世界の人々の人権のために UA 271-05 盲人人権擁護活動家=陳光誠さん、拷問・虐待の恐れ


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陳光誠さんの画像へのリンク

『大紀元』2005年9月10日より
http://www.epochtimes.com.tw/bt/5/9/10/n1047998.htm

文書「UA 271/05陳光誠1」


事案の概要

人権擁護活動家[維権人士]の陳光誠[ちんこうせい、Chen Guangcheng](34歳)は、東部山東省の村民が地元当局を相手取り訴訟を起こす手助けをしてきた、独学の弁護士である。彼はまた長年、農民や障碍者の権利のための運動に携わってきたが、[2005年]9月7日から自宅軟禁されている。アムネスティ・インターナショナルは、彼が恣意的に拘束され、拷問・虐待の恐れにあるとみなしている。

陳は、生まれながら目が不自由で、割当ての出産数[一人っ子政策]に違反するとされた村民が山東省臨沂[りんき、Linyi]市当局を相手に訴訟を起こす手助けをしてきた。

臨沂市住民によれば、市は2005年3月、2人の子どもをもつ親たちに不妊手術を受けるよう要求し、3人目を妊娠している女性には中絶を強要するようになった。職員はこの政策から逃れようとする者の家族を拘束し、本人が手術に応じるまで殴打を加え、人質として拘束した。審理は10月10日に開かれる予定だったが、延期された。4人の村民は今なお訴訟を続けているが、他の人は嫌がらせや脅迫を受けて、取り下げたという。

陳は弁護士や海外のジャーナリスト、米大使館外交官と訴訟について話し合うために、北京に出張していた。9月6日、彼は北京で山東省の警察官に拘束され、次の日に臨沂市に連れ戻され、以後は自宅軟禁のままである。伝えによれば、彼の家は30人の男と数台の車に包囲され、家の電話と携帯電話は切られており、パソコンを差し押さえられたという。

10月4日、事務局を北京に置く法学講師の許志永と弁護士の李方平、及びもう一人の弁護士が陳の家を訪問して、自宅軟禁の解除を地元職員と交渉しようとした。弁護士らは氏の家に行く途中で止められた。陳はどうにか家を出て、弁護士らと話そうとしたところを、強制的に家に連れ戻されたという。アメリカの「ラジオ自由アジア(Radio Free Asia)」によれば、陳は、家を取り囲む男性らに殴られたという。陳の妻は、「お前の夫は訴訟を取りやめない限り、命が危ないだろう」と地元職員に警告されたと述べた。

弁護士らは、その後、再び陳の家を訪ねようとしたが、途中で止められ、30人の集団に殴られたという。また訴訟は、現在「国家機密」にあると告げられた。
10月、陳光誠のいとこ陳光理と、もう一人の陳姓の村民は、陳光誠の状態について外国レポーターのインタビューを受けていたが、やはり拘束されたという。

中国国家人口計画出産委員会のスポークスマン、于学軍は、委員会ホームページで、山東省で報告された「違法行為」について調査を行なう予定だと述べている。
また、責任者を法に従って処罰するとも述べた。計画出産の実施の強制は法律で禁止されている。臨沂地方の計画出産部門の職員数名が、苦情への予備調査の後、異動させられた。

背景情報

2002年9月、新しい「人口計画出産法」が中国で導入された。同法は、政策の標準化と、国家全土にわたる家族計画政策の実施、市民の権利の保障をうたっている。しかしながら、地方の一人っ子政策がその中でもっとも重要なものとなっている。報酬だけでなく厳しい処罰が認められ、中絶や不妊手術の強制が続いているという。またそのような処罰の強制で裁判にかけられたり、罰を受けたりした職員はほとんどいないという。

アムネスティは、中国における公的な産児制限政策について特定の立場はとらないが、政策の強制執行による人権侵害、特に、女性に及ぼす影響を懸念している。公的資格を持つ計画出産職員、または、それにけしかけられた人々によって、女性が拘束されたり、強制的に家から連れ出され、強制中絶や不妊手術が行なわれているという報告について懸念している。アムネスティは、これらの行動は残酷、非人道的で、品位をおとしめる扱いであり、拷問に等しいとみなしている。

(アムネスティ緊急行動文書UA 271/05、ASA17/037/2005『拷問・虐待の恐れ、恣意的拘禁:陳光誠』
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGASA170372005?open&of=ENG-2S2
より)

文書「UA 271/05陳光誠2」

事案の概要

自宅軟禁がつづく陳光誠は、10月24日、家を出ようとしたところ、一群の者たちから、蹴られたり、殴られたりした。彼は、この暴行で負傷したが、治療を拒否された。アムネスティは、彼が更に虐待されるのではないか、と懸念している。
(同上続篇UA 271/05、ASA17/040/2005、
http://web.amnesty.org/library/Index/ENGASA170402005?open&of=ENG-CHN
より抄訳)


嘆願書例文:


総理、省長、市長
請 願 書
年  月  日
山東省臨沂市の盲人弁護士[律師]陳光誠さんが、恣意的自宅軟禁を被っていることに、憂慮[忧虑]を表明いたします。陳光誠さんの行動の自由の制限を解除してくださるよう要求いたします。
 陳光誠さんや彼を訪問した弁護士[律師]らが殴打されたという報告についても、憂慮[忧虑]を表明いたします。この事件について完全で中立的な調査を実行し、責任者を法的に追及するよう要求いたします。
陳光誠さんが合法的に人権擁護活動をできるよう保障し、恣意的拘束、拷問[酷刑]や虐待等の人権侵害を受けることの無いように保障してください。
敬白
   署名:

(注:2005年11月25日以降に手紙書きをなさる場合は、お問い合わせください)



関連アムネスティ和訳文書


2006年2月6日、
UA271/05、ASA17/005/2006、
『さらなる拷問、虐待への恐れ/恣意的拘束:陳光誠、陳華、陳光春』
http://www10.atwiki.jp/ai-kunitati/pages/8.html

2006年3月14日、
UA271/05、ASA17/018/2006、
『更なる拷問、虐待への恐れ/恣意的拘束:陳光誠、陳華、陳光春、陳光余、袁偉静、陳光軍』
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=209

2006年5月4日、
UA271/05、ASA 17/026/2006 、
『拷問と虐待への恐れ/恣意的な勾留:陳光誠、陳華、陳光春、袁偉静、陳光軍』
http://www10.atwiki.jp/ai-kunitati/pages/15.html

2006年8月24日、ASA 17/048/2006、
『陳光誠氏は良心の囚人』
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=185