3-698「ちょっとしたじゃれあい」

「……おい、佐々木」
「おや? 今日はキミの方から話を振ってくれるのかい? 助かるよ。
キミの興味を引きつつ、それが離れないような話題を考えるのはそれはそれで楽しいのだがね。
キミが振ってきた話から新たな話題へと繋げていくという行程もなかなか」
「ゴミ。頭についてんぞ」
「ん?」
「ほれ」
「ん……ああ、ありがとう」
「視界に入ったから気になっただけだ。まああのまま放置して、
お前がいつ気付くかというのも興味深かったがな。塾につけば誰かしらが教えるだろうとも」
「……キョン。僕たちが向かう塾には、キミの頭頂部に枯葉が一枚乗っているという事を
これといった感慨も無くただただ事務的に教えてくれる人はいるだろうか。
僕は笑みを堪えながら教えてくれそうな人になら心当たりがある」
「あー、そうだな。ちっさいホコリならまだしも、枯葉なんかのっていったらやったねめでたく失笑の的だ。
奇遇だな佐々木。俺もお前と同じような心当たりしかないぜ」
「くっくっ。」
「っておい。なにも背伸びしてまで取るようなもんじゃないだろ」
「おや? 僕はてっきり感謝の言葉がキミの第一声になると考えていたんだが」
「……はぁ。ありがとうな」
「くっくっ、別に構わないさ。通常の歩く動作よりもほんの少しつま先に力を入れただけだからね」
「……」

こいつぁくせー眠気が(ry

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最終更新:2008年01月28日 22:38
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