24-483「境界線」

俺は今、喫茶店で佐々木と話している
まあ、そこに至るまでの経緯は割愛させてもらおう。
ふいに佐々木がこんなことを言ってきた
「ねえキョン、友達と恋人の違いとはなんだと思う?」
なんだいきなり
「そうだな、恋人相手にじゃなきゃしないこととかあるから、それだろ」
「それは例えばどんなことかな?」
ニヤニヤしやがって、古泉かお前は
「それを俺に言わせてどうする」
「くつくつ、冗談だよキョン、
でも所謂『身体だけの関係』というのもあるじゃないか」
なるほど、セフレってやつか
「さっきはつっこんだのに今度は随分あっさり言ってくれるじゃないか」
お互い様だ、気にすんな
「そうなるとなんだろうな、意識してるかどうか、とかか?」
「それは告白という儀式を済ませていなくても、互いに意識していれば恋人ということか?」
「暗黙の了解ってか?難しい問題だな」
というところで、
「ではここで1つ質問していいかな?」
などと言ってきた、なんだ急に改まって
「君と僕の関係はなんだろう?」親友だろ?それがどうした?
「…はあ、やはりこんな前フリじゃ無意味なようだね、いやいいんだ、この話は忘れてくれ」
佐々木はまたダメだったかというような顔で溜め息をついた
なんなんだ一体…

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最終更新:2007年11月12日 10:06
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