テツアブラクイ


製作者:もぐら

森林地帯、山岳地帯に生息する牛・熊サイズの哺乳類型モンスター。その名の通り油を主な餌としている。
元々はキマイラ種やファイアピーダー
火を吐くモンスターを主食としていたと思われるが、個体数の増加と大型化、開発による餌場の縮小に伴い
現代ではガソリン目当てに山間の高速道や幹線道を行く自動車を襲う個体の方が多くなった。
更に、餌の変化に伴い消化器官が進化。元々持っていた強靭な顎の力も更に強まり
今やガソリンのみならず、自動車の車体の金属までもを餌とするようになった。
その為、昨今見られるアブラクイの身体は一種の生体金属と化しており
このモンスターの脅威度を一層高めている。


強靭な足腰で自動車に併走し、その大質量と硬度で以て体当たりを慣行。
横転し動けなくなった『獲物』を、ガソリンごとバリバリ捕食してしまうという
ダイナミックな狩りを行う彼らの存在は、人的被害も勿論大きいが
それ以上に交通網・物流網への深刻な問題を引き起こしている。
一説によれば、今のペースでアブラクイが増え続ければ
やがて人間社会の流通網は完全に破壊され、
農村社会に逆戻りしてしまうのでは、とさえ言われている。


また彼らは、栄養豊富なガソリンを主食とするようになったが故に
一度狩りをするだけで、半年近くは何も食べずに過ごせるようになってる。
その為、自らの本来のフィールドである山を出てくる回数自体は決して多くなく
迎撃・追撃で個体数を減らすことも上手く行っていない。
この事態に政府は各自治体に対し定期的に山狩りを実施するように呼びかけているが
半端な戦力では返り討ちにされるのがオチであるし
本気で身を隠したアブラクイに『籠城』を決め込まれてしまっては
どうしようもなく、こちらも成果は芳しくない。


昨今では知能までもが上がってきているようで
タンクローリーが狙い撃ちにされるケースが増えてきている。
このためガソリン価格が跳ね上がるという事態も起き始めているようだ。
これに対し某石油会社幹部は
「唯一の救いは奴らが地中に潜れないこと。
スタンドの地下タンクまでやられてしまえばどうしようもない」
とコメントしたという。

テツアブラクイ
テツアブラクイ, (アブラクイ系モンスター), 1, 3
陸, 5, L, 1000, 60
特殊能力なし
5000, 100, 1300, 65
BABA, ori_tko_059.bmp
体当たり,       1400, 1, 1, +20, -, -, -, AAAA, +10, 突KL0
噛みつき,       1700, 1, 1, +0, -, -, -, AAAA, +15, 突Q

ラセンアブラクイ


そして見られるようになった新種が、このラセンアブラクイである。
彼らは従来のテツアブラクイに比べ体が更に金属化しており
なんと骨格を変化させることで所謂ドリル状に変形し
かなり深いところまで地面を掘り返す事ができるようになった。
これにより彼らは、ガソリンスタンドの地下にたっぷりと貯蔵された
『甘い蜜』を吸えるようになったのだ。


彼らの出現により最も打撃を受けたのは山林に近いガソリンスタンドである。
彼らの出現により、個人経営の小さなスタンドの廃業が相次ぎ
市街と市街とを繋ぐ道路の中継地点が激減。
その結果、何もない山中の道路の真ん中でガス欠で立ち往生する車両が続出。
JAFや救助隊の出動件数が跳ね上がることになった。
流通網への被害が増したことは言うまでも無く
「もう馬とか牛とかでいいんじゃね?」という意見まで飛び出す始末となった。


ちなみに当然と言えば当然だが、彼らアブラクイの肉は食用には適さない。
しかし彼らの持つ消化液は強力な油脂分解作用を持っており
洗剤や漂白剤、ダイエット商品への転用が出来ないかと研究が進められている。
また、某環境保護団体も海洋汚染への特効薬として期待できるとして
各組織に対し消化液の提供を求めている。
「海にもアブラクイが居てくれればよかったのに」とは
同団体の幹部の出したコメントである。


ラセンアブラクイ
ラセンアブラクイ, (アブラクイ系モンスター), 1, 3
陸, 5, L, 1200, 60
特殊能力なし
5500, 110, 1500, 60
BABA, ori_tko_091_a.bmp
体当たり,       1400, 1, 1, +20, -, -, -, AAAA, +10, 突KL0
ドリルタックル,   1600, 1, 2, -10, -, 5, -, AAAA, +0, 突格
噛みつき,       1700, 1, 1, +0, -, -, -, AAAA, +15, 突Q


ウミアブラクイ


そして見られるようになった新種が、このウミアブラクイである。
彼らは本来、アブラクイとはまったく別種のモンスターなのだが
そのあんまりにあんまりな発見経緯に学者も匙を投げ、この名称が付けられた。
しかし、魚というよりはイルカなどの海洋哺乳類に近い生態と
生体金属の体、そして船を襲いガソリンを船体ごと食べるという食性から
あながち的外れな命名とも言えないことも事実である。
そして、彼らの出現により漁業と輸出入産業が
深刻なダメージを蒙った事は最早言うまでもない。


ちなみに某環境保護団体は彼らの姿をシンボルマークに採用し
大顰蹙を買ったが、全く悪びれる様子もない模様。


ウミアブラクイ
ウミアブラクイ, (アブラクイ系モンスター), 1, 3
水, 5, L, 1100, 60
特殊能力なし
5000, 100, 1200, 85
    • AA, ori_tko_061.bmp
体当たり,       1400, 1, 1, +20, -, -, -, AAAA, +10, 突KL0
噛みつき,       1700, 1, 1, +0, -, -, -, AAAA, +15, 突Q

アニメ

アブラクイ系モンスター
体当たり(攻撃), 格闘
体当たり(命中), 超打 Crash.wav
噛みつき, 噛み付き
ドリルタックル, ドリル

アイコン

  • TKO様(SRC OrignalGraphicパック)
ori_tko_059.bmp
ori_tko_091_a.bmp
ori_tko_061.bmp

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最終更新:2013年01月20日 19:59