27-373「キョン、誰を選ぶの?」

「君の飼っているネコ。シャミセンといったね。そろそろお嫁さんをもらう時期じゃないのかな?
僕もネコを飼いたくなったから、それをお嫁さんにするのはどうかな?くつくつ」ついでに僕をお嫁さんにしてくれると嬉しいな
「まあな。しかし、ハルヒが『団長のあたしの飼い猫を嫁にしなさい。今から飼う予定だから』と言って聞かないんだ。今度いっしょにペットショップ行く予定なんだ」
「へー、僕も行ってよいかなな?」二人きりにはさせないよ、くつくつ
「そうか、佐々木も来るか」

ハルヒと佐々木はペットショップでネコを買った。しかし、嫁候補が沢山いるのは嬉しいがシャミセンは一匹だぞ。
「キョン、団長のネコが一番よね。ほら、すごく可愛いでしょ」キョンにはあたしがお似合いなのよ
「親友のネコが一番だよ。健康的だし」負けないよ涼宮さん。嫁ネコを口実にキョンの家に毎日上がりこむつもりだろ
「・・あなたには普通のネコは似合わない。思念体の作ったネコ型インターフェイスを嫁にすべき」そしてあなたは私の婿
「お兄さん、私のネコを貰って下さい」ついでに私も貰って
「キョン君っ、我が家のネコは血統書付だよっ。我が家でめがっさお見合いさせようっ」飼い主のキョン君も一緒に来てねっ

どれを選べと言っても。ハーレムは駄目だよね?やっぱり。どうすれば、そうだ
「シャミセンに選ばせるべきかな?やっぱり」
それは名案のように見えて、最悪だった。

「僕のネコとラブラブじゃないか。くつくつ」
「あ、お兄さんのネコが私のネコの方に行きました」
「鶴屋さんのネコとじゃれあっているっさ」
「あたしのネコと一緒の時間が一番多いわ」
「・・私のネコがお似合い」


何か雰囲気が悪くなってますね。気のせいじゃないですよね?
「あんた、シャミセンにどういう教育しているの?」
「そんなに僕一人じゃ不満か?」
「ペットは飼い主に似ると言うのは本当だったっさ」ハア
「酷いです。お兄さん」
「・・女たらし」
何で俺がせめられるんだー


そして、ハルヒ達はネコを連れて毎日来た。
「おい、キョン。最近疲れているみたいだな」
「ここんとこ毎日、毎日ハルヒと佐々木と長門と鶴屋さんとミヨキチにせめられるんだよ。5人だぞ。
『女たらし、誰を選ぶかはっきりしろ』と言われて、まいったよ」シャミセンがはっきりしてくれたら楽なんだがなー
「お前、俺に喧嘩売っているのか?自慢話なら、せめてそれらしくしろ」

「キョン、話があるよ。くつくつ」 
「キョン、そんなところに隠れていたわね。神妙にしなさい」
何だお前ら、集合して。佐々木やミヨキチまで俺の学校に来ているのは何故?

「キョン、責任取りなさい。キョン(のネコ)以外の男の子には触れていないのに妊娠しちゃったじゃないの」
「妊娠したのは僕(のネコ)も同じ。僕の方こそ責任取ってもらうよ。キョンの(ネコの)子供を産むのは僕(のネコ)だけだよ。
涼宮さん(のネコ)は子供をおろして別の男の子を捜した方が良いよ」
「何ですってー、佐々木さんこそおろしなしなさい。そして、キョンの嫁になるのはあたしなのよ」
「少年、私(のネコ)を孕ませたねっ。責任とるっさ」
「お兄さん実は、私も」モジモジ
何、ミヨキチの所も?いつの間に。はあ、誰に似たんだろ、シャミセンの奴。っていうか、ギャラリーが異様に増えてないか?
「・・私(のネコ)はあなたの(ネコの)子供を宿している。責任取るべき」

『酷い、5人も妊娠させて』ヒソヒソ
『その内、一人は小学生』ヒソヒソ
『女の敵』ヒソヒソ
『キョン氏ね』ヒソヒソ

「おい、キョン。もしかしてコン○ーム付けなかったのか?」
「付けるわけないだろー」ネコ用のコン○ームなんか聞いたこと無いぞー
(おしまい)

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最終更新:2008年01月05日 18:32
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