内政の優先度について
最初に記載しておくと、内政の優先度は商業>>>>>耕作>灌漑(治水)>開発になる。
理由はお金の貯め方の項目で説明する。
人口増加率
毎年1月に増加する。直前の人口の3%~7%がランダムで増加する。
人口は統治国でも空白地でも増加する。民忠などの数値の影響もなく完全にランダム。
金収入
毎年1月に増加する。増加は統治国のみで、空白地は増加しない。
金収入は主に商業と民忠と税率と太守の魅力に依存する。人口や都市は影響しない。
具体的には
商業 × (50+民忠÷2) × 税率係数 × (100+太守の魅力) ÷ 3000
となる。(多少の誤差が出るので、その他の要素はあるとは思う)
わかりやすくまとめると、民忠100で太守の魅力が100なら、商業1ごとに金収入は3.3増える。
太守の魅力が2変動するごとに、金収入は1%変動する。
民忠1ごとに金収入は1%変動する。
税率係数については税率の項目で述べる。
税率と金収入
上げると基本的には収入が上がるが、上げすぎると民忠が下がる。また、25以下に下げると民忠が上がる。
1月・7月に税率40を超えると、税率1につき民忠が1下がる。税率100だと-60。
税率25以下にすると、25で+3~5、以降5毎に+1上がる。0で+8~10。
税率の収入は、率を上げれば比例して増えるわけではない。
税率は8毎に10%上昇する。40で50%、最大は96で120%となる。8に満たない値は切り捨てられる。
なので、例えば税率を41~47にすると、40と収入が変わらないのに民忠だけは下がる、という無駄な行為になる。
また、税率によって減少する民忠は当月の収入にも影響を及ぼすため、例えば48にした場合厳密に60%にはならない。
正確には、民忠減少の8分を差し引き、57.6%となる。以降も同様に減少する。以下の表のようになる。
税率 |
収入 |
0 |
0.0% |
8 |
10.0% |
16 |
20.0% |
24 |
30.0% |
32 |
40.0% |
40 |
50.0% |
48 |
57.6% |
56 |
64.4% |
64 |
70.4% |
72 |
75.6% |
80 |
80.0% |
88 |
83.6% |
96 |
86.4% |
※ただし、減少した民忠が0以下になる場合はそこで打ち止めとなるのでこの限りではない。
税率を上げすぎると、反乱が起きやすくなる。税率50以上を2回続けると、民忠が100でも高確率で反乱が起きる。
逆に、1回きりであれば税率100%でも起きないこともある。
兵糧収入
毎年7月に増加する。増加は統治国のみで、空白地は増加しない。
兵糧収入は肥沃度と開発・耕作・灌漑の係数と、人口・民忠・税率の係数のふたつの収入値が存在する。
治水は関係しない。
開発・耕作・灌漑の収入
開発 × 耕作 × 灌漑 × 肥沃度
人口・民忠・税率の収入
人口係数 × 民忠 × 税率 × 肥沃度
肥沃度 |
都市 |
15 |
洛陽、陳留、長沙 |
14 |
鄴、宛、襄陽、江陵 |
13 |
平原、新野、上庸、桂陽 |
12 |
零陵 |
11 |
下邳、譙、江夏、武陵、呉、成都、永安 |
10 |
南皮、北海、弘農、建業、漢中、下弁、梓潼、江州 |
9 |
天水、徐州、許昌、汝南、寿春、会稽、廬江、柴桑、建寧 |
8 |
濮陽、長安 |
6 |
安定、西涼 |
5 |
雲南 |
4 |
代県、晋陽 |
3 |
北平 |
2 |
南海 |
1 |
襄平 |
数値がそのまま乗算数値ではない。肥沃度1の襄平と10の南皮との実際の兵糧収入は3倍ほどである。
人口係数の割合が少ないのに対して肥沃度の占める割合が非常に大きいので、肥沃度の低い都市ではどうあがいても大きな収入は期待できない。
人口係数は、おおよそ
5万人……50
10万人……75
20万人……100
30万人……130
40万人……150
50万人……168
100万人……240
200万人……338
といった具合で、上昇すればするほど増加率は低くなる。人口係数による耕作等への影響がないことを考えると、それほど大きな違いとならない。なので人口はほぼ無視してもよい。
人口・民忠・税率の係数によって得られる収入よりも、開発・耕作・灌漑で得られる収入の方が大きい。
人口によるので一概には言えないが、開発・耕作・灌漑・民忠100、税率40のケースでは、耕作で得られる収入が民忠の収入の3倍~4倍程度に上る。
効率良く収入を得るには、肥沃度の高い都市で開発・耕作・治水(灌漑)を行うことが重要である。
そして、耕作を100に近づけるために通年での耕作を行うことである。
逆に、耕作を行わないと開発と灌漑を上昇させても意味がない。治水は洪水の被害を抑える効果があるので無駄ではないが、開発に関しては無駄になる。全土の耕作を行うのは労力的にも人材的にもロスが大きいので、耕作をしない土地では開発は捨てた方が効率的だろう。
内政
開発
資金×実行者の政治の合計が9000ごとに1上昇する。
資金100を投じた場合、
実行者の政治の合計が90なら1上昇
実行者の政治の合計が180なら2上昇
実行者の政治の合計が270なら3上昇
長期実行した場合、
1、2ヶ月目 通常上昇
3、4ヶ月目 通常より+1上昇
5、6ヶ月目 通常より+2上昇
ただし、通常上昇値が0の場合は3~6ヶ月目も上昇しない。
なお、内政コマンドは長期実行した場合、資金は各月に平均して配分される。
つまり、政治100で6ヶ月実行する場合、資金540で翌月1上昇するが、539の場合は上昇は0となる。
耕作
上昇値は資金×実行者の政治の他、現在の開発値とも関係する。
開発された土地が広ければ耕作に時間がかかる、というイメージ。そのため開発値が上昇すると耕作値が下がる。
実行期間が長期間になるほど効果は高くなる。
ちなみに開発が100の場合、資金×実行者の政治の合計が3800で1上昇する。
資金100を投じた場合、
実行者の政治の合計が38なら1上昇
実行者の政治の合計が76なら2上昇
実行者の政治の合計が114なら3上昇
実行者の政治の合計が152なら4上昇
実行者の政治の合計が190なら5上昇
実行者の政治の合計が228なら6上昇
実行者の政治の合計が266なら7上昇
実行者の政治の合計が304なら8上昇
長期実行した場合、
1ヶ月目 通常上昇
2ヶ月目 通常より+2上昇
3ヶ月目 通常より+3上昇
4ヶ月目 通常より+4上昇
5ヶ月目 通常より+5上昇
6ヶ月目 通常より+6上昇
ただし、通常上昇値が2以下の場合は長期ボーナスは受けられない。
治水 50
資金×実行者の政治の合計が5000ごとに1上昇する。
資金100を投じた場合、
実行者の政治の合計が50なら1上昇
実行者の政治の合計が100なら2上昇
実行者の政治の合計が150なら3上昇
実行者の政治の合計が200なら4上昇
実行者の政治の合計が250なら5上昇
長期実行した場合、
1ヶ月目 通常上昇
2ヶ月目 通常より+2上昇
3ヶ月目 通常より+3上昇
4ヶ月目 通常より+4上昇
5ヶ月目 通常より+5上昇
6ヶ月目 通常より+6上昇
ただし、通常上昇値が0の場合は2~6ヶ月目も上昇しない。
灌漑
開発値が低いほど上昇率は高くなる。
土地開発を行い開発を増加させると灌漑は減少する。
なので開発を100にしてからの方が……と思いたくなるが開発が高くなれば灌漑の上昇率が低くなるのであんまり考える必要はない気がする。
おそらく土地が広くなると灌漑されてない土地が広くなるから灌漑が下がり、土地も広くなると灌漑に手間がかかるから上昇率が下がるというイメージなのだろう。
政治力が高く、期間が長くなると上昇率も上がるが、詳しい相関関係は不明。
商業
金収入に関係する。
政治力・資金・人口が高いほど上昇率は上がる。
人口による影響率はそこまで大きいものではない。人口10万人で1未満程度の影響しかない。具体的な数値は不明。
効果は政治力に正比例しない。政治力が大きくなるにつれ、上昇率は下がっていく。もしかしたら実行人数と関係があるのかもしれないが、具体的には不明。
また、内政コマンドの中で唯一、長期実行の恩恵がない。
内政長期実行の裏技
長期実行を行い、一ヶ月経過した段階で任命で武官に変更するなどして文官の命令をキャンセルしても、複数人中一人でも実行者が残っていれば変わらず効果がある。
全員キャンセルしてしまうと、内政コマンド自体がキャンセルとなる。また、一ヶ月も経過しないうちにキャンセルすると複数人効果が得られない。
本国では実行した翌月に任命キャンセル、属国では翌月の始めに任命キャンセルすることで、新たに行動することが可能になる。
なので一都市に文官が6人いれば開発・耕作・治水・商業をフルで実行できる。
内政コマンドは特に長期実行の恩恵が顕著なので、政治の高い武将は軍師になるよりも文官に任命した方が使い勝手が良い。
また、密偵コマンドも長期間の方が情報が入るのが早いので、素早く得たいなら長期間にして必要な情報を得たらキャンセルした方が結果的に早い場合もある。
支出
君主
金・兵糧とも0
太守
支出には関係なし。元の身分に依存する
武官・文官
金50
兵糧200
将軍・軍師
金150
兵糧500
兵士100人あたり
金1
米10
支出を減らす裏技
忠誠度100の武将を1月・7月の前に埋伏すれば支出は発生しない。
特に支出が負担となる1月前の12月に埋伏しておき、1月に呼び戻せばかなり支出を減らすことができる。ただし、埋伏先で登用されて呼び戻せなくなってしまう可能性も当然ある。
また、将軍・軍師の支出も大きいので、不必要に昇格させるのは考えた方がよい。場合によっては長期実行できる武官・文官の方が使いやすい。軍師は助言や落とし穴、偽令などメリットも大きいが、将軍は太守にできる以外のメリットが薄い。太守になれる人材不足ならともかく、そうでないなら張飛などの魅力の低い将軍候補は将軍にしない方がいい。
将軍・軍師になってしまっている武将は降格すると忠誠度が減少してしまうが、忠誠度が100であれば埋伏してすぐ呼び戻せば忠誠度の減少なく文官・武官に降格できる。
訓練の裏技
訓練の上昇値は武力、実行武将の数、兵士数に依存する。
兵士数が少なければ訓練度はすぐ100に、士気は70になる。
この兵士数は「訓練実行時の兵士数」なので、訓練を実行する時だけ兵士数を1にしておき、実行後編成して兵士数を増やせばすぐに上昇する。
以下は裏技ではないが訓練と準備について少しだけ解説しておくと、準備の場合は上昇値が兵士数に依存しておらず、実行期間と現在の士気に依存する。低い値では誤差が出ることがあるが、1ヶ月目では士気は現在の士気の1/10上昇する。実行期間が長いとボーナスが入る。詳しい上昇値は調査していないため不明。
訓練で上昇する士気は兵士数が多くても実行武将数×1は確実に上がる。10人で実行すれば10上がる。なので士気70までは準備よりも大人数での訓練で上げた方が効率が良い。
兵糧攻めなどで都市を落として訓練度は高いが士気0の兵士が大量に入った場合に使うことになるので覚えておくと良い。
忠誠度を上げるのが面倒くさい時の裏技
戦争で登用した武将の忠誠度は低いことが多い。上昇させるのには多くの時間と金が必要となる。
しかし解雇してしまえば再度登用することで忠誠度を大きく上げられる。
在野登用時の忠誠度は相性の影響が大きいが一応ランダム。セーブして何度か繰り返せば相性が悪い武将でも高い忠誠度で登用できる。
なお、解雇した武将は必ず隣接する都市に移動するため、隣接都市が自都市でないと登用できなくなってしまう可能性があるため注意。
逆に、例えば会稽で解雇すれば必ず呉に移動するので呉に登用人材を置いておけば楽。
また、戦争で攻め落とした時に周囲に逃げられる国がない場合、捕らえた武将は全て登用できるが、この時に解放を選ぶと攻め落とした国か隣接国で在野武将になる。解雇の手間が省けるので、この方法でもよい。
人口を増やす裏技
兵士を持った武将を解雇すると武将が保有している兵士数分人口が増加する。
もちろん、解雇すると編成画面になり兵士の振り分けもできるため、兵士が減らず人口だけ増える。
上記忠誠度を上げる裏技と併用して、例えば勢力を滅ぼして大量登用した時に全員武官にしてから兵士を一人に最大まで待たせて解雇、編成で次の武将に、解雇……を繰り返すと人口が一気に増加して武将の忠誠度も上げられる。(非常に面倒くさい上にそこまでメリットはないが)
最終更新:2023年10月12日 11:26