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メノウ・プルーティア

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■キャラクター名
メノウ・プルーティア

■性別
女性

■年齢(学年)
製造より2ヶ月(外見年齢17歳)

■特殊能力
『星の鍵:冥王星』

死をもたらすモノとしての力。
彼女の存在意義はある人物を殺すことだけであり、その力は破壊に特化している。
他には何もない。
人として生きる想いも、誰かを愛する心も。

しかし、死の力は――再生の力の鍵ともなる。

■キャラクター説明
ビッグバン大帝国製の人型ロボ。
人間社会に溶け込む為に、17歳程度の人間の姿をしている。
銀髪ショートカット、色白で金眼の美少女。

ビッグバン大帝国の皇位継承権を持つある皇子が、他の継承権を持つ者を暗殺する為に製作した。
彼女が送り込まれた場所は地球。そこに住んでいるビッグバン大帝の隠し子を殺す為である。

刷り込まれた知識により、一通りの生活を送ることに支障はない。
(尤も、経験が不足しているので勘違いから時折変なことをすることもある)
そうやって、メノウは暗殺対象である星導天地に近づいていく。

感情なんて無かった。見せ掛けの表情をつくることぐらいはできたけど。
心なんて無かった。論理で動くことが全てだったから。



だから、愛なんて知らない。

だから、天地を殺したくない想いが何かなんて――分からない。



己の存在意義と、目覚めてしまったココロ――。
相反する2つが彼女を苦しめていた。

■アピールポイント
無感情なロボが感情に目覚めて愛を知るっていいですよね。

■プロローグSS
「メノウ・プルーティア。お前の存在意義はただ1つ――」
 モニターに1人の少年が映し出される。平和な街を友人と一緒に歩く、普通の少年。
「――この男、星導天地を殺せ」
「……了解しました」
 異論は無い。ある筈がない。
 彼女はその為だけに作られたモノなのだから――。


(中略)


「……」
 見上げた先にあるのは、何本もの線が複雑に交差している路線図。
 知識として電車に乗る方法は分かる。しかし、目的の場所に行く為にはどこをどうやって乗り継いでいけばいいのか。
 電車に初めて乗るメノウには難易度が高すぎた。
 お金を入れてから固まったままのメノウ。彼女の後ろに並んでいる数人が明らかにイライラしているのが見てとれた。
「あー、えっと……。どこに行きたいんだ?」
「えっ……?」
 困っているのが分かったのか。横の券売機で切符を買った少年が声をかける。
 初めて会う人物。だが、メノウは少年の名を知っていた。
「――星導天地」
 彼女が、殺そうとしている人物だから。


(中略)


「……私は、私は……! 天地を殺す為だけに作られた! 私には……それしかないんだ……!」
「ふざけるなよメノウ! それしかない!? じゃあ俺とお前の間であった出来事はなんだったんだ!」
「違う……違う……! それも天地に近づく為……! 私に人間らしい意志なんて……無い!」
「だったら、だったら――!」
 ――なんでお前はそんなに苦しそうな顔してるんだよ!!


(中略)


「う、ああ、私が……私が……! 私のせいで、天地がしんで……。やだ、やだぁ……!」
「っ……! メノウ――! 貴殿が『星の鍵』であるならば、まだ……天地殿は助かる!」
「ほしのかぎ……?」
「天地殿を救いたいと願え! 天地殿を想え! それはモノにはできないこと――」
 ――だが、貴殿ならできる!


(中略)


「ちょ、ちょっと待てー!? なんでお前も学校に来てるんだよ!?」
「……天地の傍にいるには、これが一番だと判断した」
「メノウ、何を企んでいる?」
「何も。……レリア、あなたには……負けない」

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