サブタイトル個別 ウルトラQ 第17話


1/8計画
縮小人間/江戸川由利子(カラー)
縮小人間/江戸川由利子(モノクロ)

解説ブックレットより

●ウルトラQ第17話(製作No.9)1966年4月24日放映
●登場宇宙人・怪獣:縮小人間
●政府が奨励する「1/8計画」とは、人間を8分の1に縮小する一種の人口政策であった。由利子は縮小の勧めを断ったのだが…。
●怪獣と同等に扱ってます?でもすごくかわいい!ちょうどこんな色!ちょっと猫背なところもよく似てますね。人間が8分の1になるって、やってものすごく面白かったんですが、こういう展開になるのならもうちょっと絵になる衣裳にしたんですけどね。これは自前なんですよ。これで衣裳合わせに行ったのかもしれないけれど、そしたら「それでいいよ!」って言われたんです。大体そうなんですけどね、ウルトラQは。だから由利ちゃん、この回は珍しくスカートをはいているんですよね。あと靴も。普段はカッターシューズなのにハイヒールですし。1/8計画は円谷一監督が凄く力を入れた作品のひとつですよね。このシーンで私は普通に膝を曲げて座っていただけなのに、映像では縮むにつれて膝が伸びていきますよね。それがすごく不思議で、全然分からなくて、でも誰も教えてくれなかったんですよ(笑)。
江戸川由利子役/桜井浩子さん

補足

●ダイジェスト
「1/8計画第3次募集中」。万城目・一平とドライブをしていた由利子は、その看板に興味を惹かれ会場へと一人足を踏み入れた。そこでは多くの人々がSモデル地区への移住希望の受付に訪れていた。「人間を1/8に縮小する」と聞き、異を唱える由利子だったが、人混みに押され、そのままSモデル地区行きのエレベーターに乗ってしまう。人間縮小機に座った由利子の身体は、見る見る小さくなっていった。
●1/8人間(縮小人間)
Sモデル地区に住む。名前はすべて番号(由利子は103924となりS13地区へ割り当てられた)。受付係の勧誘文句では「国民の三大義務は免除。好きなことをして暮らしてください」。世界各都市でもこの1/8計画は実施されている。


●ケムール人、ガラモンと来た名鑑のQシークレット。まさか次のセレクトがこれとはと、発売当時の名鑑コレクターを驚かせた1/8計画。ただ出来的にどうかと言うとちょっと評価は難しく、実際、人気もQシクレの中では微妙でしょうか。なんかジオラマとして、ちょっと寂しい? 個人的には、カプセル状の縮小機全体が入って、由利子がファイナルコンプ編の巨大フジ隊員位の大きさだったらと思います(でも、そうすると縮小人間じゃなくなっちゃいますが…)。椅子のパイプ部分もできればプラ製にして欲しかったかも。すぐゆがんじゃうんですよね。
●ストーリーは、ぶっちゃけ夢オチなので、つっこんだところでしょーがないんですが。こんな夢を見てしまった由利子さん。その深層心理をフロイト先生ならどう解説してくれるでしょうか? 由利子と万城目は恋愛関係にあると思われますが、シリーズを通して色っぽいシーンは皆無で、夫婦漫才みたいなことばっかりやってます。そんな中で、1/8計画は、由利子の乙女な面を垣間見せてくれる貴重なお話かもしれません。



最終更新:2009年05月16日 13:35