■キャラクター名
ハイパー・アルティメッド・安全院さん
ハイパー・アルティメッド・安全院さん
■性別
女性
女性
■年齢(学年)
3年生
3年生
■エントリーする部門
最強
最強
■特殊能力
『安全神話・永劫』(モア・エンディング・ストーリー・レクイエム)
『安全神話・永劫』(モア・エンディング・ストーリー・レクイエム)
効果1:特殊ルール『まどか様がみている』
自らを上位概念と化し、世界に干渉、妃芽薗に平穏な学園生活をもたらす。
死傷率減、キマシタワー率上昇効果。
自らを上位概念と化し、世界に干渉、妃芽薗に平穏な学園生活をもたらす。
死傷率減、キマシタワー率上昇効果。
効果2:バステ付与「ド根性」(自動成功効果)
解説:
効果1は常時発動型。
効果2は効果1の効果範囲下にある人間が極限状態に追い込まれたときに発動。
ミニ安全院さんが対象の耳元で「ど根性~」と囁くことで、
対象は瀬戸際で踏みとどまり、生死判定・意思判定に必ず成功する。
効果1は常時発動型。
効果2は効果1の効果範囲下にある人間が極限状態に追い込まれたときに発動。
ミニ安全院さんが対象の耳元で「ど根性~」と囁くことで、
対象は瀬戸際で踏みとどまり、生死判定・意思判定に必ず成功する。
◆能力完成Ver(12話 OVA~)◆
『安全神話・循環』(モア・エンディング・ストーリー・リサイクル)
効果:範囲内。特定条件下の事象を奪取し、別所に賦与する。
制約:なし
制約:なし
解説:
「安全神話」完全版。
”自分に都合の悪いもの”をこの世から消しさる能力であった「安全神話」に対し、
消しさったモノを”自分に都合のよいもの”として、還元(リサイクル)し、
自分に都合のいいモノとして使う エコの塊のような能力。
「安全神話」完全版。
”自分に都合の悪いもの”をこの世から消しさる能力であった「安全神話」に対し、
消しさったモノを”自分に都合のよいもの”として、還元(リサイクル)し、
自分に都合のいいモノとして使う エコの塊のような能力。
効果対象は、”自分に都合の悪いもの”であればなんでもよく、通常の攻撃や
魔人能力だけでなく『転校生』等の肩書、不死身や神格などの設定欄の改編も可能。
奪ったものは他人にも自分にも付与できる。ほぼフザケンナテメエレベルで、無敵。
魔人能力だけでなく『転校生』等の肩書、不死身や神格などの設定欄の改編も可能。
奪ったものは他人にも自分にも付与できる。ほぼフザケンナテメエレベルで、無敵。
劇中では転校生 桂あJ素より『契約』の概念を奪い、これを転校生サービスに逆送。
転校生・真野片菜の現行世界への召喚を可能とした。
(ただし直接の召喚はユーロウ・ホウシの能力による)
転校生・真野片菜の現行世界への召喚を可能とした。
(ただし直接の召喚はユーロウ・ホウシの能力による)
注:作中にある人物名は全て『ダンゲロス流血少女』登場人物です。
■キャラクター説明
ハイパー・アルティメッド・安全院さんとは?
ハイパー・アルティメッド・安全院さんとは?
妃芽薗学園3年・安全院ゆらぎが、蓮柄まどかと結合し上位概念と化し妃芽薗学園を
見守っている状態を示す。
ハルマゲドン死亡後、彼女はつぶらの発動した「イグノアド・レジストリ」の
影の手により精神のみ、学園地下に連れ去られるが(一説には逆探知で自らの意思
で侵入したという説もある)
そこで蓮柄まどかの残された”学園を守りたいという意思”と結合。
高二フィールドの書き換えを引き起こし、その上で『安全神話・永劫』を発動した。
見守っている状態を示す。
ハルマゲドン死亡後、彼女はつぶらの発動した「イグノアド・レジストリ」の
影の手により精神のみ、学園地下に連れ去られるが(一説には逆探知で自らの意思
で侵入したという説もある)
そこで蓮柄まどかの残された”学園を守りたいという意思”と結合。
高二フィールドの書き換えを引き起こし、その上で『安全神話・永劫』を発動した。
現在は魂だけの”眠れる美女”(スリーピングビューティー)と化し、白馬の王子様の
来訪を心待ちにしている。
復活手段は完全に真野片菜任せな当たり、相変わらず自重という文字が見当たらない人物。
来訪を心待ちにしている。
復活手段は完全に真野片菜任せな当たり、相変わらず自重という文字が見当たらない人物。
なお、高二フィールド作成のため犠牲になった女学生たちの魂もその際開放している。
平和な学園生活の満喫…それは報われることのなかった彼女達の願いでもあったのだから…
平和な学園生活の満喫…それは報われることのなかった彼女達の願いでもあったのだから…
■アピールポイント
ぼくのかんがえた さいきょうのあんぜんいんさん。
”かんぜんいんさん” かたなネエさんがとても、だいすき。
■プロローグSS
【ダンゲロス流血少女 最終ターン異聞~還り来たりなば~】
【ダンゲロス流血少女 最終ターン異聞~還り来たりなば~】
安全院ゆらぎは、自分のことを「安全院さん」と呼ばれると、いつも思い出す。
教師『安全院くんは、本当に優秀ですね。流石、安全院家のお嬢さんだ』
女生徒『まあ見て本当に素敵な方。一度お近づきになりたいわ。でも住む世界が違うわよね』
子供の時からそうだった。町に住んでいると、それはたくさんの人が行きかう。
彼らは他人からなんと呼ばれているのだろう。きっと名前を呼び合える心通わせれル友達がいるのだろう
彼らは他人からなんと呼ばれているのだろう。きっと名前を呼び合える心通わせれル友達がいるのだろう
自分はちがう。
自分にはきっと、誰ひとりとしてあらわれないだろう。
『安全院家のお嬢様』としか学校にいる友だちも先生も自分をそうとしか見ていないのだから…
そんな人と真に気持ちがかよわせられるはずがない。
『安全院家のお嬢様』としか学校にいる友だちも先生も自分をそうとしか見ていないのだから…
そんな人と真に気持ちがかよわせられるはずがない。
「ん、ゆらぎ。喰うかい?」「馬鹿だなホントお前のそういうとこ」
彼女に出会うまでずっとそう思っていた。
彼女に出会うまでずっとそう思っていた。
だから、安全院ゆらぎは「彼女」のことを想うといつも考える…
そう、いつも考える…
どうしたら、私、安全院ゆらぎは『彼女の、真野片菜の誇れる友達』でいられるかを…
そう、いつも考える…
どうしたら、私、安全院ゆらぎは『彼女の、真野片菜の誇れる友達』でいられるかを…
●6ターン先手―A1―
その恐るべき乱入者は、まるで宙を舞うように跳躍し、お茶会の真中に降り立った。
着地と同時にテーブルは踏みつぶされ、粉砕される。
そしてその場にいる誰よりも早く動き、そのまま茶会の主催者を無造作に手刀で突き刺した。
着地と同時にテーブルは踏みつぶされ、粉砕される。
そしてその場にいる誰よりも早く動き、そのまま茶会の主催者を無造作に手刀で突き刺した。
静寂が時を支配する。
「ならば私は『転校生』に殺されなければなりません。時間が、もう猶予がないのです」
起るべきして起った展開。
戦いの前、本人から説明という名の告白を受け、その意味も展開も 生徒会の皆も既に理解していた。
それでしか、安全神話の崩壊は止められないのだと。ただそれでも
起るべきして起った展開。
戦いの前、本人から説明という名の告白を受け、その意味も展開も 生徒会の皆も既に理解していた。
それでしか、安全神話の崩壊は止められないのだと。ただそれでも
「ああ安全院さ…」
理性と感情は別だ。メイド姿の少女は一歩踏み出し、そして
理性と感情は別だ。メイド姿の少女は一歩踏み出し、そして
「時よ止まれー!ザ・淳ゲロス!!!!」
超人的体術で繰り出されたナイフをその身体に叩きつけられる。言葉の意味までは不明だが
その威力は凄まじく小柄な彼女を扉外まで吹き飛ばす威力を秘めていた、ナイフ一本でだ!
ユーロウに呼応し動こうとした全員の動きがここで再度、止まる。
その威力は凄まじく小柄な彼女を扉外まで吹き飛ばす威力を秘めていた、ナイフ一本でだ!
ユーロウに呼応し動こうとした全員の動きがここで再度、止まる。
これは…格が違う…これでは…全員の身に絶望が襲いかかる。
「フハハハ、そして時は―ん?」
―でも最後に一つだけ我がまま―
妙な気配に、桂の視線が彼女たちから外れる。
今度は死んだと思われていた安全院の手がすうと動き、ぴたりと止まって―また落ちたのだ。
今度は死んだと思われていた安全院の手がすうと動き、ぴたりと止まって―また落ちたのだ。
それだけの動作だった。桂も怪訝に動作を見届けるとまた視線を元に戻そうとする
が、次の瞬間、
自らの中から奪われたものに気付き、驚愕に目を見張り、愕然とした声を上げる。
が、次の瞬間、
自らの中から奪われたものに気付き、驚愕に目を見張り、愕然とした声を上げる。
「…馬鹿な…ありえん! 識家でもない唯の人間風情が『奪った』というのか!
『転校生』から、しかも、この桂あJ素から!!」
『転校生』から、しかも、この桂あJ素から!!」
片菜…
…
受け取ってください…
最後に…
…そしてみんなを
…
受け取ってください…
最後に…
…そしてみんなを
そして彼女、安全院ゆらぎは『転校生』から奪ったあるモノをこの『世界』の外に放り投げる。
根拠など何一つなかった、だが彼女は判っていた。それが確かに彼女の手に届くことを
根拠など何一つなかった、だが彼女は判っていた。それが確かに彼女の手に届くことを
そう私たちは確かな糸でつながっているのだから
『受け取った』
声なきその返事を確信すると彼女は心の底から幸せそうに
目を閉じた。
目を閉じた。
●6ターン後手―A3―
「いっちゃダメー死んじゃう」
傷ついたユーロウの姿を一目見るなり、笹筒心路は隕石を受け重傷同然だと言うのに敵転校生の元に向かう。
笹筒は許さない。
彼女の大事なものを傷つけるモノを絶対に許さない。例え己が命を賭けようとも
「いっちゃダメー死んじゃう」
傷ついたユーロウの姿を一目見るなり、笹筒心路は隕石を受け重傷同然だと言うのに敵転校生の元に向かう。
笹筒は許さない。
彼女の大事なものを傷つけるモノを絶対に許さない。例え己が命を賭けようとも
「誰か誰か誰か誰か助けて。笹筒が笹筒が笹筒が――死んじゃう」
『了解した』
今度は声が返ってきた。
慌てて声の主をユーロウが探すといつの間にか刀を携えた女学生が一人、彼女の横に佇んでいた。
慌てて声の主をユーロウが探すといつの間にか刀を携えた女学生が一人、彼女の横に佇んでいた。
見慣れた妃芽薗の制服。
自分より少し年は上だろうか?
だけど一度も見たことのない人。ユーロウは戸惑いがちに声をかける
自分より少し年は上だろうか?
だけど一度も見たことのない人。ユーロウは戸惑いがちに声をかける
「貴方は?まさか貴方が―そうなの?貴方があの―」
返事はない。
ただ水平に突きだされた彼女の拳は固く固く結ばれていた。まるで何かを力強く握りしめるように
ただ水平に突きだされた彼女の拳は固く固く結ばれていた。まるで何かを力強く握りしめるように
『契約』なくして『転校生』なし。
かつて最強の名をほしいがままにし、それが故に世界から放逐された少女、魔人・真野片菜。否、
転校生 真野片菜。
彼女は、この地より『召喚』を受け『契約』を手に再びこの学園に降り立つ。
「…ゆらぎ」
「?」
真近いユーロウでもギリギリ聞こえた言葉。
だが、言葉に反し、彼女の凛とした姿からは全く揺らぎというものは見当たらなかった。
「…ゆらぎ」
「?」
真近いユーロウでもギリギリ聞こえた言葉。
だが、言葉に反し、彼女の凛とした姿からは全く揺らぎというものは見当たらなかった。
『帝王』『神人』そして現れた『超級』
かくて戦いは三つ巴の態をなし、最終局面に突入する。
かくて戦いは三つ巴の態をなし、最終局面に突入する。
(To Be Continued)