製作者:him



瓜生 春佳(うりゅう はるか)               
享年:16歳
性別:女性
身長:167cm
体重:51kg
学年:聖乙女学園 高等部1年H組(生前)

かつて聖乙女学園に通っていた女子生徒。一般人。瓜生命の姉。
弟と同様に、他者を思いやり、助けが必要であれば手を差し伸べる温和な性格であるが、
相手の考えに間違いがあると感じた場合、憚る事なく意見を述べる意志の強さも併せ持っている。
中等部の頃、岩倉薫子に何らかの手助けをした事がきっかけで彼女と親交を深めており、その性格から、彼女はやがて、
西宮路顕子に追従するばかりだった当時の岩倉と、対等な立場で話す事のできる数少ない、或いは唯一の人間となっていったが、
その一方で彼女は、事あるごとに岩倉の性格―――場の空気に流されやすく容易に責任転嫁に走る性格を咎めてもいた。
そうした軋轢もあったのか、両者の間では何度か口論が発生していた。

そんな屈折した関係が続いていた、今から数ヶ月前のある日、突然彼女は、多くの友人達の目の前から姿を消してしまった。
彼女が伝説の樹海の浅層で遺体として発見されたのは、それから間もなくの事であった。
発見場所から、彼女の死因は滑落死として処理されたが、いくつかの不自然な点から、死因が塗り替えがあったという疑惑も浮上しており、実際の彼女は、
樹海に生息するモンスターの群れと遭遇したとも、 或いは、彼女が一般人でありながら能力者とも分け隔てなく接していたことから、
それを良く思わなかった祗園会の残党から襲撃を受けたとも噂されている。
後に、命のフェイティアによって彼との会話が可能となったが、様々な噂が飛び交う中で、彼女(の記憶)は「あれは事故だった」と言い続けている。
その口ぶりは、命に何かを隠しているようにも見えるが・・・

「ごめんなさい・・・岩倉さん。けど、押し付けてるつもりはないわ。私はただ、貴女が心配なだけなのよ。」
「どうして、能力者を遠ざけようとするの?人と違う事が少しだけ出来る、ただそれだけの話なのに。」
「綺麗な花・・・まるで、命の心が形になっているみたい。」

#ノンパイロット
瓜生春佳
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彼の姉の死は事故によるものではなく、曼珠沙華のメンバーによって殺された為である。
ふとした事から、姉は西宮路顕子の「良くない噂」について知り、彼女の身辺の調査を始め、そして徐々に、
彼女の背後に控える組織―――曼珠沙華へと近づいていった。
しかし、ある時彼女の行動は曼珠沙華に知られてしまい、遂には彼女を危険視した彼らの手にかかり、命を落としてしまった。
彼女がこの事を口にしようとしないのは、命を危険に巻き込みたくないからである。しかし、同時に真実をひた隠しにする後ろめたさも感じており、
何かの切欠で真実を彼に語り始めるかもしれない。そして、己が身を以て死の辛さを知っているからこそ、
彼女は命に「相手の命を奪う事で自身への償いとしてほしくない」と考えてもいる。

「一度去ってしまえば、決してあの場所には戻ってこれない・・・死ぬという事は、とても残酷なのよ。」
「お願いだから命を奪う事で私に報いないで。あの世界が愛しいのは、きっと私だけじゃないから。」
「贅沢を言ってる・・・かもしれないわね。けれど、やっぱり寂しいのよ。もう二度と、命の顔が見られないのは。」

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最終更新:2015年02月16日 01:40