はじめに


『Dragon's Dogma (ドラゴンズ ドグマ)』 とは、
2012年5月24日に発売した完全新作のゲームタイトルであり、
カプコン初のオープンワールド作品である。

デビルメイクライ4の開発チームが、次は完全新作を生み出そうという事で企画を進めたのがきっかけ。
今までのオープンワールドRPGにないような、アクションが綿密に作り込まれた作品を目指す。
開発期間は構想3年、開発2年で足掛け5年。

タイトルの意味は 「ドラゴンの教理・真理」



ストーリー


物語は、主人公とドラゴンの出会いから幕を開ける・・・
とある漁村に住む主人公は、いきなり来襲したドラゴンに宣告される

「お前こそ、選ばれし者だ」

なぜ、自分なのか?
なぜ、倒さねばならないのか?
その答えは、ドラゴンが知っている…
襲来したドラゴンは、主人公の体から心臓を奪い去る

しかし、主人公は蘇る…
竜を倒す運命を課せられた“覚者(かくしゃ)”として

なお、今作のストーリーにはいくつかの分岐があり、エンディングも複数存在する。



世界観


十数年ぶりにドラゴンが復活し、再び混沌の時代を迎えた架空の世界。
ポーンという異世界の民や、ゴブリン・キメラなどが登場する。

剣と魔法。
西洋風の王道ハイファンタジー。



ワールド


世界の時間は刻一刻とリアルタイムに変化する。
朝は眩しく、昼は太陽が照りつけ、夕方は幻想的、夜は真暗闇。

住民達やモンスターも時間帯によって行動や配置を変える。
昼は店番や他の住民と談笑、夜は家で織物や暖炉の前で家族と過ごすなど、それぞれの生活が垣間見れる。
巨大なモンスターは遠くからでも目視でき、その場に行って戦う事も、避ける事もできる。
キメラなどの凶暴なモンスターも昼は寝ていたりし、寝込みを襲うか忍び足で横切るかはプレイヤー次第。
同じモンスターでも大きさが違ったり、身に着けているものが違うなどの個体差もある。

エリアは都市、草原、巨大な城、古代遺跡、砦、洞窟、森、渓谷、海岸、河川など多岐に及ぶ。
岩壁にさりげなく扉があり、入ると中に巨大な空間のダンジョンが広がっている事も。
広大な草原をポーンと共に走る爽快感は格別。

さらにフルボイスで会話ができる200人以上のNPCが、それぞれ独自のAIで生活している巨大な城塞都市があり、
そこでは買い物や情報収集、イベント・クエストの発生・受注やPTメンバーのスカウト、
転職や宿泊、アイテム保管や自分と相棒の身だしなみの整え(髪型・眉型・ひげ・化粧・肌色の調整)などができる。
そのフィールドや街並みはフランスやイングランドのウェールズ地方などへの取材を元にリアルに創作されている。

NPC達にプレゼントを渡したりもでき、親睦を深めるとイベントやストーリーに変化が生まれる。
何を渡せば喜ばれるかは人によって様々(メルセデスならどぶろく、盗賊ならドクロなど)
街の施設でアイテムの贋作を作成することも可能で、見破られるか否かはNPCによって違う。

NPC一人一人に好感度が設定されており、それが高くなるとNPCの頬が赤くなったり向こうから挨拶される事も。
高くなって初めてクエストを依頼されたり、行商人だと品揃えの追加などもある。
低くなると近づくだけで逃げられたり、攻撃を仕掛けてきたり、会話中の表情が不機嫌になったりする。
この好感度は時間の経過によっても元に戻っていくので、終わりのない変動的な関係が築ける。

その住民達に攻撃を加える事も可能だが、やってくる衛兵達に捕まると覚者といえども投獄されてしまう。
逆に貴重なアイテムを使い、イベントやクエストなどで死なせてしまったNPCを生き返らせる事も可能。

また様々なアクションを組み会わせて建物の屋根に登って移動する事もでき、
それに関連したクエストや、職業の固有アクションでしか取れない宝箱なども存在する。
今作の総セリフ量は150万文字にも上り、村や買い物・宿泊ができる野営地、人が住む砦、兵士の拠点なども点在している。

その世界を自由に冒険できるオープンワールド。



クエスト


クエストは酒場に貼られた張り紙から受けたり、NPCとの会話、道中で突然始まるなど受注方法は様々。
モンスター討伐や護衛、アイテム収集や逃げる子どもを捕まえるなど多種多様。
NPCの自分への好感度が高くなって初めて依頼される特別なクエストなども存在する。

一度に受けられるクエストの数に制限はなく、同時にいくつも受けられる。
道中でクリアできそうなら、別のクエストの途中でついでにクリアする事なども可能。
ただし時間経過でほとんどのクエストが消滅するため注意が必要

あるクエストで助けたNPCが、別のクエストで助けに来てくれたり、
逆に騙したりするとプレイヤーに痛いしっぺ返しが来る事も。
また道中でゴブリンに襲われている商人を助けると、別の地で再会した時にお得意様となり、
新たなクエストを頼まれたりという事も起こる。

また護衛クエストなどで対象のNPCを死なせてしまった場合も、貴重なアイテムを使い生き返らせる事もできる。

「生かす・殺す」「騙す・騙さない」「敵に付く・味方に付く」「見逃す・見逃さない」 などの選択肢が無数にあり、
それらの選択が網の目のように別のクエストに絡んでいく。



アクション


小・大攻撃や派生攻撃、ジャンプ攻撃の他に、武器それぞれに3つずつセットできるスキル攻撃がある。
スキルは装備できる武器に依存しており、ジョブポイントを消費して修得する。
アクションは職業ごとのノーマルスキルでもバリエーションが増えていく。
また全職業で共有できる常時発動のアビリティも備わっている。

さらに特徴的な 「つかむ」 アクション。
これにより小さい敵は羽交い絞めにしたり、死体を持ち上げて敵をおびき寄せたり、
大きな敵にはしがみ付いてその体を動き回り、好きな部位を攻撃する事ができる。

この掴みアクションは、
ダンジョンに落ちているオブジェクトを拾って投げたり、PTメンバーや街にいる住民などに対しても起こせる。
それだけではなく、例えば家の出っ張りにジャンプして掴み、そのまま屋根によじ登り、
そこから助走をつけて大ジャンプ。そのまま離れた隣の屋根の端を掴んで、次々に渡っていく事なども実現可能。

バトルはキャンプメニューを開いている間以外はリアルタイムで進む。
最大3人の仲間に行動の指示が出せ、また仲間も状況に応じてプレイヤーに指示を与える。
仲間が敵を羽交い絞めにて止めを刺したり、プレイヤーを跳ね上げて敵の体にしがみ付くなどの連携も可能。
また仲間と巨大な敵に一斉にしがみ付き、その重量で地面に叩き落としたり捻じ伏せる事もできる。

敵は属性やアクションの有利不利のふり幅が大きく設定されており、
レベル上げや装備の見直し・強化、転職や該当する知識を持つポーンの雇用などの攻略法のほかに、
アクションの腕に自信があれば、難易度は高いもののプレイヤースキル一本で打開していく事もできる。

なおMPの概念はなく、魔法もスタミナを消費するアクションとして繰り出す。
仲間と同じ魔法を詠唱すると、仲間がそれまで唱えていた詠唱時間が自分に上書きされ、
時間が短縮化し、一気に複数の魔法が解き放たれる多重詠唱というシステムもある。



キャラクター


主人公とその相棒は名前や顔だけに留まらず、性別、年齢、声、身長(140cm~210cm超)、体型、肌の色、髪、
顔の形・中身(形・大きさ・位置・目の色・キズ・しわ・化粧・フェイスペイント)、さらには体のパーツ(胴・腕・脚)、
筋肉量、バストサイズ、姿勢、動き(男・女らしさ)に至るまで自由にクリエイトできる。

隻眼で筋肉隆々の大男から、オッドアイでエルフ耳の可憐な少女、腰が曲がった白髪ロン毛の爺さんまで幅広く作ることが可能。
ゲームに登場する全てのNPCや住民達も、このキャラクリシステムで作られているほど。

またその顔には自然に表情が付き、容姿はイベントシーンや、リーチや能力などのゲーム部分にも反映される。
カットシーンでも様々な身長に合わせてカメラアングルが変わり、相手との会話の視線もあう。
能力の変化は小柄だとスタミナ回復や移動速度が早くて積載重量が少なく、大柄はその逆など。

さらに3つの職業から選択でき、そこから6つの上級職に派生・転職する事ができる。
この9つの職業はアクションが異なり、独自の技も習得するので、それぞれ全く違うプレイ感覚で戦うことができる。

成長システムは経験値を取得して上がるレベルアップと、ジョブポイントを消費して会得するスキルアップ。
ただレベルアップによる成長量は従来のRPGに比べると少ない模様。
見た目にも反映されるバリエーション豊かな装備を持ち替え、着せ替えてステータスをアップさせる。
武器や防具にも一つ一つに強化レベルが設定されている。

防具はウェア(下着)とアーマー(上着)を重ね着するシステム。
部位は頭・胴・腕・脚・アクセサリー。
一式防具もあり、着るだけで通行許可が下りたりNPCの好感度が上がるものもある。
武器は右手(メインウェポン:剣や杖etc)と左手(サブウェポン:盾や弓etc)

男性キャラが女装をしたり化粧をする事も可能(女性の男装も)で、
その場合女性だけを狙う習性のある一部のモンスターからは、女性と認識され集中攻撃されたりする。

ステータス項目はレベル・ジョブランク・HP・スタミナ・重量・攻撃力・魔法攻撃力・
よろめかせ力・吹き飛ばし力・属性攻撃5種(炎・氷・雷・光・闇)・状態異常攻撃13種・
防御力・魔法防御力・よろめき耐性・吹き飛び耐性・斬耐性・打耐性・属性耐性5種・状態異常耐性13種。

個性的なNPCの面々は公式サイトを参照。
今作のストーリーではそのNPC達との恋愛展開もあるとのこと。
反対に会話の選択肢によって二度と会わなくなるNPCや、行動の取り方により一度も会わないNPCもいる。



ポーン


その多くが謎に包まれている異世界の民の総称であり、今作独自のキャラクター、システム。
容姿は人間と同じだが、一般人からは忌み嫌われている一面も。
しかし自発的な感情を持たないため、兵士からは重宝されているようだ。

主人公は覚者となった為に世界で唯一このポーンと契約が交せるようになった。
冒険の相棒となるメインポーンは主人公同様にクリエイトでき、戦いのクセや職業、性格、口調なども変えられる。
「強い魔物or弱い魔物or厄介な魔物に率先して挑む」「覚者の安全を心掛ける」「様々な物資を探し集める」などの9項目の特性を、
第一優先と第二優先に振り分けて個性を付ける。

口調は喋り口(臆病・野蛮・自信家・気取り屋・無口・普通など)を
様々な状況ごと(助け起こされた時・瀕死になった時・苦戦している時など)に一つ一つ設定できる。
自分からポーンに話しかける事も可能。

教育により個性が生まれ、主人公と一緒に旅をしながら経験を積み、共に成長する。

パーティーに入ったポーンはフィールドや敵の知識を自主的に取り込んでいく。
基本的に不死身なので、体力が尽きても覚者がポーンに触れる事で回復する事が可能。
しかし体力が尽きた状態で放置したり、ハイドラに食われるなどするとロスト(パーティーから脱退)してしまう。

また最大2枠のサポートポーンを仲間に加えることができる。
サポートポーンは街などで雇うか、オンラインで他のプレイヤーのメインポーンを借りることで加わる。
そのポーン達は、各地に点在するリムと呼ばれる石碑から召喚できる。

自分よりレベルの高いポーンを雇う時にはリムの結晶というアイテムが必要だが、
自分と同等以下のレベルのポーンや、フレンドのポーンは無料で借りられる。

「フレンドのみ」など、自分のポーンを公開する範囲も設定可能。
またゲーム内には予め1万体のポーンが用意されている為、オフライン専用プレイヤーでもパーティー編成を楽しめる。

なお、ポーンという名前はチェスの駒の一つから来ている。
楽しい仲間ではあるが、たのしいなかまとは決して関係はない。



ネットワーク


リムを通じて世界中の覚者(プレイヤー)とポーンのやり取りをする事ができる。
自分のメインポーンを相手に貸し出せば、相手のサポートポーンとして活躍させられる。
逆に相手のメインポーンを借りれば自分のサポートポーンになるという仕組み。

貸し出した先で自分のポーンが積んだ知識や経験は、こちらにも反映されるため、さらに旅の役に立つだろう。
また貸し出す事でリムの結晶を入手でき、これはより強いポーンを雇う際や独自アイテムの購入などに使える。
宿屋での宿泊などで時間が過ぎると、メインポーンによる貸し出し先からの成果の報告が行われる。
貸し出しても自分のメインポーンがいなくなる事はなく、貸し出し先が100人いれば同時に100人に貸し出す事も可能。

相手のポーンを評価(外見・戦闘・貢献度の3項目)したり、コメントの添付(定型文)やポーンに贈り物を持たせる事もできる。
細やかな検索システムもあり、様々なサポートポーンを臨機応変に雇う事で旅をより円滑に進めていけるだろう。
人気ランキングもあるので、より高みを目指して育成する事も一つの楽しみとなり得る。

魅力的なメインポーンを作り、強く育てる事で世界中のプレイヤーに借りてもらいやすくなり、
それがさらに屈強で万能な相棒へと成長させるカギとなっている。

また他のプレイヤーが作ったポーンはこちらの世界の住人ともなるので、
街やフィールドなどで別の主人を歩き求めているそのポーンに話しかけ、その場で契約を結ぶ事もできる。

ゲーム内で写真(スクリーンショット)が撮れ、
その撮った写真をゲーム機本体から直接TwitterやFacebookに投稿する事もできる。

さらに「ポーンコミュニティー」というゲームモードが存在する。
ここでは掲示板のようにコメントを写真と一緒に投稿し、自分のメインポーンを売り込んだり、
他のプレイヤーのポーンを閲覧してそこから雇う事も可能。
別世界の覚者同士が写真やポーンを通じて交流を図れる場となっている。

他のプレイヤーとの好きな濃度での干渉が可能な上で、
それに縛られる事なく、あくまで自分の世界で没頭できるネットワークシステムとなっている。

これらの機能(ポーンの貸し借り・ポーンコミュニティー)はPS3・Xbox360共に無料で利用できるとの事。

また「ウルドラゴン」というモンスターの体力を世界中のプレイヤーと共有して、ダメージを与えていくシステムも判明。
倒すと参加したプレイヤー全員に報酬があるが、見事トドメを刺したプレイヤーは石碑に名前が刻まれ莫大な報酬を受けられる。
ウルドラゴンとはオフラインでも戦える。



紹介サイト





紹介画像




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