世界の人々の人権のために EUR 57-001-2006 新疆ウイグルのユスフ・カーディル・トフティ氏ら、強制送還/拷問/死刑の恐れ


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UAナンバー:UA100/06
国際事務局発信日:2006年4月25日
AI INDEX:EUR 57/001/2006
  • 期限:6月6日
  • 国名:カザフスタン/中国
  • ケース:強制送還/拷問/死刑


このページの内容一覧


対象者:

  • ユスフ・カディル・トーティ(エルダガンとしても知られる、男性、35歳)
  • アブドゥカディル・シディク(男性、30歳)

事案の概要

上記の2人のウイグル人は、2006年3月ごろからカザフスタンに拘束されている。2人とも中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区の出身である。中国当局は2人の身柄引き渡しを要求しているという。2人はもし中国に戻ることになれば、拷問、虐待、さらには「重罪」であれば、死刑といった深刻な人権侵害にさらされるだろう。

ユスフ・カディル・トーティ氏は1996年に中国からカザフスタンに亡命したといわれる。氏はカザフスタンで宗教教師となった。氏はまた2006年3月8日にカザフスタン当局に逮捕されたという。中国当局は氏を「分離主義者」として身柄引き渡しを要求しているという。

アブドゥカディル・シディク氏は、1999年に中国当局の少数民族に対する方針(特にウイグル人に対する家族生育制限(子どもの制限)の強制政策)に公然と抵抗する運動に参加したのち、新疆ウイグル自治区から亡命した。氏はまた男性に課されている45日が上限といわれている国家が強制する労働の厳しい労働条件に対しても反対の意を表したという。伝えられるところによれば、氏は政治活動と政治的な意見に関連して2ヶ月拘束されていたという。釈放後、アブドゥカディル・シディク氏は、ある地元当局者に対する異議の申し立てを行なったという。

申し立て後、その当局者は氏の家に来て氏を殴打し、さらなる刑罰の脅迫もしたという。この事件後、アブドゥカディル・シディク氏は身の安全を懸念して中国から亡命し、国境越えのときにカザフスタン国境管理所で拘束されたという。氏はカザフスタン当局に不法越境で告発され、6ヶ月の刑を言い渡された。

背景情報

中国当局は新疆ウイグル自治区において「分離主義者、テロリスト、および宗教過激派」の「三悪勢力」の取り締まりをはじめている。このことは、新疆ウイグル自治区での深刻で広範な人権侵害をもたらしてきた。その結果、多くの亡命者を出している。取り締まり活動は2001年9月11日のアメリカでの事件以降、国際的な「テロに対する戦争」を口実に中国でさらに強化された。

数年来、アムネスティ・インターナショナルは、カザフスタンといった中央アジアを含む中国の近隣諸国から強制送還されるウイグル人増加を注視してきた。最近の事例では、送還された者は、拷問、不公平裁判、さらには死刑をも含む深刻な人権侵害に直面してきたという。

中国では大々的に、そしてしばしば恣意的に死刑が宣告されてきた。入手可能な公的報告によれば、アムネスティ・インターナショナルは2005年に少なくとも1770人が処刑され、3900人が死刑の宣告を受けていると予測している。本当の数字は、「国家機密」とされているが、さらに多いと考えられる。中国の法律家によれば、1年で処刑される本当の数字はおよそ8000人だという。近年、アムネスティ・インターナショナルは、何人かのウイグル人が「分離主義者」あるいは「テロリスト」運動に関わったとして、新疆ウイグル自治区で死刑を宣告され、処刑されていることを文書で示してきた。

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