「わいらは、悪魔軍や。」
確かにその謎のロボはそういった。
「悪魔軍・・・。」
クウとセラは聞いた
「悪魔と天使は対立しているんですか?」
「そや、わいらは天使軍と戦っとるんや」
「まあ、わいらは数で負けとるやさかい、苦戦しとるけどな」
「さっきの攻撃も天使軍を狙って奇襲したんやけど・・・、まさか宇宙港からモンスターが出てくるとは思わんかったわ。」
「あ、わいは、デルダーのゲイルや、よろしくな~」
ゲイル、と名乗った悪魔軍はそう語った
「悪魔軍・・・・・、天使軍と対立・・・・・・。」
クウはそういい、
「天使軍と戦っているなら、僕も入れてください!!」
「クウ正気!?」
「お前正気か?天使軍相手に、モンスターの力は無に等しいんやで?」
「でも、僕は、父さんと母さんの敵を討ちたい・・・。」
クウはそう必死に伝えた
「・・・・よっしゃ、そこまで必死に言われたら、断る理由も無い、付いてきや。」
「セラ、君は元の国へ帰ってくれ・・・。」
「え?」
「君は僕の戦いに巻き込みたくない・・。」
「・・・・。」

深い沈黙が続いた・・・・・。

「わかった・・・・。」
セラはそう答えた。
「でも帰るにも、帰り方が分からない・・・。」
「ほな、帰りの方法なら教えてやるわ、その建物の中のシャトルに乗ればええ、デゴへ行けるはずや。」
「デゴ?」
クウはそう言った
「おまいさんたちの故郷は極寒の惑星デゴで間違いない。」

「ありがとう、・・・ゲイルさん・・・またね・・・クウ・・・。」
そう言い残して、セラは建物に走っていった。
最終更新:2008年04月17日 18:49