テッポウキジ


製作者:もぐら

山や林で見られる鳥型モンスター。
しかし飛行能力はあまり高くなく、専ら地上で生活している。
虫や木の実を主食としており、また温厚かつ臆病なので
積極的に人間を襲うことはない。
その為、一見脅威度は低そうだが
彼らにはその名の通りのもう一つの顔がある。


彼らは繁殖期を迎えると、意中の相手を射止めるために
クジャクの様に競ってあるアピールを行う。
その方法とは、自らの体液を圧縮した弾丸で
動いている遠くのものを狙い撃つというものである。
どうやらより大きく、より速く、そしてより遠くの標的を撃ち落とせる個体の方が
モテるらしく、彼らは繁殖期を迎えると競ってその『射的』を行う。


ここで問題になるのが『射的』の的であるが
確かに山に入った人間が狙い撃たれることもあるが
のろまな人間程度を撃ったところで大してモテないためか
人間が的として撃たれることはあまり多くない。
しかし。婚活激化と過酷な遺伝子競争の結果か
昨今ではヘリコプターや航空機が最高級の的として狙われているようだ。
機体トラブルで不時着した戦闘機を調べてみると
テッポウキジの弾丸が撃ちこまれていたなどというケースも少なくなく
政府は民間機の飛行ルート上にある山林付近の自治体に対し
定期的な山狩りの実施を要請している。
しかし元来臆病な性格であり、尚且つ繁殖力も高いため、成果は芳しくないようだ。
その為、現在では安全の為、テッポウキジの繁殖期には
民間機に対する飛行ルートの制限及び出航便数の制限が行われている。


テッポウキジの鉄砲は繁殖期以外にも機能しており
主に捕食者からの逃亡の際に用いられている。
その為、新たな問題として、餌場を求めて市街地に降りてきたテッポウキジが
人間と遭遇し、逃亡するための発砲に及ぶというケースもある。
圧縮されたテッポウキジの体液は、マグナム弾並の威力を持っているため
政府はテッポウキジを見かけた際には、決して刺激せずにその場を離れ
速やかに関係組織に通報するよう呼びかけている。


ちなみに肉は普通の鶏肉と大差なく、取り立てて食べるようなものでもないが
撃ち出される体液は古くから精力剤として重宝されている。
また、とある研究機関がテッポウキジの羽毛を
子孫繁栄・恋愛成就のお守りとして販売し、多額の研究費用を工面したという逸話もある。


しかしその後の研究で、テッポウキジはかつて何らかの原因で雌が絶滅した種であり
今いる個体はみな雄で、彼らは単性生殖により増えているという事実が
明らかになってしまい、現在は裁判沙汰にまで発展している。


尚、その事実が明らかになって以来、一部のその筋の人達の間で
テッポウキジの羽毛がそういうサインとして取られるようになってしまい
古い情報に踊らされ、ついうっかり羽毛を身につけてしまった恋する若者が
とても恐ろしい目にあってしまう事件が後を絶たない。

テッポウキジ
テッポウキジ, (テッポウキジ系モンスター), 1, 4
空陸, 3, SS, 1000, 60
特殊能力なし
1500, 60, 400, 80
CACA, FREE_B63.bmp
鉄砲, 1500, 2, 6, +65, 8, -, -, AAAA, +10, 銃

アニメ

テッポウキジ系モンスター
鉄砲, レールキャノン ホワイト

アイコン

熾天セラフ様(http://www.serafu.com/)
FREE_B63.bmp

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最終更新:2013年01月20日 20:02