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クェスカイゼス設定文

最終更新:

suzuhuji

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クェスカイゼス設定文



L:クェスカイゼスの開発 = {
 t:名称 = クェスカイゼスの開発(イベント)
 t:要点 = 一般性能要求{
クェスカイゼスとは宰相府に伝わる発掘兵器とそのコピーで、I=Dの原型になったものである。
低物理域を含むあらゆる世界で活動できる騎士専用機であり、主武装を剣と楯とし、
火器類は目立たぬように内蔵された。推進器としてのロケットを持たず、重力制御で動いた。}
 t:周辺環境 = 宰相府
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *クェスカイゼスの開発のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。
  *クェスカイゼスの開発の位置づけ = 生産イベントとして扱う。
  *このイベントを取った国は、その国用のクェスカイゼスを作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。
 }
 t:→次のアイドレス = なし


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究極の兵器とはなんだろう?

人間の歴史とはすなわち闘争の歴史である。
いくつもの世界で、過去から未来まですべての時代で途切れることなく紡がれてきた一本の絹糸。
人は戦いの道具を造り、破壊し、実験し、改良し、殺し、それを延々と続けてきた。
その成果でありひとつの到達点ともいえるのが、宰相府藩国で運用される一機のI=Dである。

クェスカイゼス。
ニューワールド中に存在するすべてのI=Dの祖と言われる発掘兵器である。
駆動には主として理力を使う人騎兵という枠組みにはあるものの、あらゆる物理域で完動するまぎれもないTLO、規格外の兵器だった。
長射程化が進む近代戦争の流れに逆行して主武装は剣と盾のみといたってシンプルだが、それはけっして時代遅れということではない。

銃を撃たれる前に近づいて、相手を斬ってしまえば勝てる。
本気でそう信じて考え抜いて設計し製造したバカがいた。
正確にいえば、いたはずだ。
そうでなければこのデタラメな機動力を武器にしようとは思うまい。
重力制御装置を利用した空間圧縮による亜光速移動。
これにより(直線に限れば)どれほど長い距離でもその意味を失い、すべては剣の間合いとなる。
ただこのスタイルのみをもってクェスカイゼスは戦場の覇者とされる。
広大なる帝國において勝てるものなしとされた、人がたどりついたひとつの極みである。


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■外観設定

人騎兵というくくりにある本機だが、その外見は人騎兵とは若干ことなる。
それはひどく特徴のとらえづらい、しかし美しい形をしていた。
流麗かつ洗練された装甲はまさしくRBのそれであり、丸みを帯びた関節部や精霊回路とおぼしき紋様は人騎兵のものであったし、静かに息づくように感じる生命の息吹は人型戦車のようであった。
始めて見る者ならばその不思議な外観から、どこの新型かと考えをめぐらすだろう。
大きさは通常のI=Dと同程度で、10mには満たないものだった。
大型I=Dなどと並べるとその差は明白であり、その小さな身体に恐ろしいほどのテクノロジーが詰まっているなどとは思えないほどだった。
また細身のシルエットをしており、どちらかといえば華奢な印象を与える容姿をしている。
重力制御による移動方式もあいまってその戦闘機動は舞い遊ぶように見えるものだった。



■搭載兵器

武装1 シングルソード
クェスカイゼス専用の片手剣であり、主兵装となる武器。
突きよりも斬りに向いた形状をしている。
クリスタル製の透明な刀身にはエルフ語でこう彫り書かれている。
“世界の危機をも恐れぬ勇者にシオネの加護を”


武装2 スクデットシールド
クェスカイゼス専用の五角盾。
実体盾であり、近接戦闘よりも防御時に使用された。


武装3 30mmガトリング砲
胸部ハッチ内に増設された実弾兵器。
戦闘機に搭載されているものとほぼ同等の装備であり、主として高物理域での戦闘補助に使われた。


重力制御装置(武装ではない)
クェスカイゼスに内蔵されているTLO部品。
常時起動されており、これにより地面をすべるようななめらかな移動が可能。
他にも自重を限りなくゼロに近づけた大跳躍や、空間圧縮によるカタパルト戦闘など用途は多彩。
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