23-620「涼宮ハルヒの人形」

佐々木「涼宮さん!」
ハルヒ「…うそ!?」
佐々木「驚いた? くっくっ…驚くに決まっているわね あんなことがあったのだから」
ハルヒ「どうして…」
佐々木「私、やっぱりヒロインだったの このスレのみんなが認めてくれた 見て! 私のssもこんなに!」
ハルヒ「そんな…そんなこと」
佐々木「今度こそ胸を張って言えるわ 私は佐々木、この世界の正ヒロイン よろしくね涼宮さん」
ハルヒ「うそよ、あなたが正ヒロインだなんて…そんなこと」
佐々木「どうして?」
ハルヒ「だってあなたはまだ未完成じゃない… 分裂にしか登場しない、かわいそうなヒロイン…あなたは…私とは違う」
佐々木「…やっぱりそうなの 私のこと、ずっとそう思っていたんでしょう 自分より出番の少ないかわいそうな女だと 」
ハルヒ「それは…」
佐々木「ssで優しくしてくれたのも本編で友達が多そうだとほめてくれたくれたことも 私を哀れんでいただけ 上から見下ろして満足していたんでしょう」
ハルヒ「違う…」
佐々木「自分が上だと…自分はキョンに愛されていると そう思って私を笑っていただけなんでしょう」
ハルヒ「それは違うわ… 違う… 私は…」
佐々木「うるさい! …嫌な女。少しばかり恵まれてうまれただけなのに たまたま力を持っただけなのに…私の存在なんて、あなたにとっては自分の価値を高めるだけだった 」
ハルヒ「違うわ! 私はせめて、キョンの親友として幸せに暮らせるようにと思って…」
佐々木「それが私を馬鹿にしているといっているのよ!私をキョンの女と認めてくれてなかった!」
ハルヒ「…だってあなたは!」
佐々木「あなたみたいな女が キョンの女になれるわけがない!キョンと一緒になるのは…私 誰よりもキョンを愛しているこの私…恋人になってキョンに抱きしめてもらうの… 私を見つめてもらうの…」



(佐々木、ハルヒを突き飛ばしてカチューシャを奪う)
ハルヒ「? …あっ!」
佐々木「あなただけがキョンに可愛がられた?」
ハルヒ「返して!」
佐々木「気にかけられ 見つめられ キョンに愛されてる? そんな幻想…打ち砕いてあげる!  キョンが愛してるのは…」
(佐々木、カチューシャを力いっぱい握り締める)
ハルヒ「やめて!!」
佐々木「本当に愛してるのは…   私よ!!」
(カチューシャが木っ端微塵に砕け散る)
ハルヒ「ああぁ! ああぁぁぁぁぁ!! ジョンから貰ったものなのに…ジョンの思いが詰まっていたのに… ああぁぁ…」
佐々木「くっくっくっ アハハハハハハハ!」
ハルヒ「どうして…どうして……… 貧乳のくせに…」
佐々木「……なんですって?」
ハルヒ「Bカップもない… 貧乳のくせに」
佐々木「!」
ハルヒ「貧乳!!」
水銀燈「!!うおおおお!!! 涼宮ぁ!!」
(地味な声)
国木田「何事にも潮時はあるというもの……」
ハルヒ「国木田!」
国木田「朝比奈・藤原が未来へ帰り、古泉・橘は能力を解除 長門・九曜も主のもとへ帰還し この世界でのキョンゲームは終了しました。 お楽しみは次の世界に…」
佐々木「何を言っているの? うっ!」
(二人が引き離される)
佐々木「涼宮!!」
ハルヒ「くっ…」

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最終更新:2007年11月01日 08:06
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