第131話~第140話ボス



【エクスナイト】(第131話)

ダンギャステルの姉。元は華麗な女騎士だったが、強さを求めた結果、エクスオールに操られエクス、騎士を超えた騎士であるエクスナイトになってしまった。全身をエクス装備で固め、エクスヘルムの上からエクスリボンまで装備している。

人間タイプの敵なので、HPは9999しか無いのだが、上述の装備のため防御力が高いので削り切るのは大変。エクスリボン装備により、恐らくは状態異常耐性も万全なのだろう。しかし、もっと大変なのはそのエンカウント方法だ。何とエクスナイトはランダムで町に出現する。
出現タイミングは明言されていないが、宿屋に泊まる直前などで出て来ることがあれば非常に厄介なことだろう。運が良ければ会える、との描写からしてそこまでエンカウント率が高いようにも思えない。根気よくがんばろう。
あるいは、以後の戦いがきつくなるからこの辺りでランダムボスを探しながらレベルを上げてほしいという製作者の心遣いなのかもしれない。

しかし、ダンギャステルは死んだ後も姉の事を心配してベリュルに助けを求めるとは見上げたやつである。その調子で兄のダングランザ-が恨みを持つ前に一言掛けてあげてればもっと良かった。

+ エクスニズムから解放されたらいつか手助けするとのことだが・・・?(ネタバレ注意)
宣言通り、第342話にて再登場。ジョブチェンジ、装備変更は不可能だが戦闘を重ねるほどに装備ごとランダムで強くなるというサ・ガシリーズに似た特殊な成長方式を採用されている。
+ さらなるネタバレ注意
第473話、あの世への突入時にパーティーメンバーから離脱する。
本編では以降の登場はないが、あの世をクリアした後、隠しイベントをクリアすることで再加入するとのこと。贔屓にして育てていたプレイヤーは是非ともイベントを探そう。

主な台詞:
「越えずに死ね」
「ベリュル、私がちゃんとエクスニズムから解放されたらいつか手助けするから覚えておいで」


【エクスオール四天王】(第132話)

最強空軍国家メガスカイフライトライダムを攻めるエクスオール軍の中核を担う四体のエクス。エクススノー、エクスレイン、エクスサン、そしてエクスムーンだ。

前半に戦う2体は天候、後半の2体は天体のエクスであり、エクスムーンに至ってはナレーターからも【最大に苦労し倒した】と言われるほどの強敵。技名とエクス対象の規模から考えると、エクススノー、エクスレインは全体攻撃を主体とする敵か。
エクスサンは光り輝くことで正体を掴ませないという技を持つのだが、正体を掴めないままながらもナントカ倒された。脳筋プレイ万歳。

なお、この戦いの後、第130話で仲間にした精霊はパーティーから外れてしまう。余りに短い出番だが、むしろここではパーティーにそれだけの消耗を強いたエクス四天王を褒めるべきか。

主な台詞:
「私は太陽を越えた・・・太陽・・それはサン・・・ライジングサンで死ね」

【エクスバード】(第132話~第133話)

エクスオールの片腕。鳥の楽園バードランドスタジオパークでベリュル達を待ち受けたエクス。折角なのでこんにちはと言いたいところだが鳥の楽園は地下じゃなくて空の見えるところに創っていただきたい。

しかし、こいつは一応エクス四天王よりも格上のはずなのだが、天候・天体を超えた前述のエクスに比べ、こいつが超えたのは【鳥】である。格落ち感が半端じゃない。

四天王戦後で弱っているベリュル達の前に現れておきながらアッサリ去る、一応は2話に渡って登場したボスなのだが【風を操る】以外の情報は無いままナントカ倒されるなど、期待はずれ感が強い。
死後にはエクスオールからも「ベリュルの力を試す為の噛ませ犬だった」と言われてしまう。本人はそれを知らずに逝けたのはせめてもの救いか。

やったのは追撃砲だが、ダンギャステル(7度目)を倒したのが戦果といえば戦果。

主な台詞:
「残念だったな・・・エクスオール様が出るまでも無い・・私はエクスオールさまの片腕、エクスバードだ・・・」

【天狗】(第134話)

伝承の世界の天狗。
エクス四天王+1を倒し、エクスオールの本拠地も間近に迫り、いよいよ決戦かと思ったところで現れたTENGU。完全に発想が常人のそれではない。エレム氏の作風の広さが伺える。
普通に戦ってもなかなか強いのだが、一度倒した後に命乞いのフリをして再度襲い掛かってくるバックアタックが輪をかけて厄介。 ベリュルとメリアナニーに前列後列でハッキリと役割分担をしていた場合はかなりの苦戦を強いられるだろう。

2度目の天狗も倒すと、何と更に騙そうとするのだが、それは流石のベリュルにも見抜かれ全面降伏。エクスオール本拠地への道を教えてくれる。……のだが、どうにも天狗を倒さずに矢印の先を調べても本拠地への道は使用できたような気がしてならない。いかにも怪しい場所は後回しにし、他のエリアを全部調べてから先に進みたがるRPGプレイヤーの心理を逆手に取った罠として配されていたのかも。 

しかし、強敵との連戦が続く中、ショップの存在する場所を一回挟んだほうがいいというゲームバランス上の考えを製作者が持っていたのかもしれないが、このタイミングでなぜ全くエクスしていない奴らが集まっている世界だったのか。
ひょっとしたら、エクスオールの本拠地への道が隠されている場所はあえてエクスニズムを広めないことで敵の目を誤魔化そうとしていたのかもしれない。ただ、ベリュル達には総大将のエクスオール直々に教えてしまったので全くの無意味であった。

主な台詞:
「まって、エクスオールに私は脅されていただけ・・「私の手先になるか、それとも今日のディナーになるか」といわれたので」
「すみません、嘘です許してください、騙す気だったのです、許してください秘密を教えます矢印の先を調べなさい」


【エクスオール】(第135話)

エクスオールからの情報を元に、遂にエクスオールの居城に辿り着いたベリュル達。主人公達が一時的に敵の配下の振りをするイベントはRPGでも稀にあるが、まさかそれで完全にボスを騙せてしまうのはFFSぐらいのものだろう。
居城をかたっぱしから破壊された後、とうとう王座にて騙されていたことに気づいたエクスオールとベリュル達の戦いが始まる……と見せかけて始まらない。

本話でのエクスオールは、ベリュル達との掛け合いの後、居城を捨てて去っていった。ベリュルに破壊しつくされ、もはや地の利は無いと判断したのだろうか。
本話での丁々発止の掛け合いはリズムよく、まるで熟練のコンビであるかのよう。騙されやすいなどの共通項もあり、エクスオールとベリュルは案外似たもの同士である。

天狗だろうとベリュルだろうと、敵対者はとりあえず今日のディナーにしようとするお茶目な一面がある。まあ、FFS世界では力を持つものを食べると強くなる、という世界観があるようなのであながち支離滅裂な言葉というわけでもないのだが。

主な台詞:
「くっベリュルとメリアナニー、二人して私を騙していたのか、私の怒りを越えたので許さない」
「私を騙した事を後悔懺悔絶叫嗚咽するがいい・・・・」


【エクスピラミッド・エクスラー】(第136話)

エクステクノロジーの支配する世界に存在するテクノロジーピラミッド。なんとピラミッドそのものがエクスピラミッドであり、更にその正体は太陽の神さえ超えた太陽の神、エクスラーであった……!

エクスピラミッドは地震で2ターン行動不能にしてくる攻撃が恐ろしく、二人パーティでは立て直しも難しい。レビテトやジャンプで躱すのが最善策といえるだろう。途中で正体を表すイベントが挟まれる事に加え、変身後のエクスラーにはブリザド系の攻撃の通りがいいので、エクスピラミッドは速攻で押し切ったほうが賢明だ。

しかし、本文中では一行で脱出されていたが、そもそもエクステクノロジーはベリュル達を体内で殺す気であった。その場合は【地震】も【つみあがり崩し】も自殺行為に等しい気がするが、どうやって戦う気だったのだろうか。エクスラーに変身できたかどうかも気になるところだ。

最後に余談にはなるが、エクステクノロジーは何処へ行ったのだろうか……第135話ではエクスオールの両腕=エクステクノロジーと言われていたが、その座はいつのまにかエクスピラミッドに入れ替わっていた。
エクス編の終盤はこのエクステクノロジーやエクスプリズムなど、名前は出たが描写されなかった奴も多く、途中でエレム氏によるプロット変更などがあったのかもしれない。

主な台詞:
「フフフそういうことだ、ピラミッドこそ私でお前は私の体内で手も足も出まい」


【エクスオール】(第136~137話)

エクスオールの生まれた世界、全てが赤ちゃんの世界でベリュル達は再びエクスオールと相対する。

その舌鋒は相変わらず鋭く、ベリュルに対してラップバトルめいた掛け合いを挑み、流れるように戦闘へと突入する。

その技は押しなべて恐ろしく、特にエクスメテオは本家のメテオが隕石を落とすのに対し、なんと彗星を落とす。公転周期に乗っているものを地球まで引き寄せるその力はまさに天文学的。ただ、彗星と隕石は大きさによる定義分けがされてはおらず、隕石よりも核の小さい彗星も存在するし、そもそも地球に落ちてきたものを隕石というので落としてしまえば全部隕石になる。

そんなエクスメテオでもエクスオールにとっては30%の力に過ぎず、100%の力を発揮すると、エクスウェポンやエクス魔法で攻撃を仕掛けてくるようになる。【本当に運も味方しないといけないぐらい】と言われるほどに厳しい敵でだが、ここまでやって来たからにはナントカして倒したい、

倒すとエンディング……というわけでも無く、鎧を砕き、眼と口と20本の手という異形のエクスに変身を遂げるものの、【見てしまったからには生きて返さんぞ】と告げた傍から去っていくなどのお茶目な面は変身前と変わらない。

主な台詞:とかくエクスとオールベリュルの掛け合いは名台詞が多いので、是非とも本編を読んでいただきたい。
 「そしてこれが100%だウオオオ死んで見るか?」
 「見てしまったからには生きて返さんぞ・・・フフフ・・また会おう」


【エクストランスパレント】(第138話)

全てが透明に成った世界の支配者、トランス城の主。名前は英語の「Transparent:透明な」をそのまま持ってきたようだ。外来語として余り使われないタイプの英語がボス名として使われるのはFFSでは珍しい。

人やモンスターどころか、建物まで透明にする能力を持っており、ベリュル達も為す術なしかと思ったが、透明になったものを見えるようにするスコープをその辺のモンスターに持たせるという痛恨のミスによりあっという間に順応される。
スコープは使っている間だけ敵が見えるようになる代物らしく、透明にしたことが完全に無意味ではないが、それでもこのポカが無ければベリュル達はエクストランスパレントまで辿りつけなかっただろう。

ただ、透明になったもの同士では知覚可能という事になると、この世界の住民にとっては透明にされても不便は無い事になる。なので、透明になったモンスター同士でも互いのことは見えておらず、配下には片っ端からスコープを配っていたのかもしれない。
いずれにせよ、スコープがベリュルの手に渡ることがターニングポイント出会ったことは間違いない。エクストランスパレントは部下に「ベリュルに近づくな、倒されるな」と厳命しておくべきだったのでは。

エクストランスパレント本人は上記のスコープを持ってしても見ることが出来ず、すべての攻撃が当たらない……と思いきやメリアナニーからカラーペンキボールをぶつけられ、姿が見えるようになってしまう。そんなのでいいのか、コンビニ強盗犯かお前は。

それでも錯乱攻撃によって色々とベリュル達を苦しめるが、最期はあえなく敗れた。
倒すと手に入れられる透明の服は、アダマンアーマーを防御力で超える可能性があるとのことだが、ベリュルにその価値は分からず捨てられてしまった。なお、アダマンアーマーはFF4に登場する最強の鎧で、二番目に強い防具の4倍の防御力を誇るという超性能装備。

主な台詞:
「ベリュル・・ヨクキタな・・私はエクスオールの側近中の側近、その真の実力ではエクスオールをも超えると噂さえる」

【エクス】(第139話)

遂に側近中の側近さえ失ったエクスは、建物がお菓子で出来た世界、お菓子の家の【ショコラの間】にて、ベリュルを待ち構えていた。

確かに第138話にて【次で勝負だは・・・・】とは言っていたが、ベリュルは最終決戦がこんなメルヘンな世界で行われると思っていなかったらしく、度肝を抜かれていた。アマイデスヨ・・・。

20本の手でそれぞれ武器を操るという攻撃回数の多さ、高いHPと難敵だが、全属性が弱点であるという欠点があるので、挫けず頑張ろう。
全属性弱点とはボスにあるまじき欠点だが、そもそもエクスブリザードには氷が効き、エクスサンダーにも僅かながら雷が効いた事からすると、全てを超越したエクスにとって全ての属性が効いてしまうのは当然なのかもしれない。エクスオールからエクスになるために砕いた鎧は自身の力を弱めてまでも、その弱点を埋めるためのものであったのだろう。

倒すとなんと本体は顔ではなく右上から三番目の手であった事が判明し、歴史的な決着場へと引きずり込まれる。「最も本体っぽいものが本体じゃない」という敵は、クロノ・トリガーのボスにも登場しており、こちらのオマージュではないかと思われる。

なお、この話から明確に【エクスオール】ではなく【エクス】と表記されている。鎧を砕き、もはや超越概念そのものになったという事なのだろう。

主な台詞:
「お菓子だと思って甘く見ていたか・・・フフ・・相変わらず甘い奴らだ・・・」
「貴様らの人生ピリオドを終止符・・・さあ、今こそ死ね」


【エクスwith ダンギャステル】(第140話)

他にどんな時に使われたのかは不明だが、【歴史的な決着場】での最終決戦。
ここまでベリュルとメリアナニーのコンビネーションに辛酸を嘗めさせられてきたエクスは、自らもコンビを組んで決戦に臨む。パートナーはあろうことか、あのダンギャステル(8度目)!
第132話で大空に散ったダンギャステルだったが、ここでこんなとは! エクストランスパレントをベリュル達にぶつけて稼いだ時間で、エクスが捕えて洗脳したのだろう。生きては返さんと言いながら逃げ去ったのも、全てはここでベリュルとメリアナニーに対向するためだったのだ。

ダンギャステル脳に寄生したエクスには流石のベリュルの怒りも爆発し【許さない、絶対許せない、許すことはできないぜ】と激昂する。ベリュルにとってダンギャステルは戦友であり、強い信頼があるのだ。

そのダンギャステルごと倒したが、エクスは何と手の形さえフェイクであり、元々の形である人間の勇者・マルバンジャとなって襲い掛かってくる。かつては伝説の勇者であったが、エクスニズム解放を知り、なまじ強いが故にここまで突き進んでしまったのだろう。悲しい物語だぜ。
ただ、これでも倒された時には【死にぞこない】ながらもダンギャステルを人質にし、なんとか逃げ切ろうとするなどその精神面に勇者の面影はない。

泥沼化するかと思われた最終決戦、エクスを倒す最後の一撃を決めたのは・・・死んだはずのダンギャステルであった。第140話にて彼の立てた【女王の仇は討つ】という誓いを、根源であるエクスを倒すことで成し遂げたのだ。

主な台詞:
「コンビなら私も負けてはいないぞ・・・」
「フフフ・・ついに私の正体を飽かすときが来たようだな・・そう私は元々人間人間の姿こそ最強の姿なので死ね」

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最終更新:2015年08月23日 22:20
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