霧咲 志路
- 性別:女
- 年齢:21 深い意味はないけど今自分が21なので
特殊能力:咲採(さとり)
■能力原理
心に浮かんだ思いは色とりどりの花
その花を見れば人の心も見ることができる
その花の香を嗅げば人の心を読み取ることができる
その花を摘み取ってしまえば――人の心を壊すこともできる
心に浮かんだ思いは色とりどりの花
その花を見れば人の心も見ることができる
その花の香を嗅げば人の心を読み取ることができる
その花を摘み取ってしまえば――人の心を壊すこともできる
人の心を読取り、自在に壊すことのできる能力
ただし花は根から抜くことしかできないだめ、一度摘み取ってしまったら、壊してしまったら、心に花が咲くことは何かを思うことは二度とできない
危険な能力
ただし花は根から抜くことしかできないだめ、一度摘み取ってしまったら、壊してしまったら、心に花が咲くことは何かを思うことは二度とできない
危険な能力
キャラクターの説明
幼い頃から人と重なって色々な花が見えた
綺麗な花、鮮やかな花、くすんだ花、醜い花、枯れた花
その花がその人の心だと気が付くのにそれほど時間はかからなかったし、花の色、そして香りからその人の考えの全てが分かるようになるのも時間はかからなかった
だから周りの大人のことは何でも分かったし、この能力のことを言えばきっと両親のように自分のことを嫌うことも理解していた
綺麗な花、鮮やかな花、くすんだ花、醜い花、枯れた花
その花がその人の心だと気が付くのにそれほど時間はかからなかったし、花の色、そして香りからその人の考えの全てが分かるようになるのも時間はかからなかった
だから周りの大人のことは何でも分かったし、この能力のことを言えばきっと両親のように自分のことを嫌うことも理解していた
彼女には一人の妹がいた
彼女は妹が好きだった。妹が彼女に向ける気持ちは、純粋で一途な『好き』という気持ちだけだったから
その色と香が彼女は大好きだった
ある時、ほんの気紛れでその花を摘み取ってみた
それまでは花に触ろうとしたことも無かった。けれど妹のあまりに鮮やかで綺麗な花に心惹かれてしまって、つい手をのばしてしまった
彼女は妹が好きだった。妹が彼女に向ける気持ちは、純粋で一途な『好き』という気持ちだけだったから
その色と香が彼女は大好きだった
ある時、ほんの気紛れでその花を摘み取ってみた
それまでは花に触ろうとしたことも無かった。けれど妹のあまりに鮮やかで綺麗な花に心惹かれてしまって、つい手をのばしてしまった
そして妹からはあらゆる花がなくなった
昔とかわらずに彼女に微笑んでいてくれるけれど、他の表情は見せてくれなくなった
それから彼女は好意の花を見るのが苦痛になった
自分が妹にしてしまったことを思い出してしまうから、また摘み取ってしまうかもしれないから
彼女は自分に好意の花を咲かせてくれる人を避け続けた
それから彼女は好意の花を見るのが苦痛になった
自分が妹にしてしまったことを思い出してしまうから、また摘み取ってしまうかもしれないから
彼女は自分に好意の花を咲かせてくれる人を避け続けた
彼女は本を読むのが好きになった
本を読んでいる間は人の花を見ないですむから、そうすれば好意も嫌悪も向けられることはないから
けれど、いつからか一人の男の子とよく話すようになっていた
彼も本を読むのが好きで、二人で図書館で色々なことを話したりした
そしてある時気が付いてしまった、彼の中に自分への好意の花が咲いていることに
その花が、かつて見た誰の花より――妹の花より綺麗なことに
彼女は怖くなった。もう誰の花も摘み取るつもりはない、けれどあまりに綺麗だからいつか摘み取りたいという誘惑に負けてしまうかもしれない
だから彼女は彼に嫌われることにした。自分の能力も、過去に妹に犯した罪も、全てを話した
彼は何も言わずに聞いてくれた。そして、それでも構わない、と言ってくれた。変わらない花で、変わらない心で
彼女は嬉しくてでも怖くて、泣いて、泣いて、泣いた
そして初めて自分の中に花が見えた――彼のと同じ綺麗な花だった
本を読んでいる間は人の花を見ないですむから、そうすれば好意も嫌悪も向けられることはないから
けれど、いつからか一人の男の子とよく話すようになっていた
彼も本を読むのが好きで、二人で図書館で色々なことを話したりした
そしてある時気が付いてしまった、彼の中に自分への好意の花が咲いていることに
その花が、かつて見た誰の花より――妹の花より綺麗なことに
彼女は怖くなった。もう誰の花も摘み取るつもりはない、けれどあまりに綺麗だからいつか摘み取りたいという誘惑に負けてしまうかもしれない
だから彼女は彼に嫌われることにした。自分の能力も、過去に妹に犯した罪も、全てを話した
彼は何も言わずに聞いてくれた。そして、それでも構わない、と言ってくれた。変わらない花で、変わらない心で
彼女は嬉しくてでも怖くて、泣いて、泣いて、泣いた
そして初めて自分の中に花が見えた――彼のと同じ綺麗な花だった
そんな色々があって二人は一つになった
彼は今でも綺麗な花を咲かせている
ときどき違う色の花も咲かせるけれど、それでも最後は同じ花を咲かせてくれる
自分の花も綺麗に咲いている
妹の花はあれから一度も咲かないけれど、一度だけいい香がしたことがある――それは昔と同じ、けれど少しだけ香高い祝福の香だった
彼は今でも綺麗な花を咲かせている
ときどき違う色の花も咲かせるけれど、それでも最後は同じ花を咲かせてくれる
自分の花も綺麗に咲いている
妹の花はあれから一度も咲かないけれど、一度だけいい香がしたことがある――それは昔と同じ、けれど少しだけ香高い祝福の香だった
嫁アピール
凄く可愛い
いや、シロの好きなところを色々語ることはできるんですよ
でもどれだけ語ってもそれで愛が全部語れるわけがないじゃないですか
なら無駄に語るよりも一言に凝縮したほうがいいと思うんですよ
それに、僕が言葉を尽くさなくても、シロなら、僕が彼女のことをどれだけ好きなのか、愛しているのかを理解してくれるんですよ
だから多くの言葉を尽くす必要はないと思うんです
それでも、一切言葉に出さないというのは淋しいじゃないですか
それに相手が好意を伝えるのにこっちからは伝えない、こっちからは言わないで相手にだけ言わせるっていうのもずるいと思うのですよ
だから、飾らない言葉で、でも少しでもよく見せたいから精一杯カッコ付けて
でもどれだけ語ってもそれで愛が全部語れるわけがないじゃないですか
なら無駄に語るよりも一言に凝縮したほうがいいと思うんですよ
それに、僕が言葉を尽くさなくても、シロなら、僕が彼女のことをどれだけ好きなのか、愛しているのかを理解してくれるんですよ
だから多くの言葉を尽くす必要はないと思うんです
それでも、一切言葉に出さないというのは淋しいじゃないですか
それに相手が好意を伝えるのにこっちからは伝えない、こっちからは言わないで相手にだけ言わせるっていうのもずるいと思うのですよ
だから、飾らない言葉で、でも少しでもよく見せたいから精一杯カッコ付けて
『可愛いよ。ずっと好きだよ』
とだけ伝えたいです