51-247「うどん-そば論争」

キョン「なんだ佐々木、今日は学食なのか」
佐々木「おや、奇遇だね、キョン。ちょうど席を探していたところなんだ。キミの前に座っても構わないだろうか?」
キョン「ああ、全然いいぞ。ん、なんだ、お前蕎麦食べるのか」
佐々木「キョン、キミは僕が蕎麦を食べることに何か意見があるのかい?」
キョン「いや、関西人なら蕎麦よりうどんだろ。それにうどんのほうが食べた後に食った!って感じがするだろ?」
佐々木「キミの食後の感想については置いておくとして、関西人ならうどん、というのは些か早計過ぎると僕は思うな。
天正12年には大坂で蕎麦屋が開店していたことから分かるように、江戸時代には蕎麦が西日本にも充分広まっていたのだよ。
それにここ、兵庫県には信州上田藩藩主仙石政明が出石藩に国替えになって、多数の蕎麦職人を引き連れてきたという歴史背景もある。
それでもキミは僕がうどんではなく蕎麦を食べることを無粋だと言うのかね?」
キョン「う、分かったよ。なんでもいいから食っちまおう。伸びちまうぞ」
佐々木「しかし、キミの言うように僕もうどんを食べた後のほうが充足感があるという考えには賛同するところでもあるんだ。
どうだい?良かったら少しキミのうどんと僕の蕎麦を交換しようじゃないか」

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最終更新:2010年06月19日 12:44
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