北高からの帰り道に僕は思う。
日常の側に残ってしまった、キミに何もしてあげられない僕自身を。
「・・・・・それとも僕は」
僕も、非日常に入ろうとすべきだったのか?
僕の「非日常」の属性とやらを、たとえ彼を舌先三寸で騙してでも、たとえ「神様」になってでも・・・
そうすれば彼を救えるはずなのだから・・・・・・。
くく、矛盾しているね。
涼宮さんから力を取り上げなければ、僕は「非日常」の側には行けない。けれどそれが彼の一番望まないことなんだ。
僕は「非日常」の側に立てない。立つ事はできないんだ。
僕には彼を救えない。
キョンを助けたければ彼を裏切るしかない。
実に、実に、矛盾している。
悲しくなんか無い。辛くなんか無い。
けど、羨ましい、くらいは思ってもいいだろ。
そうさ。僕は涼宮さんが羨ましい。ホントに、ただ、ただ、絶叫したいくらいに羨ましい。それだけ、それだけだ。
けどね。それは当然の事なんだ。
僕にとってキミは特別だ。けれどキミにとって僕は特別じゃない。
ただの友達でこそあれ、親友ですらもない。だって僕は、キミに何一つ明かさなかったからね。
そんなフィルターを通した「親友」だなんてどこにいる?
これも僕の敗因なのさ。
けれど。
「・・・・僕は、どれだけ諦めて生きていくのだろう」
四年前、僕は太陽みたいな少女を見た。四年前、僕は家庭環境に多少の問題を抱えた。
あの頃からだろうか。妙に諦めがよくなってしまったのは。
僕が、臆病になってしまったのは。
小学生の頃、あれほど憧れた「非日常」、SF、ファンタジー、エンターテイメントを夢見た私自身も。
私は全て否定して、リアリストを気取るようになった。
いつしか期待なんて捨てるようになっていた。
『キョン。それはエンターテイメント症候群というものだよ』
そうとも。何より僕自身がそうだったから、だからあれだけの知識があった。自分自身を説得する為に。
きっと、だからこそ僕は説得したかったんだ。
同じように、彼にも「日常」を歩いて欲しかったんだ。
そのくせ、どこかで非日常を期待していた。
だから、僕、私、そんな「非日常」の、漫画のキャラのようなものを演じていたのだろうね。
あの雨の日、あの、青春映画のワンシーンのような事件にしたってそうさ。
二人の関係が劇的に変わってしまうことを「僕」はほんの少し期待してしまっていたのかもしれない。
けれど彼の目はいつもの「日常」のままで。
友達を見る目線で。
私を「女」と見てない目線に、苛立ちを感じた。
そんな苛立ちを感じる自分が衝撃で、二重三重に衝撃を、矛盾と自分の身勝手さを感じて・・・・・。
素直になれなかった僕は、雨の日の後悔を、卒業式の後悔を、一年の後悔を・・・・・・
そしてまた、後悔を重ねてしまうのか?
『キミの選択にノイズを与えるべきじゃない』
僕はまた言えなかった。それはキミに後悔をさせたくないから・・・・それはホントは臆病なだけじゃないのか?
躊躇い? 違う。これは僕の責任だから。
だから、
『ハルヒ!』
遠くでキョンの声が聞こえた気がした。躊躇いのない声が。
皮切りに感情が噴出す。
あの再会の日、彼女がキョンを呼んだ時に感じたような感情が。
やがて、あふれ出した感情が、僕の中に四年間潜んでいた何かを破り、粉々に打ち砕くのを感じていた。
かくして僕の手から遠く離れたところで、「神の座」とやらを巡る争いは終わりを告げた。
「やれやれ」
さて結論から言うとキョンはホントに連絡してこなかった。
あの大騒動の後だ、わざわざ休日を潰して直接出向いてくるという線も無しだろう。
そこで月曜日の放課後を見越して待っていたところ、やはり彼は現れた。
あの「駅前の公園」に。
「やあ」
「よう」
全ての決着は着いた、と橘さんから聞いている。
四年存在し続けたらしい「閉鎖空間」が砕け散った事も
そしてどうやら、僕の推測がそれなりに正しいものであろうという事も。
僕自身の「神様の器」とやらは解らないが、僕を祭り上げようとした未来人、宇宙人が空中分解した以上
後ろ盾を失った橘さん達は地下にもぐるそうだ。
懲りてくれればいいのだけれど。
そう言えば何から話せば良いのだろう。
たっぷり2日間あったはずなのに、驚くほど浮かばなかった。
考えてみれば、僕から彼への言葉はとっくの昔に出尽くしている。
とりあえず場当たりの無い事を話していたが、とぼけていると気付かれたようだ。
くっくっ、好ましいよ。・・・・その上で爆弾を投げてきた。
「訊きたい事がある。お前が俺の家に来た理由、もう一つあるって言ったな? ありゃなんだ?」
「よく覚えていたね。さりげなく言ったつもりだったから、すっかり忘れてくれているんじゃないかと期待していたんだが」
もしかしてキミ、全部すっとぼけ続けているんじゃないだろうね。
まあ良い。もうキミの「選択」は終わった。それならノイズを与えてもいいだろう? これが最後の確認だ。
「二週間前の事だ。僕は告白された」
リアクションを待つ。・・・・・彼は凍り付いていた。
「今も保留って事にしている。つまり僕は恋愛相談に来たんだよ」
「そりゃあ・・・・。役に立てなくてすまなかったな」
まるで地の分のような声音が返ってくる。
「いいよ。あの状況で相談を持ち出しても困るだけだろう? それにやっぱり自分の問題は自分で解決すべきだと直前で考え直したんだ。キミに余計なノイズを与えるのは得策ではなかっただろうしね」
早口になる。彼の反応が知りたくなかったのかもしれない。
彼は沈黙していた。あの雨の日のように。
なんだね。やっぱり、キミはあの雨の日と変わっていない。
キョン、キミは僕を性別を超越した何か、だと思ってくれているのだろうね。
だから、こう「私も普通の女の子なんだよ?」と言って見せると、あっさり動揺してくれるのだろう。
私は考えを弄ぶ。『ここで本当の私を見せたら、あなたはどんな顔をしてくれますか?』と。
ホントの、普通で臆病な女の子でしかない私を。
キミは「付き合うな」とは言ってくれない。
そうだね。キミは僕の恋人じゃないから。けれど、僕の事を応援してくれる訳でもない。
……それは、あの「無自覚な何か」がまだ眠っているからなのかな? とっくに諦めていたはずの僕でさえ、
キミを独占欲剥き出しで「親友」と呼んでしまったように。
気付いているかい?
僕が「親友」に込めた意味、キミと僕が特別だと定義したかった、僕の身勝手な定義付けの事。
『やぁ、キョン』
『なんだ佐々木か』
再会した僕らは等距離のままだった。
嬉しかった。けど、ホントはちょっと期待していた。私だって身体的に成長したつもりだったから。
これならきっと「女の子」を感じてくれるんじゃないかな?
ってどこかで期待してた。
けどダメだった。
だから私は「親友」って言葉で無理やり縮めた。それもダメだった。
当たり前さ。だって「親友」なんて逃げ道だ。キミとの関係を壊さず縮めようなんて虫のいい事なんだ。
やっぱり、外見の成長、演技、言葉なんかじゃダメなんだ。
必要なのは聖パウロ、コペルニクス的転回。
中身自体を変える事なのさ。
「涼宮さんとは小学校が同じでね……」
それから恥ずかしい種明かしをした。僕が涼宮さんに憧れていた事を。そして僕の家庭の事を。
僕の変人願望、ちょっとした目立ちたがり屋は、実は涼宮さん産まれなのだと。
するとキョンはまた沈黙し、静かに息を吐き出した。
「結局俺は、自分とその周辺の人間関係しか知ることは出来ないんだ」と。
彼は嘆いた。でも私は微笑んでしまった。
私は酷い奴だから、キミが私を知らなかったと後悔してくれただけで、例えようもなく嬉しかったのだ。
「そうでもないよ、キョン」
そもそも人間と言う奴は「観測」する事が出来ない事実の方がずっとずっと多いのさ。
でも観測できないからといって「解答」が存在しない訳じゃない。
もしあらゆる事物を観測できるならそれは神様だけさ
けれど人は「観測」できなくても、その答えを「想像」する事は出来る。
そう、想像力こそ、人を神に近づけうる、人が神に対抗しうる自然界唯一の武器と言えるのさ。
キミは僕らを知らない事を後悔してくれた。
僕が「恋愛相談」に悩むくらい、普通の女の子なんだって知らなかった事を、キミは後悔してくれた。
これはキミが僕らのポーズ、「変人アピール」を見てくれているからなんだよね。それはそれでとても好ましい。
そんな人は前にも後にもキミしか居なかったから。
けれど、できれば次からはその内側もちょっと想像して欲しいな。
僕らが本当はどう考えているのかを。それは「観測」できないけれど「解答」はあるのだから。
僕からの宿題だよ。
「判じ物なら間に合ってるぜ、佐々木。この哲学モドキ的な会話はいつまで続くんだ?」
「失敬。もう終えるよ」
くく、そう来たか。
思えばいつもそうだったね。僕は延々と判じ物、言葉のパズルですっとぼけてきた。
キミに本音を問いかけられても、知識と舌先でごまかして、ひねて、言葉の弾幕でブロックしてきた。
流石に一年もやれば気付かれていたのかな。
なら、僕も覚悟を決めよう。
キミへの、ありったけの信頼を伝えよう。
ほんの少しだけのやせがまんをこめた、ありったけの信頼を。
そう、キミは僕らのような「変人」の価値観を土足で踏みつけにしない。
一定の距離を保ち、僕らの思考を尊重し、語り合おうとし、普通に接する。それが僕らには好ましいのだと。
そんな人は唯一キミしかいなかったのだから。
『キミは、私にとって世界で唯一の人だよ』
けどね、これは告白じゃない。
これはキミの「友達」としての特性に過ぎない。そうさ、きっと涼宮さんも最初はそうだったんじゃないのかい?
僕らの孤独を埋めてくれたキミの特性。けれど僕らが惹かれたのは、その先にあるものだから。
だからそれは教えてあげない。それじゃ告白になってしまうから。
告白なんてしてあげない。
好きだったよ、なんて言ってあげない。
だってキミは僕を女性と見ていない。またさっきのような、あの日のような、ゼリーのような沈黙に陥るだけだから。
だから、告白なんかしてあげない。
でも、喉奥が詰まるから、いつものように喉奥で笑えないから、いつものような「僕」になれないから。
だから、私はくすくすと笑うんだ。
「イヤだなぁ。まるで告白でもしているみたいじゃないか。誤解されるのは僕の本意ではないんだけれどね」
「ああ。誰も誤解などしないさ。そんな変な気を回す奴は頭がどうかしているんだ」
そうだね。素直に受け取ってくれると嬉しい。
これが今の精一杯の言葉だから。
今、僕とキミとの関係はこれでいい。
さあ、思考を続けよう。
――もしキミが望むなら神様だって演じてみせよう。
けど、それはキミにも僕にも益さぬ事だと二人とも知っている。
なにより僕は、きっとキミが思うほど、人格者でも綺麗でもないんだ。
僕はね、誰かさんを『こいつ死んじゃわないかな』と呪ってしまうくらい、愚かな人間なんだ。
つくづく僕は思い知った。僕って奴はね、キミが思う程「佐々木」じゃないんだ。ましてや神様なんて演じられない。
――キミの非日常の中には行けない。
――もしキミが望むなら「涼宮さん」だって演じて見せよう。
でも、それは無理なんだってとっくの昔に解ってた。なのに無理して「変人」「性別を超越しよう」と演じてたから
あの雨の日を後悔したし、こうして「自分はかくあるべきか」なんて悩んでしまったのだろうさ。
つくづく「誰かを演じる」なんて向いちゃいないんだ。
だから「僕」はもう店仕舞いにしよう。
わたしは、わたしなのだから。
嫌々覚えた事は不要になったら忘れてしまう。
それでもいいんだ。だって大事な事は、覚えていたい事は、きっといつまでも心に残ってゆく。
四年前に抱いた涼宮さんへの憧れも、そして大切なあの一年もちゃんと覚えてた。きっと、決して、私は忘れない。
だから、恐れずに新しい事を覚えて「私」になってやろう。
諦観だらけの僕を止めて、新しい事を覚えていこう。
もっと素敵な「私」になってやろう。
さあ、反対の道を歩いてゆこう。
これは非日常と戦うキミ達と、日常を戦う私の決別だ。
そうだね、確かに私の日常は芳しくない。けれど私は私の問題を自分で解決しなければならない。それだろう?
キミに勝手な独占欲を抱いて、僕の重荷を乗せるだなんて、虫の良いことはもうしない。
キミが「親友」だなんて、虫のいい事はもう言わない。
「じゃあ、僕はこれから塾に行かなきゃいけないんでね。話が出来て、嬉しかったよ、キョン」
だから告げよう。これで終わりだ。
さよならって言おう。
「じゃあな、親友! また同窓会で会おうぜ!」
けれど即座に返事が返ってきて、振り向くことが出来なくなった。
抑えてきたものが溢れそうで、振り返れなくなった。
喉が詰まって、さよならすら言えなくなった。
キョン、気付いているのかい?
僕が一方的にキミを親友と呼んできた意味を。キミが親友って呼んでくれたのがどれだけ嬉しかったのかを。
僕にとってキミは特別だ。けれど、僕はキミの特別になれたのかな……?
……今はその関係を受け取っておくよ。キミはキミの、私は私の道を行こう。
そしてまた、昨日別れたばかりのように出会おう。
だから、さよなら、なんか言ってやらない。
今は背中で示そう。
きっと次に会うのが何年後だろうと「やあ、親友」と告げるだろうと。
そうさ、次に会うのが何年後でも、あなたが親友だと忘れない。絶対にあなたを忘れてやらない。そう背中で示そう。
だから聞いて欲しい。私の背中から想像して欲しいんだ。
きっと次に出会うのが何年後だろうと「やあ、親友」ってキミを呼ぶよって。
だから、キミも私を忘れないで欲しいな、……ってさ。
)終わり、或いは……
………………………………
………
私は意思が弱いから。
だから、私は関係を断ち切る。あなたに手を伸ばしてしまいそうだから。だから、関係を断ち切る。
『やあ、キョン』
けれど出会ってしまったから。
心が抑えられなくて、身体は情動的になって、口はつい勝手に走ってしまう。
だから言葉を費やして口走った言葉を濁すんだ。
文化祭、是非お邪魔させてもらいたいな。
朝比奈さんとやらのお茶、僕も飲んでみたいな。
古泉くんとやら、そんなに僕と話が合いそうなのかい?
その長門さんと、ぜひ語り合ってみたいな……。
キミの日常の中に、私も混ぜて欲しいなって、ついつい手を伸ばしてしまう。
『タイム・イズ・マネーに真の幸福はない、と僕は考えている』
時は金なり。仲間が、長門さんが倒れ、彼女を救いたいと焦っているはずのキミに向かってさえ
私は愚かにも『急ぐことはない』なんて言い放ってしまった。
なんて愚かで、醜くて、自分勝手なんだろうね。
けれどね、キミにとって『長門さんを救う為の手段』に過ぎないはずの会合が
涼宮さんの力を巡る、単なる『経過』に過ぎないこの事件が
またキミと一緒に過ごせるこの事件が、私は、本当に楽しくて、心地良くて、嬉しくて、
ただ、ただ、幸せだったんだ。
『どうもキミと話している時は何だか笑っているような顔で固定されているようでね』
いつも作り笑いをしているくせに、キミの隣じゃそれすら出来ない。
私はホントに笑ってた。
いつも自分を律しているくせに、ここぞという時に自分を抑えられない、弱い私を改めて知ってしまう。
ここにいるべきじゃないと解っているくせに。
なのに改めて私は知るんだ。
キミの隣がとても心地良い場所な事、キミの隣を定位置にしてた、あの頃の私がどんなに幸せだったかを。
この幸せの正体と、そしてあの雨の日、その権利を放棄すると決めた私の事を。
だから、私は踏ん切りを付けたい。
受験知識のように、いつか、忘れていくはずだから。
たからくじの交換期限のように、どこかに忘却の境界線があるはずだから。
私は新しい私になろう。いらないことは忘れて、新しいことを覚えて、もっと素敵になってやろう。
『じゃあな親友!』
けれどあなたが私を特別だと言ってくれるなら。
それが「必要なこと」である事を、必要だと思っても良いのだ、という事を私は改めて思うんだ。
けれど私はまだ素敵じゃない。
今、キミが楽しんでいる非日常の中に割って入っていく事が出来る立場じゃないし、入っていくには力不足なんだ。
ただ「そうしたいから」なんて甘言にはのっちゃいけない。
自分自身の甘言なんてもってのほかさ。
だから。
だから、私は……。
…………………………
………………
………
それは不思議事件が完全なる解決を迎えた後、冬のある日。
自室に入った俺は、すんでのところで出来もしないバク宙をしてしまいそうなくらい、のけぞった。
それはいつかどっかで見た風景の巻き直し。
だが、一つ違うところがあった。
「やあ、親友」
とんでもない美人がそこにいた。
「ふ、くく。キョンからそんな反応を得られるなんて幸甚だよ」
「なんのことだか」
「くっくっく。キミとの友誼を電話に留めた事は正解だったようだね。おかげで身体変化をデジタル的に感じて頂けたようだ」
いつか、こいつが久々に会った妹の成長についてそう評したことを思い出す。
毎日見ているから、成長していようと気付かない。
久々に出会うから、成長が鮮明に解る。
アナログとデジタル。
佐々木と俺は久々に出会った。だから、あいつが変化したのが一発で解ったんだ。
いつか、妹と一年振りに出会った佐々木が、あの妹を「ちゃんと成長している」と看過して見せたように。
「ま、一番変わったのは中身の方だと自負しているがね」
「なんのことだか」
俺はオウムか。
「しかしどうした? 連絡もなしに来るなんざお前らしくも無い」
「なに、ただの宣戦布告さ」
おいおいなんだ物騒な、と思う間もなく語を継いでゆく
「ようやくペナルティが開けたのでね。おかげですっかり遅れを取ったようだが」
なんのこっちゃ。
「くく、ねえ親友」
オウム返しに留まる俺に、佐々木はにっこり微笑みかけた。
直接に顔を合わせるのはあの春の日以来だからだろうか? 性別を超越した「佐々木」とは違う微笑み。
昔と同じ輝く瞳が、今度は誘うように微笑みかける。
今にして思えば、この俺の親友、佐々木は、たった一つの爆弾を練り上げていたのだ。
非日常にかまけたこの俺に、とっておきの衝撃を与えてやろうと。
それはまさに日常からの襲撃だった。
「実は私はキミが好きなんだ」
―――僕らの人生はまだとば口さ。だから戦おう。今度こそ諦めないよう、強く強く心を持ってね―――
)終わり
最終更新:2013年03月12日 00:22