領海警備を主任務とする本型は1978年から1983年にかけて造られた大型巡視艇です。

他国の不審船に対応できるよう当時としては高速の30ktを誇っていましたが、現在の不審船に対応するには難しい速度となっています。

また、登場より30年前後が経過しており、老朽化の問題もあり、代替船の手配が急がれます。

現在では15隻が任務に就き、国境付近での取締りの目を光らせていますが、今後も順次引退していく模様です。


データ
兵装 12.7mm単装機銃 1基
速力 30kt
機関 ディーゼル2基 2軸
総トン数 149トン(船舶積量測度法に基づく)


番号 船名 所属 竣工
PC202 きたぐも 第一管区 根室海上保安部 1978年3月16日
PC203 ゆきぐも 第一管区 函館海上保安部 1978年9月27日
PC210 かわぎり 第一管区 釧路海上保安部羅臼海上保安署 1979年7月27日
PC211 とさぎり 第五管区 高知海上保安部 1979年6月26日
PC212 なつづき 第十一管区 石垣海上保安部 1979年7月26日
PC214 にじぐも 第七管区 唐津海上防災基地 1981年1月29日
PC215 たつぐも 第七管区 対馬海上保安部 1981年3月19日
PC216 いせゆき 第四管区 鳥羽海上保安部 1981年2月27日
PC217 いそなみ 第十一管区 名護海上保安部 1981年3月19日
PC218 なごつき 第十一管区 名護海上保安部 1981年1月29日
PC219 やえづき 第十一管区 平良海上保安部 1981年3月19日
PC220 はまゆき 第九管区 七尾海上防災基地 1982年2月16日
PC221 こまゆき 第八管区 香住海上保安部 1982年2月10日
PC222 うみぎり 第二管区 塩釜海上保安部 1983年2月17日
PC223 あさぎり 第八管区 三国海上保安部 1983年2月23日
最終更新:2009年03月31日 20:21