5-871「眠れぬ夜のササッキー」

眠れない夜。キョン、キミのせいだよ。さっきキミと別れたばかりだと言うのに…
耳たぶが厚い…いや熱い…僕はどうやら錯乱しているようだ。頬も熱い。瞳も熱い。
コンパクトミラーで自分の顔を見ると、まるで林檎を連想させるかのように真っ赤だった。
恋愛は精神病だって?全く、その通りだ…四六時中キミの事を考えてしまうんだもの…
今日返ってきた答案を見て僕は愕然としたよ…

問題
足利義満
京都北山
以上から連想するものは?
答え
『キョン閣寺』


ああ、キョン…キミはなんて罪な男なんだ…僕の心を盗んでいった挙げ句、何か暖かいモノを残していったんだから…
キョン…キミの今日の行動を、僕はドコまで信用していいのかな?
『俺は佐々木を愛してる』
うん、僕もキミを愛してる。
『一緒に幸せになろうぜ』
ああ、もちろんじゃないか。
『それと、キスは…一日一回はしてくれないか?』
大丈夫、一回と言わず、十回でも百回でもしてあげる。

「ふぅ…」
まだ火照りが取れない…
「はぁ…」
まだ動機が収まらない…
僕にとっての『初めてのキス』…それは自分自身の革命だった。
「ダイスキ…」
ぎゅっ
抱きしめた枕が酷く小さく感じた。



そんなササッキー

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最終更新:2008年01月29日 20:48
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