21-311「佐々木オーベルデューレ」

佐々木「涼宮さん!」
ハルヒ 「…うそ!?」
佐々木「驚いた? ウフフ…驚くに決まってるわね あんなことがあったのだから」
ハルヒ 「どうして…」
佐々木「私、やっぱりヒロインだったの キョンが認めてくれた
     見て! 中の人もここに!」
ハルヒ 「そんな…そんなこと」
佐々木「今度こそ胸を張って言えるわ 私は佐々木、涼宮ハルヒの憂鬱のヒロイン よろしくね涼宮さん♪」
ハルヒ 「うそよ、あなたがヒロインだなんて…そんなこと」
佐々木「どうして?」
ハルヒ 「だってあなたはまだアニメ未登場じゃない… アニメに出れない可哀想なキャラ…
      ハルヒヒロインは究極の萌えキョンの嫁を目指して作られたキャラ、あなたは…私たちとは違う」
佐々木「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう
      自分より劣るかわいそうなキャラだと 」
ハルヒ 「それは…」
佐々木「優しい言葉をかけたのも 手を差し伸べてくれたことも
      私を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」
ハルヒ 「違う…」
佐々木「自分が上だと…自分はキョンに愛されていると
      そう思って私を笑っていただけなんでしょう」
ハルヒ 「それは違うわ… 違う… 私は…」
佐々木「うるさい! …嫌な女。少しばかり恵まれてうまれただけなのに
      たまたまメインヒロインとして登場しただけなのに…
      私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」
ハルヒ 「違うわ! 私はせめて、橘のもとで幸せに暮らせるようにと思って…」
佐々木「それが私を馬鹿にしているといっているのよ!
      私をヒロインと認めてくれてなかった!」
ハルヒ 「…だってあなたは!」
佐々木「あなたみたいな女が キョンの嫁になれるわけがない!
      キョンの嫁になるのは…私 誰よりもキョンを愛しているこの私…
      キョンの嫁になってキョンに抱きしめてもらうの… 私を見つめてもらうの…」
(佐々木、ハルヒを突き飛ばしてブローチを奪う)
ハルヒ 「? …あっ!」
佐々木「あなただけがキョンに可愛がられた?」
ハルヒ 「返して!」
佐々木「抱きしめられ 見つめられ キョンに愛されてる?
     そんな幻想…打ち砕いてあげる!  キョンが愛してるのは…」
(佐々木、ブローチを力いっぱい握り締める)
ハルヒ 「やめて!!」
佐々木「本当に愛してるのは…   私よ!!」
(ブローチが木っ端微塵に砕け散る)
ハルヒ 「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! キョンから貰ったものなのに…
     キョンの思いが詰まっていたのに… ああぁぁ…」
佐々木「ウフフフフフ アハハハハハハハ!」
ハルヒ 「どうして…どうして……… 貧乳のくせに…」
佐々木「……なんですって?」
ハルヒ 「まな板の… 貧乳のくせに」
佐々木「!」
ハルヒ 「貧乳!!」
佐々木「!!うおおおお!!! ハルヒぃ!!」
(鐘の音)
マッガーレ「何事にも潮時はあるというもの……」
ハルヒ 「●!」
マッガーレ「長門さん・朝比奈さんが眠りにつき、朝倉さんも情報連結を解除
      この閉鎖空間でのフラグはクラッシュされました。
      お楽しみは次の閉鎖空間に…」
佐々木「何を言っているの? うっ!」
(二人が引き離される)
佐々木「ハルヒ!!」
ハルヒ 「くっ…」

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最終更新:2007年09月16日 14:26
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