詩歌藩国 @ wiki

詩歌 それぞれの詩

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rilyuuguu

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序文

ここに収められしは名ある人の、名なき人の、先人の、新人の、老若男女のそれぞれのうた。
ただ詩歌が詩歌であることをここに記す。



雨が降る夏の川で 凍える冬の教室で
僕たちは夢を語り合ったね 夢のようの楽しかったね
眠るように時間は過ぎて 泳ぐように恋は波打つ

夢を叶えに行くんだね 哀しい夢のようだね
交差しない僕らの夢 旅立つ君を見送るよ
君と一緒にいたいけど 夢見る君が好き 

だから夢を奪わない
君が背負う この青い空をいつまでも覚えていたいから

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疲れたときに思い出す 君の横顔
震えながらアイスを食べた 懐かしい学生時代
遠い遠いこの地で 君への想いを歌うよ
ありがとう ありがとう ありがとう
大好きな君 傷つけた君 見送ってくれた君

笑ってくれた君 

疲れてしまった私 君は覚えていてくれるかな
懐かしい寒さに震えながら 懐かしい君に会いたい
遠い遠い道のり超えて 君は私を包み込むよ
ひさしぶり ひさしぶり ひさしぶり
大好きな君 背が伸びた君 抱きしめてくれた君

もう一度見送ってくれる君



筆に託した 思いはあれど 綴りし文は 無味乾燥



きらきら光る プラチナデートチケット
特殊に「無記名のものは存在しない」って書いてあるの

でも、でも
私のプラチナには相手の名前が書いてない
そうよ希少品 NWにただひとつだけなの

ねえデートってなにそれおいしいの?
フリーダムとか魔性とか 人は勝手に呼ぶけど
私はまだひとり ひとりなのよ

きらきら光る プラチナデートチケット
アイテム図鑑に「微笑青空勲章保持者以外の所持使用が確認できない」って書いてあるの

でも、でも
私のプラチナには相手の名前が書いてない
そうよ希少品 NWにただひとつだけなの

ねえ恋ってなにそれおいしいの?
種族とか性別とか 人は勝手に分けるけど
私はまだひとり ひとりなのよ

調べてみたけど ほんとに私だけなの
だからって人に譲りもしないところに
何か意地(うんめい)を感じるの

そうよそのうち私だけの王子様が
ひょっこりそのへんから現れるって
ずっとずっと待ってるの

そうよそのうち私だけの王子様が
なんかあのへんから現れるって
ずっとずっと待ってるの

プラチナデートチケット



月下飲者欲作詩
已飲一斗終落水
月下詩人雖飲酒
酒不酔惟時可酔



悲しかったので泣きました

あらら あらあら 水たまり

水は流れて地に滲みた 

地中おくそこ おやおや深い

土の中にはトンネルが

流れ交わる じゅわじゅわり

トンネル出口は川の中

川は進むよ ごーごー海に

海の中じゃあ涙も何も

みんなごたまぜ 一緒くた

いつの間にやら雲に変わって

ぽつりと ほら 今――僕の目の中に!



星空で 出会った君の その涙
今も心に しみいり消えず

友と見る 桜吹雪の その先を
蒼く果て無き 空の彼方を



 大好きをうたおう

息吸い込んで はいた
さぁ うたおう 
用意は いーい?

たーん た たたん 
大地 ふもう
ねぇ あなたが 大好き
ぱーん ぱ ぱぱん
手を たたこう
ねぇ あなたが 大好き

くるくる まわって
ふんわり そまるの
大好きに 色がつくなら いいのに
今日のは きっと 橙色
帰り道で ひまわり見たから

ねぇ 
あなたのまわりで はねてる 
大好きが 見えれば いいのに



『はやく帰ってきてくださいの詩』

歩き疲れた木曜日の午後

夕焼け空に優しさを見る

湿気た夏の空気を飲みほして

僕はまた歩きはじめる



『詩歌』

万世不変の理を一言にて顕し
愛を囁くに百万言を費やして足りず

幼子を導くしるべであり
長き時の果てに横たわった人の心の誇り

旅人の気まぐれな呟きとして一瞬にして消え去り
あるいは偉人の業績を後世に伝え

ただ己のために胸のうちに留め置かれ
誰かを想い贈られるものであり

素朴な村人が過ぎ行く日々を綴り
麗人が美辞麗句の限りを尽くし
博学が人生の戒めとして

それは言葉で、文化、芸術、技能でもあり
この物語は道具でありながら人の友でさえあるのだ



詩:
花陵
九音・詩歌

清水魁斗
鈴藤 瑞樹
タルク
豊国 ミルメーク
星月典子
竜宮・司
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