バン・トー

『バン・トー』(BAN-TO)は、アワワワによる日本のラノベ。イラストは滝雅人。
スーパーうんちく文庫(民明書房)より、2008年2月から刊行されている。
またはそれを原作とするアニメ化作品。

概要

<豚>と呼ばれる者たちが焼肉ステーションのファイナルロットで半額になった肉をめぐり殴り合いで決着をつけるという物語。
いわゆる半額商品争奪格闘アクションのジャンルに分類される作品である。
終わりの見えないストーリーでもある。

本作の舞台である焼肉ステーション・バントーはバンボシュをモデルにしていることはあまりにも有名。
著者がバンボシュエリートだった経緯からヒントを得たという噂がある。

ストーリー

あらすじ

主人公はある日なぜか焼肉ステーションで殴られて気絶。それ以来腹いせに焼肉ステーションに通い殴るようになる。
そのうちに様々な美少女と知り合い、<豚>と呼ばれる者たちの殴り合いの世界に没頭していく……。

登場人物

斉藤ひろし

主人公。ごく普通のどこにでもいる琉球ショタであったが、たまたま食事をしていた焼肉ステーションで乱闘に巻き込まれる。
それ以来、半額バトルにのめり込み、焼肉ステーション同好会に入部。<豚>を目指して奮闘する。
基本的に美少女としかつるまない。
親譲りのデコゲーマニアでもあり、自宅には『カルノフ』『チェルノブ』『トリオ・ザ・パンチ』などが実機で置いている。

矢里 萬(やざとよろず)

メインヒロイン。斉藤が半額焼肉バトルにのめり込むきっかけになったバトルに参加していた。
那覇地区の代表的な豚として活躍している。高校二年生であり斉藤の通う高校の先輩。
また焼肉ステーション同好会の代表であり斉藤を勧誘して入部させた。
ルートビアをビールと勘違いして買ってしまったエピソードから<ルートビアの魔女>の二つ名をもつ。

曽我 いるか

ヒロインの一人。主人公の幼なじみ。デコゲーオタ。『のぼらんか』をワンコインクリアできる腕前。
南風原地区でトップクラスの実力を誇る豚で<龍譚池のアヒル>の二つ名で呼ばれる。
トングで人を殴らせれば作中随一の腕前。

面白 花

ヒロインの一人。主人公と同じ時期に焼肉ステーション同好会に入部。腐女子である。

用語

焼肉ステーションでの殴り合いによって肉を奪い合う者たちを指す。
ただしルールに則ったバトルを心がけていなければならない。
店側にとっては迷惑な客。

アラシ

焼肉ステーションのルールを理解せずに闇雲に肉を取ろうとする人間への蔑称。
一般客とも。

オオガラ

焼肉ステーションのルールを理解せずに大柄な肉体と大食い力を活かして肉を奪っていく人間への蔑称。
一般客とも。

ただ肉を食べられれば良いを信条に殴り合いをせずに肉をとっていこうとする者たちへの蔑称。
一般客とも。

番頭

焼肉ステーションでのファイナルロットを宣告する支配人を指す用語。
彼の宣告により殴り合いが開始される。
連日の乱闘騒ぎに頭を悩ませている。

ファイナルロット

食べ放題における最後の肉の配給をさす用語。
最後の肉はすべて半額になるとされるが、定額制食べ放題なのに半額という理由がわからない。

評価

  • 実際の焼肉マナーに悪影響を与えるとの批判。
  • 食べ放題に半額などはなく荒唐無稽すぎるとの批判。
  • アニメ版は抜けるとの高評価。
  • ベン・トーとの類似性の指摘。ただし作者は関連性を否定。

関連項目

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最終更新:2012年01月22日 14:20
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