24-454「独占欲」

「キョンくん!」
「ん~、なんだ?」

くっ、それでこそ僕のキョンだ。
僕の力を込めた呼びかけにも冷ややかに応じる。それでこそキョンだ。
君はその一言にどれだけの思いを込めたのだろうか。僕は全身全霊の気持ちと思いを込めたのに、
僕のその扱いは妹さん以下とでも言うつもりなのかい?
君はいつだってそうだ。僕が髪型を変えに初めて美容院に足を運んだ次の日も、初めてリップを
した時も、初めて机を並べてお弁当を食べた時も、君の微笑みはいつもと同じだった。
その微笑みに喜び、涙をした女子の数を君は知っているか?
僕はその一人であり、代表者と行っても差し支えはない。
君ってやつは、君ってやつは・・・・・・。

「夕方から雨らしいけどキョン、君はどうする?」
「そうだな、家に帰って傘でも持って行くか。お前も一緒に入るか?」

君ってやつは、君ってやつは・・・・・・。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年11月12日 10:05
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。