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ウィンドウマネージャー

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ウィンドウマネージャー


twm
X.orgというか、X Widnow Systemに標準で付属しているウィンドウマネージャー。必要かつ充分な機能を持ったウィンドウマネージャーとして太古より存在しており、今でもこれを利用するユーザも多い。ただし、見栄えがパッとしないので、新規ユーザを獲得することはほとんどないであろう。
ctwm
twmにvirtual windowの概念を導入したところから始まったウィンドウマネージャー。テーマが使えるようになるなど、いろいろと機能は追加されているが、良い意味でも悪い意味でも、極めて twm 的なウィンドウマネージャーであり、古典的な存在といってよいだろう。
FVWM
いわずと知れた、クラシックだが軽快で多機能なウィンドウマネージャー。カスタマイズ性に富み、最先端でクールな外見にもできる。しかし、デフォルト設定はかなり古めかしい外見である。
Afterstep
もともとは FVWM から枝分れし、NeXT STEP 風なルック&フィールを目指していた。バージョン1当時は軽く多機能で、見栄えがクールというわけで人気があったものだが、Version 2 以降、やたらめったら派手になり、設定の自動化の試みなどもあってか重くなってしまった。コードも大幅に変更になり、昔の面影はない。
BlackBox
機能は少な目だけど、軽快であることを信条とするウィンドウマネージャー。機能の少なさはプラグインでカバーする形で、それなりに拡張することができる。ただし、現在は枝分れで開発されている fluxbox の方に人気は流れた感じか。
fluxbox
BlackBoxから枝分れで作成されたウィンドウマネージャー。コンセプトはBlackBoxそのままで、同じプラグインも使える。ゴテゴテしているのが嫌い、重いウィンドウマネージャーが嫌いという人ならば試してみる価値はある。
IceWM
Windows 95的な外見を目指していたのではないかと思われるウィンドウマネージャー。テーマが豊富にあるので外見は簡単にいろいろなものが試せる。しかし、いわゆるタスクバーの作りがMS Windows的であり、そこで好みが別れるところか。
OroboROX
ROXデスクトップ環境用に開発されたウィンドウマネージャー。ROXを使うなら試してみる価値があるが、ROXを使わないなら、機能が少ない分、おすすめはできない。
Window Maker
AfterStepと同じく、NeXT STEPのUIをお手本にして設計されたウィンドウマネージャー。Vineで標準として採用されていた過去があったためか、日本では結構なユーザを抱えていたように思う。個人的には、独特のワークスペース切替器がしっくりこない設計思想だと感じるが、洗練されたドックアプリ群が使えるので現在でも充分にクールである。
qvwm
Windows95にインスパイアされて作成されたウィンドウマネージャー。外見はほとんどパクリ。そういう意味で、Windows9xユーザーには違和感なく使えることだろう。が、いかんせん、古い。今や公式サイトはどこへ行ってしまったのだろうか?日本人が開発しているという意味で、稀有な存在であった。
mlvwm
Macintosh Like Virtual Window Managerのこと。MacといってもOS Xではなく、OS 8 とか 7 の頃の OS をパクった感じの外見。ただし、アイコン等があまりイケてないような気がする。ネタとしては面白いかも。これも日本人製。
metacity
Gnome 2の標準ウィンドウマネージャー。Gnome 2 では、ウィンドウマネージャーは metacity を使うことが前提となっており、他のウィンドウマネージャーを使うのは結構面倒くさいし、実際に不便である。「大人のための退屈なウィンドウマネージャー」らしく、機能が少なくカスタマイズ性も低い。Gnome 2とあわせて使うことで初めて価値が出るウィンドウマネージャーなので、単独で使うことは考えない方がいい。
enlightenment
その派手な外見、機能で一世を風靡したこともあったウィンドウマネージャー。Gnome 1の頃は準標準的な扱いを受けていた。その独自性故、いまだにファンも多い反面、新規ユーザーは少なそうな気もする。個人的には苦手なタイプのUIだ。
kwin
KDEの標準ウィンドウマネージャー。KDEもgnomeと同様に、好きなウィンドウマネージャーに切り替えることも可能ではあるが、実際のところ kwin 以外への切り替えは想定されていない節がある。そういう意味で、KDEユーザーなら必ず使うことになるであろうウィンドウマネージャー。豊富なテーマを活用できるのが売りであろうか。一応、単体でも使いものになる。
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