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最終話外伝 終幕G」(2010/10/13 (水) 07:55:56) の最新版変更点

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人には物事に熱中すると周りが見えなく性質がある だがまた人は時に周りを見て自分の居所を探すこともある 誰が探しているのだろうか 自分の場所を 誰が探しているのだろうか 死んでしまった自分を クウとはかつて世界で起きていた天使軍VSモンスターに終戦へと導いた人物である セラとはかつてこのペペンギン クウをサポートしていた人だった レンとはただのんびりと過ごしていた日々から突如抜け出してしまった 抜け出されてしまった哀れなペペンギンである リサとはそんな彼を影で支えていた気が強い少女だった ウツブシとはそれこそ忘れれない存在 レンを拾い救った人だった ーーーーーーーーーー 何がこの結果を招いたのだろうか 誰も望んでないこの結果を ある場所で二人立ちすくんでいた 片方は泣きじゃくり 片方は泣かずその場に立っていた 顔はとても悔しそうだった 彼等の見る方向にはただ黒く漆黒と言ったほうがただしい塊が一つの街を覆っていた 「くくく・・・君が悪いんだ」 その黒い塊の上部にいるラノードが言った 「君が、あの事件のときに逃げなければこの街は破壊せずにすんだ!」 黒いラノード クウはただそう告げた だがそれだけを言うと今回は目撃者を始末しようとはせずクウは空高く飛翔した  事件から約二年がたった リサは散歩をしていた そしてある家の前で立ち止まる そこはついこないだまで幼なじみが住んでいた家 その家を見てもあの事件は思い出すがなぜかもう涙は出てこない 足を動かし近くの公園に行くとウツブシが椅子に座っていた 「あ、リサ。 久しぶりなんだなぁ~」 そういえばこの二年少しも会っていなかった 「久しぶり。 ウツブシ もう二年もあってなかったね」 「もうそんな立つんだな ・・・・レンのことごめんなんだな」 ウツブシが言っているのは多分あのとき瞬間移動ができなかったことだろう あのとき負った傷はリペアパック2000で処置はしたが完全に回復できたわけではなかった 瞬間移動が使えなかったのである 「いいよ。あの時私を庇ってくれたのはウツブシだから」 「ありがとうなんだな そういえばこれからレンの墓参りに行こうと思っていたんだな」 つまり墓参りに共に行こうと誘っているのだろう レンの遺体は見つからなかった 黒い塊が消滅したときレンを探しに行ったがいなかったのである 調査員たちはあの黒い塊に飲み込まれたと話を進めた 結果 墓を作りはしたがそこにレンが埋まっているわけでわない 「そうだね。ウツブシ 行くよ」 墓はこっから歩いたら遠いのでウツブシが乗せてくれた いざ墓の前にたつとやはり悲しみが込み上げてくる 耐え切れずに泣き崩れてしまった 同時刻惑星デゴでは一体のポーンジャーが戦闘を繰り広げていた モンスター狩りではなく悪魔軍との抗戦である ポーンジャーはブースターを噴射し地面を走り敵に高速的に近づくと切り込むことを得意としていた 悪魔軍が撤退したときポーンジャーの姿はラピーへと変わった 「セラ、大丈夫か?怪我はないか?」 ヘリンガルがセラちと呼ばれたラピーに聞いた 「大丈夫。ありがとうジョセフ!」 「どうってことはない。セラが怪我するとクウが怒るからな」 ジョセフは笑いながらセラの背中をバシバシ叩いた 「クウ・・・・あなたを戻すにはコアがなきゃいけないのに・・・!」 セラとジョセフは少々話したあと走って敵地に真っすぐ入って行った いたぞ 侵入者だ! ときこえてくるがその言葉をものともせず突入して行く 切り掛かってきたものはセラが受け止め切り返し 砲撃をしてくる奴にはジョセフが特攻しマニモ爆弾をおとしていく その様子はとてもなかなかのコンビネーションだった 最初に目指した管理室を制圧し管理室で手に入れた地図をたよりに司令部にもぐりこんだ 築かない奴の背後に周りヘッドからボディに繋がっているケーブルで全身の動きを目的としたケーブルだけを切断する こうすることで殺さずに敵を無効かできる ゆえにやられた悪魔軍は話せるが体は動かない状態へとなる 少しの生き地獄だ だが殺されるよりはずっといい じわじわと一人ずつ行動不能にして行くとやっと司令部につく 「やっと見つけた・・・・ジェネシスのコア!」 ジェネシスは悪魔軍の総司令官でありクウにより破壊されたロボであった だが破壊されてもその精神はただ残りいまもどこかを浮遊していた セラはクウがおかしくなった原因としてジェネシスの魂の原因を考えていた そしてその精神を元に戻すにはそいつの心つまりコアが必要なのであった コアは一つのロボットに一つ付いている人の心臓みたいなものであった セラはやっと見つけたコアに触れようとした 直後 バチィ・・・・・ とコアに電気が流れた セラはぎりぎり手を離し感電は免れた 「なっ!なに!?」 すんなりと取れるとも思ってはいないがあまりに警戒が薄かったので気を抜いていた その時 タタタタタタタタ・・・・・・ 銃撃音と同時に弾が飛んできた 当たりそうな弾はビームソードで振り払い華麗にかわしていく 「このままじゃ・・・らちが開かない!」 ジョセフはそういうと敵に特攻を始めた 「ジョセフ!?」 セラは驚きを隠せずに言った 「セラ、そいつをもって早く行け!見た感じあの電気は一回放出すると次に一時間の充電が必要だ!行くなら今しかない!」 そういうと軽々と持ったガトリングガンを連射する 「・・・うん!」 セラはそういうとコアを持ち、空高く飛んでいった 「あれあれ?味方に見捨てられたの?可哀相なことだねぇ」 悪魔軍の一般兵が大きな声でからかってきた 「ふん、生憎だがここで死ぬ気はないんだ。すぐどいてもらうぜ?」 ジョセフはそういうと内部兵器から外部武装までをすべて発射した 「あとはクウに渡せば・・・・!」 空をとびながらぽつりとつぶやいた 「誰に渡すって?」 セラの上の方から声がした 上を向くとそこには黒いラノードが一体浮遊している 「クウ・・・」 セラの口からそいつの名前が零れた 「セラ、君も一緒においでよ。この力は素晴らしい!!ジェネシスが持っていた力はこの世界をそしてなにより自分自身を変えることが出来る素晴らしい力なんだよ。」 クウは楽しそうに語る 「君も味わえばわかるよ。素晴らしさが さ」 クウはセラの手をとろうとした が 「触らないで!!」 セラが声を張り上げて言う 突然の声にクウも驚きを隠せなかった 「あなたはそのジェネシスの力に躍らされ、酔っているだけ!実際その力を手に入れて何が変わったの!?あなたの周りにあった豊かな自然、街は壊され、あんなに笑っていた人々の顔からは感情すら表せれ無い」 セラがそういうとクウは周りを見渡した 地面いっぱいに広がっていた草原は枯れはて 人々が築いた街は壊され すべて何よりクウがやったことだった 「ち・・・違う。僕じゃない・・・・。こんなことをしたのは僕じゃない!!」 クウはそういうと剣を抜いた 「君は天使軍のやつらにそう教えこまされたんだ!何より君の親友の僕がそんなことする訳無いだろ・・・?」 剣を突き付けて弱々しい声でセラに聞く 「まず今のあなたは私の親友じゃない 今の貴方はただの破壊者よ!」 セラがそう答えるとクウはすべてを否定するかの様にセラを突き刺した 「ク・・・・ウ・・・・・」 セラの口から名前が零れた クウは突き刺した剣を抜きセラの頭を持ち耳元で呟いた 君が悪いんだよ と それはとても弱々しい声だった クウはそういうとセラを放した セラの体は地面へと落下し着地時に奇妙な音をたて、それっきり動かなくなった クウは人型からドラゴン型に変形し飛び去って行った 「・・・・人は時に自分が何物かわからなくなる か」 緑色をしたペペンギンが呟いた 彼がいる場所はランタナ村の隠れ里のペペン村 今では人気もなくなりただ荒れ果て、草もボーボーと生えてしまっている始末である 「まさしく俺の様だな。この本の作者はとても鋭いよ」 まるで誰かに返事を求めるかのように彼は呟いた 「ただ覚えていることは・・・」 彼はそういうと少し後ろを見る そこにはコブリンがカッターを振りかぶって切り掛かろうとしていた しかしすぐに真っ二つになり爆発もせずその場に残骸が残る 「戦いだけか」 彼はただ呟いた リサは墓参りからかえってくると家でテレビを見ていた やっていた番組のタイトルは『追跡 消えた英雄の行方』 「全部嘘っぱちよ・・・」 リサはテレビにむかって言った 内容では英雄クウはジェネシスを倒したあと、悪魔軍の残党を倒すためにあちこち飛び回っているというものだった リサはテレビを消すと外に出た ここは生き残ったロボたちが作った隠れ村 悪魔軍には情報も行くはずが無いような人々で作られた質素な村だった でも人々はとても温かかった 年寄りの人に肩を貸すペペンギン 倒れている人を運んであげるマニモ 皆とても幸せそうである 「何で・・・・こんな人々が殺されなくちゃいけ無いの・・・?」 リサは人々を見ていう 「教えてよ・・・・教えてよ・・・レン」 黒いラノードが空を切り裂き、ペペンギンに姿を変えてランタナ村に着地した たまたま通りかかっただけだが少し懐かしい村だった 「ははは・・・・なんか懐かしいね・・・ガレージにいたおじさんまだいるかな?」 そういうとよてよてと歩きながらガレージに向かった モンスター達もクウの気迫には立ち寄る勇気もでないようだ ガレージに着いた だがそこは悪魔軍の爆撃で破壊された状態だった 近くにはロボの亡きがらもちらほら・・・ 「何だ・・・これ。 何だよこれ!!!!!!」 絶叫しているクウの背後に緑のペペンギンが近づく 「うるさいなぁ・・・そこのペンギンさん、そんなもの見てどうするの?」 クウは振り返らずに返答した 「僕の知り合いがここにいたんだ・・・知らないかい?」 声はとても震えていた 「知らない。そしてここにいた奴らは虐殺され今は・・・ほら、君の近くにも転がっているこれと一緒」 そういってそのペペンギンは亡きがらを蹴り飛ばす 「嘘だ・・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!君だな、君が殺したんだな君がああああああああ!!!」 そういってラノードに変形し剣をペペンギンに突き付ける そしてクウは気づいた 「お前は・・・・レン!?」 「レン?誰だそれ?俺はイグリッド、記憶を失い戦うことしか出来ない哀れな存在だよ!!」 イグリッドと名乗るペペンギンは姿を黒いゼロセイバーに変えて剣を払って切り掛かってきた 「っく!」 クウは少し焦りながら回避した 双方とも動きはとてもはやく目では確認出来ないほど素早い動きだった 草は切れ、周りに転がっていた亡きがらもばらばらになる たった30秒で荒れ地とかした 「お前強いな!生きることとは戦うこと!貴様を殺してその体を頂かせてもらうよ!!」 イグリッドは持っていた剣を銃に変形させてクウの体に突き付け発砲した 回避行動が追いつかないクウの体を貫通しクウは地面に横たわった (僕もここでおしまいか・・・僕は一体何をやっていたんだろ。本心ではわかっていた間違いをそのまま行動し最終的に自分を偽り、セラも殺して・・・) 「お前のコア、頂いた」 イグリッドがそういってコアを鷲掴みし奪い取った クウの体は機能停止しそのまま動かなくなった イグリッドはコアを吸収し黒いゼロセイバーの姿からウルフガイと姿を変えた クウの死は悪魔軍全体に伝わった 悪魔軍は司令官を失ったことで行動に無駄が生じはじめた そこを着いた天使軍は簡単に悪魔軍を壊滅した クウを失ってから5日後のことである イグリッドはさらに強いロボを探し、倒したらコアを奪い吸収して行った ペペンギンの姿から出るオーラはとてつもないものであった コアを100揃えると願いが叶う そんな言い伝えもあり、イグリッドはその言い伝えの証明、そして最強を目指してひたすら殺戮を繰り返していた 今いる場所は悪魔軍にも伝わらなかった隠れ村 コアは二日もしないうちに99たまりあと一つというところだった 目の前にいたのはラピー 名前は リサ 「レン・・・?」 「イグリッド、イグリッドだ!!レンじゃない、そんな奴しらない!!」 イグリッドはひたすら否定する 「出会う奴は皆俺をレンと呼ぶ!お前らなんて知らない、俺は障害孤独なペペンギンイグリッドだ!!」 「いえ・・・やっぱりあなたはレンね」 「ふざけるな!!!俺はコアを集め最強の存在となり目障りな物をすべて破壊するんだ!そのために・・・お前も死ね!!」 イグリッドはウルフガイに変形し剣を抜いた 「そう・・・確かに貴方はレンじゃない・・・。」 イグリッドの剣はリサの首元で止まった 「あなたは喋り方、見た目、雰囲気 すべてレンと一緒だけど・・・あなたは私の好きだったレンじゃない!!!」 リサは自分の思いを強く主張した 「っぐ・・・・くは・・・」 イグリッドが突然苦しみ始めた 彼の頭の中にはキングマニモンとラピーと過ごした楽しく、明るい日々が映し出された 皆で楽しく食事をしたこと  「ち・・・ちがう!!おれじゃない!」 全力で否定する 朝寝坊して怒られたこと   「こいつはおれじゃない!!」 頭を抱え横たわりながら否定する 悲しみを感じた時に一緒にないたこと 「おれなんかじゃ・・・」 涙を零しながら否定する              一緒にペイントをしたこと  「うううううううわああああああああああああああ!!!」 イグリッドの体が光98のコアが空を浮遊して行った ウルフガイの見た目はペペンギンに姿を変えた 「やっぱり貴方はいつまでもレンよ・・・」 リサは横たわったレンを抱き寄せた 「リ・・・サ・・・、ごめんな・・・。俺は・・・なにも出来ず・・・ただの破壊者になってしまった・・・」 レンはそれを言ったきり動かなくなった レンのコアが外れた レンのコアも浮遊し、99のコアが揃った リサも含めれば 100である コア一つ一つから光の線が出てきた それぞれは綺麗に重なっていき光の鳥のような見た目になった その鳥は突如名乗った 名前は・・・Cyberstep この世界の監視者にして管理者 問題があったらその箇所を修正する神である cyberstepは問いただした 貴女は何を願う と そしてリサは答えた 『何もかも起こら無かったことにしてほしい』                    4月21日 願を聞いた 時は平成 全てを統一されプレイヤーと名乗る物が現れたC21の世界 人々の記憶からこのことは抹消され、破壊されロボも蘇った 統治者(天使軍司令官)は新たな通貨【Mt(メタル)】を開発 Mtはロボの命を購入できる危険な通貨ではあったが統治者はプレイヤーたちならうまく扱えると信じていた 皆の記憶から消えた小さな紛争 この情報は当時の人々が死に物狂いで石碑として残していた 誰が特にこんな物語のような話を信じているわけでもないが 今もどこかで過去に世界を救った英雄のペペンギン達の武勇伝はどこかで語り継がれている ――――― ペペンギンの旅 Fin
人には物事に熱中すると周りが見えなく性質がある だがまた人は時に周りを見て自分の居所を探すこともある 誰が探しているのだろうか 自分の場所を 誰が探しているのだろうか 死んでしまった自分を クウとはかつて世界で起きていた天使軍VSモンスターに終戦へと導いた人物である セラとはかつてこのペペンギン クウをサポートしていた人だった レンとはただのんびりと過ごしていた日々から突如抜け出してしまった 抜け出されてしまった哀れなペペンギンである リサとはそんな彼を影で支えていた気が強い少女だった ウツブシとはそれこそ忘れれない存在 レンを拾い救った人だった ーーーーーーーーーー 何がこの結果を招いたのだろうか 誰も望んでないこの結果を ある場所で二人立ちすくんでいた 片方は泣きじゃくり 片方は泣かずその場に立っていた 顔はとても悔しそうだった 彼等の見る方向にはただ黒く漆黒と言ったほうがただしい塊が一つの街を覆っていた 「くくく・・・君が悪いんだ」 その黒い塊の上部にいるラノードが言った 「君が、あの事件のときに逃げなければこの街は破壊せずにすんだ!」 黒いラノード クウはただそう告げた だがそれだけを言うと今回は目撃者を始末しようとはせずクウは空高く飛翔した  事件から約二年がたった リサは散歩をしていた そしてある家の前で立ち止まる そこはついこないだまで幼なじみが住んでいた家 その家を見てもあの事件は思い出すがなぜかもう涙は出てこない 足を動かし近くの公園に行くとウツブシが椅子に座っていた 「あ、リサ。 久しぶりなんだなぁ~」 そういえばこの二年少しも会っていなかった 「久しぶり。 ウツブシ もう二年もあってなかったね」 「もうそんな立つんだな ・・・・レンのことごめんなんだな」 ウツブシが言っているのは多分あのとき瞬間移動ができなかったことだろう あのとき負った傷はリペアパック2000で処置はしたが完全に回復できたわけではなかった 瞬間移動が使えなかったのである 「いいよ。あの時私を庇ってくれたのはウツブシだから」 「ありがとうなんだな そういえばこれからレンの墓参りに行こうと思っていたんだな」 つまり墓参りに共に行こうと誘っているのだろう レンの遺体は見つからなかった 黒い塊が消滅したときレンを探しに行ったがいなかったのである 調査員たちはあの黒い塊に飲み込まれたと話を進めた 結果 墓を作りはしたがそこにレンが埋まっているわけでわない 「そうだね。ウツブシ 行くよ」 墓はこっから歩いたら遠いのでウツブシが乗せてくれた いざ墓の前にたつとやはり悲しみが込み上げてくる 耐え切れずに泣き崩れてしまった 同時刻惑星デゴでは一体のポーンジャーが戦闘を繰り広げていた モンスター狩りではなく悪魔軍との抗戦である ポーンジャーはブースターを噴射し地面を走り敵に高速的に近づくと切り込むことを得意としていた 悪魔軍が撤退したときポーンジャーの姿はラピーへと変わった 「セラ、大丈夫か?怪我はないか?」 ヘリンガルがセラちと呼ばれたラピーに聞いた 「大丈夫。ありがとうジョセフ!」 「どうってことはない。セラが怪我するとクウが怒るからな」 ジョセフは笑いながらセラの背中をバシバシ叩いた 「クウ・・・・あなたを戻すにはコアがなきゃいけないのに・・・!」 セラとジョセフは少々話したあと走って敵地に真っすぐ入って行った いたぞ 侵入者だ! ときこえてくるがその言葉をものともせず突入して行く 切り掛かってきたものはセラが受け止め切り返し 砲撃をしてくる奴にはジョセフが特攻しマニモ爆弾をおとしていく その様子はとてもなかなかのコンビネーションだった 最初に目指した管理室を制圧し管理室で手に入れた地図をたよりに司令部にもぐりこんだ 築かない奴の背後に周りヘッドからボディに繋がっているケーブルで全身の動きを目的としたケーブルだけを切断する こうすることで殺さずに敵を無効かできる ゆえにやられた悪魔軍は話せるが体は動かない状態へとなる 少しの生き地獄だ だが殺されるよりはずっといい じわじわと一人ずつ行動不能にして行くとやっと司令部につく 「やっと見つけた・・・・ジェネシスのコア!」 ジェネシスは悪魔軍の総司令官でありクウにより破壊されたロボであった だが破壊されてもその精神はただ残りいまもどこかを浮遊していた セラはクウがおかしくなった原因としてジェネシスの魂の原因を考えていた そしてその精神を元に戻すにはそいつの心つまりコアが必要なのであった コアは一つのロボットに一つ付いている人の心臓みたいなものであった セラはやっと見つけたコアに触れようとした 直後 バチィ・・・・・ とコアに電気が流れた セラはぎりぎり手を離し感電は免れた 「なっ!なに!?」 すんなりと取れるとも思ってはいないがあまりに警戒が薄かったので気を抜いていた その時 タタタタタタタタ・・・・・・ 銃撃音と同時に弾が飛んできた 当たりそうな弾はビームソードで振り払い華麗にかわしていく 「このままじゃ・・・らちが開かない!」 ジョセフはそういうと敵に特攻を始めた 「ジョセフ!?」 セラは驚きを隠せずに言った 「セラ、そいつをもって早く行け!見た感じあの電気は一回放出すると次に一時間の充電が必要だ!行くなら今しかない!」 そういうと軽々と持ったガトリングガンを連射する 「・・・うん!」 セラはそういうとコアを持ち、空高く飛んでいった 「あれあれ?味方に見捨てられたの?可哀相なことだねぇ」 悪魔軍の一般兵が大きな声でからかってきた 「ふん、生憎だがここで死ぬ気はないんだ。すぐどいてもらうぜ?」 ジョセフはそういうと内部兵器から外部武装までをすべて発射した 「あとはクウに渡せば・・・・!」 空をとびながらぽつりとつぶやいた 「誰に渡すって?」 セラの上の方から声がした 上を向くとそこには黒いラノードが一体浮遊している 「クウ・・・」 セラの口からそいつの名前が零れた 「セラ、君も一緒においでよ。この力は素晴らしい!!ジェネシスが持っていた力はこの世界をそしてなにより自分自身を変えることが出来る素晴らしい力なんだよ。」 クウは楽しそうに語る 「君も味わえばわかるよ。素晴らしさが さ」 クウはセラの手をとろうとした が 「触らないで!!」 セラが声を張り上げて言う 突然の声にクウも驚きを隠せなかった 「あなたはそのジェネシスの力に躍らされ、酔っているだけ!実際その力を手に入れて何が変わったの!?あなたの周りにあった豊かな自然、街は壊され、あんなに笑っていた人々の顔からは感情すら表せれ無い」 セラがそういうとクウは周りを見渡した 地面いっぱいに広がっていた草原は枯れはて 人々が築いた街は壊され すべて何よりクウがやったことだった 「ち・・・違う。僕じゃない・・・・。こんなことをしたのは僕じゃない!!」 クウはそういうと剣を抜いた 「君は天使軍のやつらにそう教えこまされたんだ!何より君の親友の僕がそんなことする訳無いだろ・・・?」 剣を突き付けて弱々しい声でセラに聞く 「まず今のあなたは私の親友じゃない 今の貴方はただの破壊者よ!」 セラがそう答えるとクウはすべてを否定するかの様にセラを突き刺した 「ク・・・・ウ・・・・・」 セラの口から名前が零れた クウは突き刺した剣を抜きセラの頭を持ち耳元で呟いた 君が悪いんだよ と それはとても弱々しい声だった クウはそういうとセラを放した セラの体は地面へと落下し着地時に奇妙な音をたて、それっきり動かなくなった クウは人型からドラゴン型に変形し飛び去って行った 「・・・・人は時に自分が何物かわからなくなる か」 緑色をしたペペンギンが呟いた 彼がいる場所はランタナ村の隠れ里のペペン村 今では人気もなくなりただ荒れ果て、草もボーボーと生えてしまっている始末である 「まさしく俺の様だな。この本の作者はとても鋭いよ」 まるで誰かに返事を求めるかのように彼は呟いた 「ただ覚えていることは・・・」 彼はそういうと少し後ろを見る そこにはコブリンがカッターを振りかぶって切り掛かろうとしていた しかしすぐに真っ二つになり爆発もせずその場に残骸が残る 「戦いだけか」 彼はただ呟いた リサは墓参りからかえってくると家でテレビを見ていた やっていた番組のタイトルは『追跡 消えた英雄の行方』 「全部嘘っぱちよ・・・」 リサはテレビにむかって言った 内容では英雄クウはジェネシスを倒したあと、悪魔軍の残党を倒すためにあちこち飛び回っているというものだった リサはテレビを消すと外に出た ここは生き残ったロボたちが作った隠れ村 悪魔軍には情報も行くはずが無いような人々で作られた質素な村だった でも人々はとても温かかった 年寄りの人に肩を貸すペペンギン 倒れている人を運んであげるマニモ 皆とても幸せそうである 「何で・・・・こんな人々が殺されなくちゃいけ無いの・・・?」 リサは人々を見ていう 「教えてよ・・・・教えてよ・・・レン」 黒いラノードが空を切り裂き、ペペンギンに姿を変えてランタナ村に着地した たまたま通りかかっただけだが少し懐かしい村だった 「ははは・・・・なんか懐かしいね・・・ガレージにいたおじさんまだいるかな?」 そういうとよてよてと歩きながらガレージに向かった モンスター達もクウの気迫には立ち寄る勇気もでないようだ ガレージに着いた だがそこは悪魔軍の爆撃で破壊された状態だった 近くにはロボの亡きがらもちらほら・・・ 「何だ・・・これ。 何だよこれ!!!!!!」 絶叫しているクウの背後に緑のペペンギンが近づく 「うるさいなぁ・・・そこのペンギンさん、そんなもの見てどうするの?」 クウは振り返らずに返答した 「僕の知り合いがここにいたんだ・・・知らないかい?」 声はとても震えていた 「知らない。そしてここにいた奴らは虐殺され今は・・・ほら、君の近くにも転がっているこれと一緒」 そういってそのペペンギンは亡きがらを蹴り飛ばす 「嘘だ・・・・嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!君だな、君が殺したんだな君がああああああああ!!!」 そういってラノードに変形し剣をペペンギンに突き付ける そしてクウは気づいた 「お前は・・・・リオ!?」 「リオ?誰だそれ?俺はイグリッド、記憶を失い戦うことしか出来ない哀れな存在だよ!!」 イグリッドと名乗るペペンギンは姿を黒いゼロセイバーに変えて剣を払って切り掛かってきた 「っく!」 クウは少し焦りながら回避した 双方とも動きはとてもはやく目では確認出来ないほど素早い動きだった 草は切れ、周りに転がっていた亡きがらもばらばらになる たった30秒で荒れ地とかした 「お前強いな!生きることとは戦うこと!貴様を殺してその体を頂かせてもらうよ!!」 イグリッドは持っていた剣を銃に変形させてクウの体に突き付け発砲した 回避行動が追いつかないクウの体を貫通しクウは地面に横たわった (僕もここでおしまいか・・・僕は一体何をやっていたんだろ。本心ではわかっていた間違いをそのまま行動し最終的に自分を偽り、セラも殺して・・・) 「お前のコア、頂いた」 イグリッドがそういってコアを鷲掴みし奪い取った クウの体は機能停止しそのまま動かなくなった イグリッドはコアを吸収し黒いゼロセイバーの姿からウルフガイと姿を変えた クウの死は悪魔軍全体に伝わった 悪魔軍は司令官を失ったことで行動に無駄が生じはじめた そこを着いた天使軍は簡単に悪魔軍を壊滅した クウを失ってから5日後のことである イグリッドはさらに強いロボを探し、倒したらコアを奪い吸収して行った ペペンギンの姿から出るオーラはとてつもないものであった コアを100揃えると願いが叶う そんな言い伝えもあり、イグリッドはその言い伝えの証明、そして最強を目指してひたすら殺戮を繰り返していた 今いる場所は悪魔軍にも伝わらなかった隠れ村 コアは二日もしないうちに99たまりあと一つというところだった 目の前にいたのはラピー 名前は リサ 「レン・・・?」 「イグリッド、イグリッドだ!!レンじゃない、そんな奴しらない!!」 イグリッドはひたすら否定する 「出会う奴は皆俺をレンやリオと呼ぶ!お前らなんて知らない、俺は生涯孤独なペペンギンイグリッドだ!!」 「いえ・・・やっぱりあなたはレンね」 「ふざけるな!!!俺はコアを集め最強の存在となり目障りな物をすべて破壊するんだ!そのために・・・お前も死ね!!」 イグリッドはウルフガイに変形し剣を抜いた 「そう・・・確かに貴方はレンじゃない・・・。」 イグリッドの剣はリサの首元で止まった 「あなたは喋り方、見た目、雰囲気 すべてレンと一緒だけど・・・あなたは私の好きだったレンじゃない!!!」 リサは自分の思いを強く主張した 「っぐ・・・・くは・・・」 イグリッドが突然苦しみ始めた 彼の頭の中にはキングマニモンとラピーと過ごした楽しく、明るい日々が映し出された 皆で楽しく食事をしたこと  「ち・・・ちがう!!おれじゃない!」 全力で否定する 朝寝坊して怒られたこと   「こいつはおれじゃない!!」 頭を抱え横たわりながら否定する 悲しみを感じた時に一緒にないたこと 「おれなんかじゃ・・・」 涙を零しながら否定する              一緒にペイントをしたこと  「うううううううわああああああああああああああ!!!」 イグリッドの体が光98のコアが空を浮遊して行った ウルフガイの見た目はペペンギンに姿を変えた 「やっぱり貴方はいつまでもレンよ・・・」 リサは横たわったレンを抱き寄せた 「リ・・・サ・・・、ごめんな・・・。俺は・・・なにも出来ず・・・ただの破壊者になってしまった・・・」 レンはそれを言ったきり動かなくなった レンのコアが外れた レンのコアも浮遊し、99のコアが揃った リサも含めれば 100である コア一つ一つから光の線が出てきた それぞれは綺麗に重なっていき光の鳥のような見た目になった その鳥は突如名乗った 名前は・・・Cyberstep この世界の監視者にして管理者 問題があったらその箇所を修正する神である cyberstepは問いただした 貴女は何を願う と そしてリサは答えた 『何もかも起こら無かったことにしてほしい』                    4月21日 願を聞いた 時は平成 全てを統一されプレイヤーと名乗る物が現れたC21の世界 人々の記憶からこのことは抹消され、破壊されロボも蘇った 統治者(天使軍司令官)は新たな通貨【Mt(メタル)】を開発 Mtはロボの命を購入できる危険な通貨ではあったが統治者はプレイヤーたちならうまく扱えると信じていた 皆の記憶から消えた小さな紛争 この情報は当時の人々が死に物狂いで石碑として残していた 誰が特にこんな物語のような話を信じているわけでもないが 今もどこかで過去に世界を救った英雄のペペンギン達の武勇伝はどこかで語り継がれている ――――― ペペンギンの旅 Fin

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