585,0.094

省略設定にした場合のデータ

2012/01/13,17:56,2466,2012/01/13,17:57,13,0,0,14.4,0,0.00585,0.085
,17:57,2479,2012/01/13,17:58,21,,,21.0,,,0.123
,17:58,2500,2012/01/13,17:59,33,,,33.0,,,0.193




保存したデータを開く

自動保存したデータはGeigerMonitorで確認することができます。
※現在csvファイルの形式を変更したので、読み込めなくなっています。













最終更新:2012年07月20日 12:23

*1 接続した瞬間に開いた場合

*2 設定する値は管固有のBGと使用環境のBGで変わってきます

*3 アプリケーションは影響を受けません

*4 675のレビジョンによってOFFの値が違う場合あり