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酒井製作所のHO鉄道模型

戦後、多くの玩具メーカーや模型メーカーが対米輸出のための製品を作り、
日本の復興と外貨獲得に貢献しました。
当時の製品の多くはコレクターの収集対象となっています。

酒井製作所(サカイ)も戦後、Oゲージの鉄道模型などの対米輸出を中心としていたメーカーです。
ブリキが中心でしたがダイキャストや当時としては珍しいプラスチックも使われていました。
それらは同社の線路やトランスなどど共に、国内販売もされていました。
特に2-6-2テンダー機と先従輪付きのEB58は高い評価を受けています。
また、同社では2線式のOゲージも作られて輸出していました。

HOにも進出し、Oゲージ同様に対米輸出が中心でしたが国内販売もされました。
初期のものはブリキと鉄板が主材料でしたが、その後、プラスチックが多用されるようになりました。
そのために、ブリキ玩具コレクターの対象になりにくく、一方、モデラーからは玩具っぽさが敬遠されています。

鉄道模型とトイトレインの境目は個人の主観も入ると思いますし、その時代によって変わってきます。

私が小学生の時に使用した最初の線路が酒井製作所のものでした。
当時は木製道床のほうが高級とされる風潮がありましたが、プラ枕木線路の方が好きでした。


「HOゲージセット」
この昭和30年代のセットは後年、入手したものですが、破損箇所の修理以外はオリジナルを保とうと思っています。


「2-6-2」
ダイキャストのフレーム・シリンダーブロック・フロントデッキに鉄板プレスパーツを組み合わせた下回りに、
プラスチック製の上回りという構成です。
煙室内にはウェイトも入っていて重量配分は考慮されています。
ヘッドライトに嵌め込まれたカットガラスとキャブから身をのりだした機関士は良い感じです。
手摺は金属線、ベルは複数の金属パーツを組み合わせたものです。
同社のOゲージモデルでは「HUDSON&PACIFIC」という鉄道名が好んで使われていましたが
これは「B&O」という実在の鉄道名になっています。




「リーファー・REA」
ブリキにプリントした側板とプラスチック製の屋根・妻板・床板の組み合わせです。
梯子はプラスチックの別パーツ。側板の手摺は鉄線で別パーツになっています。


「リーファー・PFE」


「ホッパーカー・NYC」
プラスチック一体成型の上回りに、ダイキャストのフレームの組み合わせです。
プラスチック成型の石炭は粒がOゲージサイズの粗さです。


「カブース・B&O」
プラスチック一体成型の上回りに、ダイキャストの床板の組み合わせです。
デッキの手摺と梯子は鉄板のプレス加工です。
煙突は鉄の鋳物パーツです。


「台車」
ベッテンドルフ台車はダイキャストの側枠に鉄板プレスの枕梁と板バネが組み合わされています。
近年の製品にない構造です。
適度なイコライジングが効いています。
車輪はプラスチック製のプレーン軸です。

「市電」
この市電も昭和30年代の製品です。

米国ではGHCブランドで販売されていました。

TMS・1962年1月号の広告です。

「パワーパック」
INPUT-120VOLTS A.C.-60CYCLES
OUTPUT-1AMP-AT12VOLTS D.C.AND 16VOLTS A.C.

こちらは2台目です。

輸出を意識した箱が素敵です。

「線路」
真鍮のレールとプラスチックの枕木で、篠原製と似ていますが、両端の枕木のデザインが異なっています。
裏面にはメーカー名の表示は無く、米国内で販売されている他社のセット物に線路をOEMで供給していたようです。

「ポイント」
このポイントは手動ですが、切り替えしやすい作りになっています。
レイアウトに固定することを前提にした製品に比べ、お座敷運転では操作しやすいです。
この時期のシノハラやアトラスの製品とよく似た作りです。

TMS・1962年9月号・シノハラの広告


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