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EUR57-002-2006 ユスフ・カディル・トフティさんら、拷問・隔離拘禁・死刑の懸念」(2007/06/04 (月) 00:29:34) の最新版変更点

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累計アクセス数=&counter(); 今日のアクセス数=&counter(today); 昨日のアクセス数=&counter(yesterday) ---- EUR57/002/2006 送還されたユスフ・カディル・トフティさんら、拷問・隔離拘禁・死刑の懸念 ---- このページの内容一覧 #contents ---- * 事案の概要 ユスフ・カディル・トフティ(Yusuf Kadir Tohti、托蒂)さんとアブドゥカディル・シディク(Abdukadir Sidik、西迪克)さんは、中国の新疆ウイグル自治区出身だが、[2006年]5月10日にカザフスタンから中国に強制送還され、隔離拘禁されている。二人は、拷問や虐待など深刻な人権侵害の危険にあり、さらに「犯罪」が「深刻」だと見なされると、死刑の可能性もある。 カザフスタン当局は、二人をカザフスタンのアルマティから中国のウルムチに送還した。アルマティの特別行政裁判所で二人が滞在の規定に違反したとの決定が下ったためである。 報告によると、ユスフ・カディル・トフティさんは、1996年に中国からカザフスタンに逃げ、2006年3月8日にカザフスタン当局に逮捕されたとのことである。中国当局は、彼を「分離主義」で起訴し、逃亡犯人引渡しを要求したという。アブドゥカディル・シディクさんは1999年に新疆から亡命した。中国当局の少数民族政策、特に、ウイグル人が産める子どもの数を制限する家族計画政策の実施に公然と抗議した後である。彼は、国境を不法に越えたとしてカザフスタン当局に起訴され、6か月の服役に科せられた。 * 背景情報 数年来、アムネスティ・インターナショナルには、中国のウイグル人がカザフスタンなどの中央アジアをはじめとする隣国から強制送還されるケースの報告が増えている。最近のケースでは、強制送還された人が、拷問や不公正な裁判、さらには死刑などの深刻な人権侵害の対象とされているという報告もある。 中国当局は、新疆の「三悪勢力」、すなわち「分離主義者・テロリスト・宗教過激派」の取締りを強化してきたが、それはウイグル地域社会に広範囲に深刻な人権侵害を引き起こし、多くの人が亡命するきっかけとなった。 中国では死刑の適用範囲が広く、また独断的に使われることも多い。入手可能な公的報告書から、アムネスティは2005年に3,900 人に死刑判決が下され、少なくとも1,770人が処刑されたと推測する。「国家機密」とされる実数は、はるかに多いと思われる。中国の法律の専門家が処刑実数は年間およそ8,000だと最近述べたという。アムネスティの記録には、新疆でウイグル人が「分離主義」活動や「テロリスト」活動の容疑で死刑判決を受け、執行されたケースがいくつかある。 * アクション(嘆願書の書き方) 2006年8月8日以後に手書きをなさりたい方は、サイト主宰者までお問い合わせください。 //**中国当局宛て // *** 嘆願書例文 //請  願  書 //          年   月 日 //[2006年]5月10日に哈薩克斯坦(カザフスタン)から強制送還され、隔離拘禁されている維吾尓(ウイグル)族の托蒂(Yusuf Kadir Tohti)さんと西迪克(Abdukadir Sidik)さんの安全に深い憂慮を表明いたします。 //人道的見地に基づき、以下の事を要求いたします。 //二人の所在地を公表してください。 //二人の安全を保障し、彼らが選んだ弁護士(律師)や家族との面会を許可してください。 //二人が拘禁中に人道的に処遇されるよう保障し、拷問や虐待の対象となること無く、死刑判決を受けたり処刑(処死)されたりすることも無いよう保障してください。 //国際的に認められる犯罪の容疑が無い限り、二人を即時に釋放してください。 //  敬白 //  署名(簽名): // //*** <宛て先> //****(中国首相) //中国 100032 //北京市 西黄城根北街9 国務院 //温家宝 総理 收 //Eメール: gazette@mail.gov.cn //ファックス: +86 10 65961109 //もしくは2260(中国外交部部長様方) // //****(新疆ウイグル自治区主席) //中国 830041 //烏魯木齊 市 //中山路2 //新疆維吾爾自治区人民政府 //司馬義・鉄力瓦爾地(Ismail Tiliwaldi)主席 收 //メール: master@xinjiang.gov.cn //**カザフスタン当局宛て //*** 嘆願書例文 //Dear President NAZARBAEV //I’m writing to you to express my deep concern for the safety of Yusuf Kadir Tohti and Abdukadir Sidik who are being held in incommunicado detention detention in China after being forcibly returned from Kazakhstan on 10 May, in contravention of the principle of non-refoulement, which prohibits the return in any manner whatsoever of any person to a situation where they would be at risk of torture, persecution or other forms of ill-treatment or punishment. //I respectfully urge you, on humanitarian grounds, to end the forcible return of any person to a country where they are at risk of serious human rights abuses, in accordance with Kazakhstan’s international obligations, and to request from the Chinese authorities information about the men’s whereabouts and their well-being and to provide you with such information. //Yours sincerely // Signature: // //(大意) //「ナザルバエフ大統領閣下; // 5月10日に強制送還されたユスフ・カディル・トフティさんとアブドゥカディル・シディクさんの身の安全に深い懸念を表明いたします。彼らを送還したことは、拷問や迫害、その他の虐待や刑罰の危険がある状況へ、いかなることがあっても、いかなる人をも、いかなる方法でも送還してはいけないとする、ノン・ルフールマンの原則に違反します。 //人道的見地と貴国の国際的責務にしたがって、深刻な人権侵害の危険のある国への強制送還を停止してください。 //ユスフ・カディル・トフティさんとアブドゥカディル・シディクさんの所在と健康に関する情報を提供するよう中国当局に要求してください。 敬白。署名」 // //*** <宛て先> //****(カザフスタン大統領ナザルバエフ氏) //Kazakhstan, 473000, //Astana, ul. Beybitshilik 11, //Prezidentu NAZARBAEVU N. //ファックス:+7 3172 32 40 89 //Eメール:大統領ウェブサイト経由: http://www.akorda.kz/page.php?page_id=185&lang=2 // //****(カザフスタン国家保安委員会長官) //宛名:Kazakhstan, Astana, //ul. Kenesary 97/98, //Komitet natsionalnoi bezopasnosti, Predsedatelyu //ファックス:+7 3172 32 80 50 // //(アムネスティ緊急行動文書、UA100/06、EUR57/002/2006、2006年6月27日 //『カザフスタン/中国:強制送還・拷問・死刑・隔離拘禁:ユスフ・カディル・トフティとアブドゥカディル・シディク』 http://web.amnesty.org/library/Index/ENGEUR570022006?open&of=ENG-CHN より、アムネスティ大阪UAセンター作成の和文を基とす。 * 本文書の先行文書: 英語原文 http://web.amnesty.org/library/Index/ENGEUR570012006?open&of=ENG-KAZ 和訳 http://www10.atwiki.jp/ai-kunitati/pages/14.html ----
2007年6月3日以降の累計アクセス数=&counter(); 今日のアクセス数=&counter(today); 昨日のアクセス数=&counter(yesterday) ---- EUR57/002/2006 送還されたユスフ・カディル・トフティさんら、拷問・隔離拘禁・死刑の懸念 ---- このページの内容一覧 #contents ---- * 事案の概要 ユスフ・カディル・トフティ(Yusuf Kadir Tohti、托蒂)さんとアブドゥカディル・シディク(Abdukadir Sidik、西迪克)さんは、中国の新疆ウイグル自治区出身だが、[2006年]5月10日にカザフスタンから中国に強制送還され、隔離拘禁されている。二人は、拷問や虐待など深刻な人権侵害の危険にあり、さらに「犯罪」が「深刻」だと見なされると、死刑の可能性もある。 カザフスタン当局は、二人をカザフスタンのアルマティから中国のウルムチに送還した。アルマティの特別行政裁判所で二人が滞在の規定に違反したとの決定が下ったためである。 報告によると、ユスフ・カディル・トフティさんは、1996年に中国からカザフスタンに逃げ、2006年3月8日にカザフスタン当局に逮捕されたとのことである。中国当局は、彼を「分離主義」で起訴し、逃亡犯人引渡しを要求したという。アブドゥカディル・シディクさんは1999年に新疆から亡命した。中国当局の少数民族政策、特に、ウイグル人が産める子どもの数を制限する家族計画政策の実施に公然と抗議した後である。彼は、国境を不法に越えたとしてカザフスタン当局に起訴され、6か月の服役に科せられた。 * 背景情報 数年来、アムネスティ・インターナショナルには、中国のウイグル人がカザフスタンなどの中央アジアをはじめとする隣国から強制送還されるケースの報告が増えている。最近のケースでは、強制送還された人が、拷問や不公正な裁判、さらには死刑などの深刻な人権侵害の対象とされているという報告もある。 中国当局は、新疆の「三悪勢力」、すなわち「分離主義者・テロリスト・宗教過激派」の取締りを強化してきたが、それはウイグル地域社会に広範囲に深刻な人権侵害を引き起こし、多くの人が亡命するきっかけとなった。 中国では死刑の適用範囲が広く、また独断的に使われることも多い。入手可能な公的報告書から、アムネスティは2005年に3,900 人に死刑判決が下され、少なくとも1,770人が処刑されたと推測する。「国家機密」とされる実数は、はるかに多いと思われる。中国の法律の専門家が処刑実数は年間およそ8,000だと最近述べたという。アムネスティの記録には、新疆でウイグル人が「分離主義」活動や「テロリスト」活動の容疑で死刑判決を受け、執行されたケースがいくつかある。 * アクション(嘆願書の書き方) 2006年8月8日以後に手書きをなさりたい方は、サイト主宰者までお問い合わせください。 //**中国当局宛て // *** 嘆願書例文 //請  願  書 //          年   月 日 //[2006年]5月10日に哈薩克斯坦(カザフスタン)から強制送還され、隔離拘禁されている維吾尓(ウイグル)族の托蒂(Yusuf Kadir Tohti)さんと西迪克(Abdukadir Sidik)さんの安全に深い憂慮を表明いたします。 //人道的見地に基づき、以下の事を要求いたします。 //二人の所在地を公表してください。 //二人の安全を保障し、彼らが選んだ弁護士(律師)や家族との面会を許可してください。 //二人が拘禁中に人道的に処遇されるよう保障し、拷問や虐待の対象となること無く、死刑判決を受けたり処刑(処死)されたりすることも無いよう保障してください。 //国際的に認められる犯罪の容疑が無い限り、二人を即時に釋放してください。 //  敬白 //  署名(簽名): // //*** <宛て先> //****(中国首相) //中国 100032 //北京市 西黄城根北街9 国務院 //温家宝 総理 收 //Eメール: gazette@mail.gov.cn //ファックス: +86 10 65961109 //もしくは2260(中国外交部部長様方) // //****(新疆ウイグル自治区主席) //中国 830041 //烏魯木齊 市 //中山路2 //新疆維吾爾自治区人民政府 //司馬義・鉄力瓦爾地(Ismail Tiliwaldi)主席 收 //メール: master@xinjiang.gov.cn //**カザフスタン当局宛て //*** 嘆願書例文 //Dear President NAZARBAEV //I’m writing to you to express my deep concern for the safety of Yusuf Kadir Tohti and Abdukadir Sidik who are being held in incommunicado detention detention in China after being forcibly returned from Kazakhstan on 10 May, in contravention of the principle of non-refoulement, which prohibits the return in any manner whatsoever of any person to a situation where they would be at risk of torture, persecution or other forms of ill-treatment or punishment. //I respectfully urge you, on humanitarian grounds, to end the forcible return of any person to a country where they are at risk of serious human rights abuses, in accordance with Kazakhstan’s international obligations, and to request from the Chinese authorities information about the men’s whereabouts and their well-being and to provide you with such information. //Yours sincerely // Signature: // //(大意) //「ナザルバエフ大統領閣下; // 5月10日に強制送還されたユスフ・カディル・トフティさんとアブドゥカディル・シディクさんの身の安全に深い懸念を表明いたします。彼らを送還したことは、拷問や迫害、その他の虐待や刑罰の危険がある状況へ、いかなることがあっても、いかなる人をも、いかなる方法でも送還してはいけないとする、ノン・ルフールマンの原則に違反します。 //人道的見地と貴国の国際的責務にしたがって、深刻な人権侵害の危険のある国への強制送還を停止してください。 //ユスフ・カディル・トフティさんとアブドゥカディル・シディクさんの所在と健康に関する情報を提供するよう中国当局に要求してください。 敬白。署名」 // //*** <宛て先> //****(カザフスタン大統領ナザルバエフ氏) //Kazakhstan, 473000, //Astana, ul. Beybitshilik 11, //Prezidentu NAZARBAEVU N. //ファックス:+7 3172 32 40 89 //Eメール:大統領ウェブサイト経由: http://www.akorda.kz/page.php?page_id=185&lang=2 // //****(カザフスタン国家保安委員会長官) //宛名:Kazakhstan, Astana, //ul. Kenesary 97/98, //Komitet natsionalnoi bezopasnosti, Predsedatelyu //ファックス:+7 3172 32 80 50 // //(アムネスティ緊急行動文書、UA100/06、EUR57/002/2006、2006年6月27日 //『カザフスタン/中国:強制送還・拷問・死刑・隔離拘禁:ユスフ・カディル・トフティとアブドゥカディル・シディク』 http://web.amnesty.org/library/Index/ENGEUR570022006?open&of=ENG-CHN より、アムネスティ大阪UAセンター作成の和文を基とす。 * 本文書の先行文書: 英語原文 http://web.amnesty.org/library/Index/ENGEUR570012006?open&of=ENG-KAZ 和訳 http://www10.atwiki.jp/ai-kunitati/pages/14.html ----

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