―――悪魔軍基地――――
クウが見た悪魔軍基地はまるで廃墟のようだった。
「悪魔軍基地って、こんな感じなんですか・・・?」
クウは疑問を口にした
「いや、わいらの基地は、こんな廃墟では、ないはずや・・・・」
ゲイルが答えたあとすぐに

「おーい、大丈夫ですか~?」
デルピンガーが叫びながら走ってきた
「おい、レイ、何があったんや?」
ゲイルが問い詰めた
「ゲイル殿、生きてらっしゃいましたか・・。」
レイ、と呼ばれた悪魔軍ロボが答えた
「天使軍の奇襲攻撃です。基地に居た者の中約290名が破壊され、生存者は10名程度です・・・。」
「なんやと・・・・」

「天使軍・・・・。」
そうクウはつぶやいた。

クウの存在に気づいていないレイは続けた
「現在、見つかっている生存者はデルピン8名、デルピンガー私を含め2名です。」

「天使軍は今どこらへんにいるんや?」
「多分ソルシティに、帰還したと思われます。」

「ゲイル殿!!僕を、敵討ちに行かせてください!!」
レイがそういった。
「でもなぁ・・・・人数が少なすぎるで・・・。」

「例の機械を使います。」
「『コマンドー・システム』かい・・・」

「こまんどーしすてむ?」
クウはそう聞いた

レイはクウの存在に気づき
「あれ?こんなところにモンスターが・・ゲイル殿このモンスターはなんですか?」
「ああ、すっかり忘れとった、天使軍への復讐に燃えるペペンギン、クウや。」

「コマンドーシステムって何?」
クウは聞いた
「コマンドーシステムっちゅうもんは天使軍から奪い取った技術の一つで、簡単に言えば、変形やな・・」
「変形?」
「せや、たとえば、お前がこれを搭載したならば、お前が強力なロボに変形できるっちゅうわけや。」
「だが、誰も使ったことが無いから今つけるのは危険です・・」
レイがそういった

クウは言った
「じゃあ、僕がテストするよ。」
最終更新:2008年04月17日 18:50