71-279『いやんいやんでれでれささきょんさん』

「さて。シリーズ最終話だ。」
「最終話を飾るのは何だろうね。おや?紙が。」

『勝手にしやがれ。』

「「…………」」
「まぁ、気を取り直して。どうやら楽屋をやれというらしいな。」
「シリーズで、お決まりシチュエーションは大概やったしね。他は洒落にならないからカットみたいだ。」
「石ころ帽子みたいなネタになっては、ギャグにならんしな。」
「なかなか難しいみたいだね。ヤンデレシチュエーションでのお笑いは。」
「勝手にしやがれ。だそうだが、どうするかね。」
「別になにもしなくていいだろう。僕は眠い。」
「そうかい。」

半裸で横になる二人。どうやら情事の後のようだ。気だるく相手を抱き締め、眠る二人……。
そんな二人を無機質なレンズが見詰めていた。

別室、モニターの前。ハルヒ、古泉、みくる、藤原、橘が二人の姿を見ている。
橘は至福の表情で溢れる鼻血を拭った。

「いやんいやんでれでれなのですよ!」

「「「「落としたつもり(です)か!」」」」

『やんやんでれでれささきょんさん』シリーズ

fin.

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最終更新:2013年07月01日 01:04
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