第721話~第730話



第721話

152 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/26(金) 07:19:23 ID:sygxXsis0

犬になって三日目・・・すっかり犬が板についてきた
「ワンワワンワッワッワン・・・(はっそういえば俺が人間であったことを忘れそうだぜ・・・)」
そしてやはり神社に向かうとすでに二人は待っていた
「あっナナきたよー」
「それじゃあ行きましょうか、祈りヶ池は神社の裏の森の中にあるの」
そして森の中を進む・・・この時代はモンスターがいないのか、警戒するナナを裏目に平和だった
「どうしたの?ナナ、びくびくしちゃって・・・あっほら祈りヶ池に着いたわよ」
「綺麗・・・透き通ってる」
「この祈りヶ池には言い伝えがあって、強くお祈りすると一つだけその願いがかなうらしいわよ・・あらナナ?」
「ワン・・・・(人間に戻れますようにあと強い武器と魔法をたくさんください)」
「ナナにもこの神秘さがわかるのね・・・ほら池の底をのぞいて御覧なさい」
「あっ仏像がある!」
「そう、あの仏像は、願明王といって心清きものの願いを聞き届けてくださるそうよ」
「おゆきお姉ちゃんの御願いは?」
「私は・・・みんなが平和に暮らせれば特に願いはないわ」
そうしているうちにガサゴソと草むらから何者かが・・・・あの男たちが現れた
「今日は4人!チュウベエもつれてきたぞ!今度こそ復讐だ!」
倒すとあっさり逃げていった・・・
「うふふ、ナナがいればこの村も安泰ね・・・・」
「ワッヘン!」
そして今日も過ぎていった・・・・

ふと気付くとゴンベイたち・・・
「このままじゃ気がオサマらねえ、何としても復讐してやんべ」
「でもオラもう怖いだ・・・あの犬普通じゃねえだ・・・しかも復讐といってももう・・・」
するとゴンベイたちの前に不振な人物が立ちふさがった・・・
「力を貸してやろう・・・我らの条件さえ飲めばな、条件という名のこの薬を飲んでみろ・・・」
そして一方ナナは、ぐっすりと眠っていた・・・おゆきの夢を見ながら・・・
「おうおうようねむっとるのう・・・鯵茶漬けも2杯もおかわりして・・・」
「ナナもこれからはなんの不安もないよう面倒みなければなりませんねぇ・・・」
「クウン・・・スースー・・・」
しかし村を覆う黒い影・・・

第722話

161 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/26(金) 19:30:49 ID:sygxXsis0

犬になって四日目・・・もはや犬である事に疑いの余地は無い
「ワウ?」
なんだか村中が騒々しいようだ・・・情報を聞いて周ると
「大変な事じゃ・・・悪ガキども、あのヤマに入りおった・・・」
「まったく、マヤンをつれて度胸試しなどと馬鹿なことを・・・」
「ワウワウ?」
「おや、ヒョウドウとこのナナじゃないか」
「ワウン!」
「今、庄屋の息子のジョンや、ケンスケ達悪がき3人週がマヤンを連れて山姥の山に入りおったのだ」
「そうじゃ、そして朝から出かけてもう昼過ぎ・・・まだ帰ってこんのじゃ」
「まあ山姥なぞ伝説だろうが、北にある天狗の山と同じく危険な山であることには変わりない・・と犬に話しても無駄じゃッたな」
そしてとりあえず神社に向かうとおゆきも困っていた
「どうしましょう・・・私がちゃんとみてなかったから・・・・」
「ワンワン!ワワンワン!」
「だめよ、いくらお前でもあの山は危険よ・・・ふう、どうしましょう・・・」
もちろん行かなければ話しは進まないのでナナは山に向かうことにした村で情報収集だ
「ワンワン」
「おや、ヒョウドウのとこのナナじゃないかどうした?」
「ワンワン?」
「山姥の山はこの村の南の方にあるが・・・危険じゃのう・・・」
そしてナナは一匹で山に向かうことになった・・・

ふと気付くと立ち入り禁止の看板は倒れており山に入っていた
「ワウ・・・(どうも様子が変だ・・・空気がよどんでいるぞ・・・)」
なんとこの山は久々にモンスターが出てくるのだ・・・!一体同いう事だろう
「ワンワン!(子供達が心配だ急ごう・・)」
するとナナの前に顔色の悪い男が立ちふさがった・・・
「ワン!(ゴンベイ・・・!性懲りも無く・・・)
しかしヤハリ様子がおかしい・・・一言もしゃべらず目はうつろ・・・なんと角が生えてるではないか!
「ウウウウ・・・・ガアアア」
「ワヒューン!」
ナナのピンチ!

第723話

172 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/27(土) 11:09:42 ID:EPKrIPjG0

ゴンベイの体に異変が起きているようだ・・・
「ワン!(鬼と化している・・・一体なんなんだ?)」
襲ってきたが今までとは比べ物にならないぐらい強く、一匹では大苦戦だが守りを固め(プロテスとかね)ナントカ倒した・・・
「う・・・ギャアアア・・・」
ゴンベイは走って逃げていった・・・・
「クウン・・・・」
そして奥まで走っていくとなんと小屋があった・・・・そして小屋の中を除いてみると・・・・
「ワッ・・・・(あれが・・・山姥か・・・!?)」
真っ青な巨大な顔・・・長い角・・・鋭い赤い目・・・伝説といわれた山姥は実在したのだ・・・!
「ヒーッヒッヒ・・・昨日の男の子はおいしかったワイ・・・・今日は誰を食おうかの・・・」
「ワン!(なんてことだ!これ以上化け物をのさばらせないぜ!恩返しだ!)」
イを決し、小屋の中に飛び込んだ・・・・
「なんじゃ?この犬っころは・・・・ヒッヒッヒ今夜は犬鍋といこうかねえ」
山姥が襲ってきたが、トンべり並の包丁は一人では辛いがナントカ倒した・・・
「ギャアアア・・・・」
山姥は体が真っ二つに折れ、その場に倒れた・・・・今のうちと隣の部屋からマヤンたちを救い出した
「ウエエエン、ナナ、怖かったよう・・・でも、ケンスケは昨日食べられてこんな姿に・・・」
マヤンが指差した方向には、健介のものと思われる足の骨が残っていた・・・
「ワ・・・」
ナナは恐怖のあまり言葉を失ったが気を取り直し、生き残った3人を連れて家を出ていった

ふと気付くと山を降りていこうとした其の時・・・小屋の中から声がした
「マテェ・・・・ニガサンぞえ・・・・ヒーッヒッヒヒ」
「キャァーーまだ山姥が・・・!」
「怖いよーおとうちゃん、おかあちゃーん」
「ワンワン!(お前達は先に逃げろ、ココは俺が食い止める!俺も本当は今すぐ逃げたいけど我慢するワン!」)
「ナナ・・・御願いね・・・!」
そしてマヤンたちは先に山を下りていった・・・
「マアテェ・・・・・・!」
とんでもないスピードで山姥が追いかけてきた・・・・!
「ワヒ!」
恐怖の山姥・・・・

第724話

183 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/28(日) 12:18:55 ID:b/sYU6rx0

山姥がナナに襲い掛かる!
「犬めぇええええええええええええヒーッヒッヒッヒッヒ」
再び襲ってきた顔色が赤くなりちょっとだけ強くなってヤバイがナントカ倒した・・・
「ワフン!」
そして再び青色になった山姥を尻目に得意げにドンドンナナも山を降りていったが・・・
「マテェェェェェ・・・逃げられると思うなぁぁぁぁ」
再び山姥が蘇りナナを追いかけてきたのだ・・・・!
「ヒィ!」
さすがにナナも恐怖に駆られ逃げ出したが恐ろしいスピードで追いすがってくる・・・・!
「ヒィ一ヒッヒッヒ食ってやる・・・食ってやる・・・・・!」
ついに追いつかれた・・・今度は包丁の使う間隔が短くヤバイがナントカ倒した・・・
「ワ・・・ワンワン!」
そしてさらに逃げ出したが・・・また恐ろしい声が響いた
「ヒヒヒ・・・ニガサンぞえ・・・逃がさないぞえ・・・・!」
そしてナナは崖に追い詰められた・・・飛び掛ってくる山姥・・・・!
「ワン・・・!」
そして山姥に襲い掛かられナナと山姥は崖から落ちた・・・・
「ギャアアア・・・・!」
ナナが目を開けると、木に体が突き刺さり体が真っ黒になった山姥の姿があった・・・
「ワン・・・・(山姥の体が崩れていくワン・・・今度こそ本当に・・怖かったよう)」
そしてナナは川で気を失った・・・・

ふと気付くとナナはおじいさんの家で寝ていた・・・
「ナナ・・・気付いたのね・・・!川でどんぶらこどんぶらこと流れてきたところを村人に見つけてもらったのよ」
おゆきが心配そうにナナを見ていた
「ナナでかしたぞ、ジョンたちから全ては聞いた・・・ケンスケのことは残念ジャが・・・」
「でもナナよくやりましたねぇ・・・命がけで守ってくれて・・・願明王さまが遣わしてくださったのかしらねえ」
「ナナ・・・ごめんね・・・」
「ワンワン」
「さあさあナナ、今日はもうイクラ茶漬けを食べてやすみなされ・・・・」
「ナナ、また怪我が治ったら遊びましょうね」
そしてこの日も過ぎていった・・・

第725話

192 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/29(月) 18:54:46 ID:CpIHJcAT0

5日目・・・・一晩寝て怪我も治ったようだ・・・もはや犬そのもの
「おおナナ、もう具合は良いのか今日も遊びに行くのかい?」
「ワン!」
そして神社に走っていった・・・・が、マヤンしかいない
「今日はね、おゆきお姉ちゃんはお祈りの行事でいないの御免ねわたしもちょっと忙しいの」
「クウン・・・・」
そしてナナは適当に村を歩いていると、ニシのハズレに洞窟があるのを知った
「ワン・・・」
中はそれほど広くなく、中に一つの石像があった・・・・
「ワンワンワワワン」
音の像と書かれたそれは、琴を手にした女性の姿だったそして村に戻って話を聞いてみた
「音の像は村に危険が迫ると琴を演奏し村を救ってくれるという言い伝えがあるんじゃと」
「1000年も前から村に伝わる伝説じゃが本当の年代は定かではないんだよ、って犬に言ってもわからんか」
そしていろいろ話を聞いていくと
「なんか村の南に変な男がいるな・・・顔色が実に悪い、へんな棒を頭につきたてておる」
ナナはそれを聞いてぴんときたのだ・・・!そして一目散に走っていくと・・・・ゴンベイだった・・・!
「ガアアアアアア!」
もはや理性など無く、角はさらに伸びさらに強くなってるし肉片があたりに散乱しており、通りがかった旅人を食べたようだ
「ワルルワン!」
この辺りから大苦戦を強いられるようになるが頑張りナントカ倒した・・・
「ワッワンワワンワ・・・・(一体この村で何が起きているんだワン・・・?)」
するとちょうどおゆきが仕事から戻ってきた
「あら、ナナ今日はごめんなさいね・・・また遊びにいらっしゃいね」
「ワン!」
不安は全て消し飛んだ・・・・

ふと気付くとおじいさんの家・・・
「ナナ、明日は桜祭りじゃ!お前も存分に遊ぶがいいぞ!」
「ワフ?」
「おじいさん、ナナは桜祭り初めてなんですね・・・」
「楽しみじゃのう!いっぱい飲ませてやろう・・・さあ晩飯の茶漬けじゃぞゴージャスにサーモンを乗せといたぞ」
そして眠りについた・・・・

第726話

202 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/30(火) 19:07:24 ID:B8HZWZxE0

犬になって6日目・・・・犬以外の何者でもない
「さあ今日は桜祭りじゃ、もうはじまっとるぞ!もうわしが灰をまいて準備は万端じゃ」
ナナは恐る恐る桜祭りに向かった・・・・なんと昨日までなかった桜が今日は当たりに咲き誇っていた
「ワウ・・・・」
「あら、ナナじゃないナナも祭りに来たのね」
「ワン!」
「私はこれから祈りの仕事があるから、見ててね!がんばるから!」
そしておゆきが去ってった村人達に話しかけると
「おお、ナナじゃないか今日は桜祭りだ飲め!飲め!」
飲めないのに無理やり飲まされふらふらよれよれになっていると・・・・太鼓の音がして見ると、なにやら儀式が
「ワン?ウィーッ・・・ワンダフル!」
「あれはな、願明王様へのお祈りで平和が続くようにとのことじゃ」
そしてお祈りを始めるおゆきの隣に、仮面をかぶった男がいた
「ワン?ヒック」
「あれはな、おゆきの父、グンジョウじゃ・・・・仮面の下を見たことがあるものはおらんがの・・・」
そしてお祈りの儀式が無事終わった・・・
「今年も一年無事だといいがなあ・・・先日あんなことが起こったばかりだし・・・」
村人達は不安になったりした・・・そして祈りの儀式が終わったおゆき
「ワンワン!」
ナナは駆け寄っていった
「あらナナ!どうだった?今年は平和だといいわね・・・・あらマヤンどうしたの?」
「・・・なんでもない」
マヤンは一瞬怪訝な顔をしたのは気のせいだったのだろうか・・・・

ふと気付くと桜祭りも終わり、無理やり酒を飲まされた後遺症でふらふらになっていた限界だやはり飲むべきではなかった
「どうしたナナ、疲れておるようじゃのさすがにはしゃぎすぎたかハッハッハわさび海苔茶漬けを食べて寝るんじゃぞ」
「クウワン」
そして食ってそのまま眠りについた・・・なんだか叫び声が聞こえたような気がしたが酒が入り目覚めなかった・・・
「ワーン・・・」
目覚めたのは昼過ぎだろうか、起きてみたがおじいさんとおばあさんの姿は無かった
「ワン?」
とりあえず村に出てみたナナ・・・だが・・・

第727話(前編)

220 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/31(水) 18:38:11 ID:OrWUko610

7日目・・・どうも村の様子がおかしい・・・・ただの犬・・・
「ワヒ?」
村に誰もいないのだ・・・人っ子一人・・・何があったのだろうか・・・BGMもなってない
「ワンワンワン!」
不安になり神社に一目散に走っていった・・・・・
「ワン!ワヒン!ワヒュン!」
だが返事は無い・・・神社の中に入ると・・・・
「うう・・・」
そこにはおゆきの父、グンジョウが血を流して倒れていた
「ワン!ワン!」
「む・・・おお、お前はナナか・・・おゆきから話は聞いておるぞ・・・」
「ワン!」
「おゆきは連れて行かれた・・・何者かに・・・」
「ワンワン!」
「・・・お前の力を借りるときが来たようだな・・・北の天狗山の頂上に来い、待っているぞ」
「ワン?」
シュウウンと音がし、グンジョウは消え去った・・・天狗山に向かうときが来たようだ
「ワウルル!」
ナナは天狗山に向かった・・・・

ふと気付くと天狗山・・・そこは魔物のはびこる恐ろしいところ
「キャンキャン!」
如雨露蜘蛛、よろず原虫など恐ろしいが頑張りナントカ頂上にたどり着いた・・そしたら岩の上にグンジョウが座っていた
「ナナよ・・・・お前はただの犬でない事にはわしにはわかっている・・・」
そしてグンジョウはお面を取った・・・すると中から出てきたのは・・・真っ赤な顔にお鼻が長い天狗であった
「ワッ!」
「そう驚く出ない・・・我ら天狗の一族は神社の神主としてこの地を守るよう定められているのじゃ」
「ワン、ワン!」
「おゆきのことか・・・うむ、早々に助け出さねばならないな・・・いや、お雪は天狗ではない人間じゃ・・安心せい・・・詳細はまだ秘密ジャが」
「ワフリフ!」
「おぬしは願明王様に使わされたものに違いないだろう、とすると行くべきところがある・・・覚えてるか?」
覚えてはいない・・・・

第727話(後編)

221 名前: ◆EreM42GXZo 2006/05/31(水) 18:52:34 ID:OrWUko610

天狗グンジョウは祈りヶ池に行けといった
「この願いの珠を持っていくのだ・・・池の水は枯れ、中にお前に必要なものがあるだろう」
「ワン!」
そして祈りヶ池にたどり着き、願いの珠を使うと池の水は枯れた・・・
「ワンワン」
池に下りていくと願明王の目が見開いた・・・!そしてその目玉がどろりとナナの目の前に落ちてきた・・・
「ワ・・ワワワワン!(これは・・・クリスタル・・・!)」
「手に入れたようだな・・・お前が真の強敵とであったとき力を貸してくれるであろう」
「ワンワ」
そこにはいつの間にかグンジョウが立っていた
「敵の正体がつかめたぞ、どうやら異世界からやってきた者たちのようだ」
「ワン?」
「人間の体を改造し鬼と化すことの出来る連中らしい・・・村人もその実験台として連れて行かれたのだ世界各地で事例が起きている」
「ワンワン!」
「おゆきたちは願明洞のさらにニシ、迷いの森に連れて行かれた・・・遠い別の村でもマムタルーと名乗る男がお供を連れ討伐に立ち上がったらしい」
「ワン!」
「ナナ・・・お前に頼むのは忍びないが・・・迷いの森の入り口は開けておいた・・・蛍を頼りにすすむがよい」
それを聞くが否やナナは走り出したそして迷いの森に入った・・・
「ワ・・ワイン!」
蛍の光を頼りに、道を外れると入り口なのでガンバり進むと・・・建物があった
「ワン・・・!(なんという文明だワン・・・)」
嫌な予感を押し殺し、建物に侵入した・・・・

ふと気付くと建物の中・・・
「ワンワン!」
襲い掛かる鬼達・・・これはただ事ではなく、上への道は防がれてるので地下に進んでしばらくすると・・・
「ナナ・・・ナナなの・・・?マヤンはどこ?見当たらないのよ・・・」
そこにはおゆきをはじめ人々がたくさんトラレラレテイタ・・・
「おお、ナナでねえか!ここから出してけろ!」
「ナナ・・・お前はヤハリ願明王さまの使いなのか・・・助けてくれ」
ナナはおゆきたちを助けようとしたが後から何者かが現れた・・・!

第728話

235 名前: ◆EreM42GXZo 2006/06/01(木) 18:22:16 ID:hxOkAOA30

「だぁれぇだぁ・・・」
ナナが振り向くとそこには・・・ゴンベイ・・・いや・・・これは・・・?
「まっまた着たけろ!あの化け物が・・・・!」
ゴンベイやヘイベイなど数十人の人間がくっつき一体の化け物をなしていた
「おそろしや・・・鬼達は人間を無理やりくっつけ新しい鬼を作り出しておるのじゃ・・・!」
「ナナ、逃げて!私たちのことはいいから・・・もういいから・・・!」
だがそうは行かずナナはゴンベイに向かっていった・・・
「いぬううううう恨みと俺はああああ助けて・・しねええ」
襲ってきたがヤバイぐらい強くナナといえども魔法も全く聞かずボコボコにやられたのだ・・・
「キャイーーーーーン・・・・!」(スローモーションで)
「ナナーーー!死んじゃだめ・・・!」
「おお、ナナよ・・・しっかりしておくれ・・・」
「へへえへえええいぬうたべたいなああとりこもうかなあ・・・」
「やめてえ!」
ゴンベエが近づいた其の時・・・クリスタルが光だしナナを包んだ・・・
「ここれは・・・?」
光がやんだとき・・・そこに一人の人間の姿があった・・・
「ワンワン・・・いや・・・普通にしゃべれるぜ・・?!あっ捕らえられてた人たちは?」
するとクリスタルが光しゃべりかけてきた・・・
「村人は村に戻しておいたクリ・・・」
「村に住むからこそ村人だぜ!正解だぜ!これでもう安心かな、クックリスタルがしゃべっただと!」
「安心するのも驚くのもまだ早いクリ!後!」
ゴンベエが再び襲ってきた

ふと気付くとゴンベエと戦闘だが、人間に戻ったベリュルは強く割りと難なく倒す事が出来たまあ育て方次第だが
「ゴンベエも黒くなり崩れていく・・・あの山姥と同じだ・・・!でクリスタル、俺はこれから如何すれば」
「親玉を倒すクリ・・・異次元の侵入を許してはならんクリ」
「そうだぜ!親玉を倒すべきだ!今こそ俺の復活パワーを思い知れ!」
ついに復活のベリュル

第729話

249 名前: ◆EreM42GXZo 2006/06/02(金) 19:26:29 ID:e/0nAHHR0

「復活した俺は最強・・・親玉なんて目じゃないワン!」
「シッカリしたまえクリ・・・君はもう人間クリよ」
「そうだ・・・俺はもう人間なんだ・・・犬には戻れないのか・・・くっ」
そしてゴンベエのしたいから鍵が転がって来たのを見つけた
「これは・・・上に上るための鍵・・・!これで最上階に向かうわけだ」
そしてどんどん建物を上に上っていった・・・・!
「人間になった俺に敵はいない!犬のときの仮は返してやるぜ」
怒りにみちみちて一人とはいえ敵をドンドン倒し上に上っていった
「くっなんだこの塔は!エレベーターにエスカレーターなんでもござい!」
そう、恐ろしいぐらい文明の発達した過去ではありえないのでありえないのだ
「さらには自動ドア、監視カメラなどありとあらゆる文明だぜ・・・!許せないぜ・・・」
怒りは頂点に達し、さらに登っていったダンダン部屋は狭くなる・・・
「一体ココはどうなってるんだ・・・!くっあの部屋がラスト部屋か!」
すると赤色と青色の怪物がベリュルめがけて襲ってきた!
「この先にはいかせん・・!この赤鬼と青鬼が防ぐ!願明王など迷信に科学が敗れると思うな!」
「やはり悪の科学者たちだったのだぜ!」
二人襲ってきたがベリュルの敵ではなかったのでナントカ倒した金棒型ライフルが盗めるぞ
「ついに来たぜ・・・最上階・・・!」

そして自動ドアを開けたベリュルの前に・・・・巨大なコンピューター・・そして
「マ・・・マヤン・・・!君は・・・・!?」
「私としたことが・・・村の情報を自ら収集して貴様の事は警戒しておったのに・・・」
「まさか・・・マヤンお前は・・・」
「ナナ・・・なぜ人間の姿に・・・貴様本当に願明王などというくだらん伝承の手のものか?」
「俺はベリュル以外の何者でもないぜ!俺は人間そのものだぜ!みろ、この姿を!どうだ!どう?」
「愚かな・・・我々の計画を邪魔しおって・・・!」
「マヤン・・・お前が黒幕だったのか・・・・」
「ナナよ・・・お前が何者かは知らん、だがお前は殺さねばならないようだな」
「俺はナナじゃなく、ベリュルだぜ!それに殺されたくないし、殺されないぜ!」
ナナで無くベリュル・・・・

第730話

260 名前: ◆EreM42GXZo 2006/06/03(土) 10:29:20 ID:ns8RX9sf0

「ナナよ・・・私の真の姿を見て驚くがいい・・・!」
「俺はベリュルだ!」
マヤンの体が凝縮し・・・手が伸び脚が伸び・・・そこには山姥のような恐ろしい姿があった
「こっこれがマヤンの本当の姿・・・・」
目はうつろ、口はだらしなくひらき、鼻息も荒くにらみつけられただけで麻痺しそうなほど恐ろしい
「もはやあんな姿になって・・やはり化け物だったか!最初に見たときから怪しいと思っていたぜ!」
「グシャアア!我らの一族を!この次元、この地球に繁栄させるために来た!犬ごときに邪魔はさせん!」
「オニめ!オニの犬間に洗濯だぜ!洗濯してやるぜ!しきってやるぜ!完全に洗い落とすぜ!」
「次元科学力を舐めてる貴様のほうこそ死ぬがよい!」
ついにマヤンと戦闘になったが本当に強くヤバイ
「くっこのままではまずいぜ・・・・一人じゃ辛いよ・・・誰か助けて!」
「どうじゃ!ここで貴様を殺してわしらの一族の計画を復活させてやる!このロクデナシめ!」
「そうはいかんぜ!そして俺は確かにナナでロクデナシだが許せないぜ!怒りのあまり恐怖を忘れたぜ!」
ときたま天狗からプロテス、シェル、ヘイスト、リジェネ、ケアルダなどの魔法が飛んできてベリュルを強化してくれるので頑張りナントカ倒した・・・
「おお・・・まさか・・・我らが・・聞かせてくれ・・・ナナ・・お前は一体何者・・・・」
「俺はベリュルだぜ!」
「そうだったのか・・・・おの・・れ・・・」
そしてマヤンは黒くなり消滅した・・・
「こいつら・・・死んでから炭化のスピードがえらい速いぜ・・・次元が違うといっていたが・・・」
そして建物は崩壊しはじめた・・・

ふと気付くと出口がふさがれ逃げる事が出来ないベリュル
「ナンテコトだ・・・死にたくないぜ!おーい、出してくれークリスタル如何したらいい?」
しかしクリスタルは既に力を失いしゃべる事は泣いただの水晶の塊にナッテイアt
「おい、しっかりしろ!目を覚ませ!ガンガン!ガチャン!あああ壊れたー起きて!助けて!」
ベリュルは気が動転して走り回った・・・其の時琴の音がどこからか鳴り始め、涙を拭いた
「なんだろう」
その頃村では驚いた事が起こっていた・・・
「願明王像が・・・琴を持って立ち上がった・・・!」
本当だろうか・・・

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最終更新:2008年11月15日 00:12
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