第141話~第150話ボス



【ダンダンバイヤ】(第141話)

エクスロードを守る最後のエクス配下。主はもはや死んだというのに、それでもベリュルに襲い掛かってくる忠義は見事。

コイツ自身はエクスしているわけでは無いが、使う技はことごとくエクスしている。FFSでのエクス○○は種族名、個体名、武器名、技名、現象などを兼ねるので解説文がどうしても分かりにくくなるのはご愛嬌だ。
しかし、技名のエクスビームやエクスミサイル、エクスシャインあたりは何となく想像がつくが、エクスハイパーは謎が深まる。ハイパー=HYPERだとすると、そもそもの意味に「超える」「超越」を含んでいるので、超越を超えた超越という何だか分からんが兎に角すごい感じである。

主な台詞:無し


【チャノリ】(第142話)

なんともせわしない世界において、サブリミナル効果により市民を洗脳し、ベリュル抹殺を企んだ男。ベリュルの同級生で、昔から何故かベリュルを恨んでいたらしい。

戦闘において無敵に近いベリュルパーティーに対して、正面から挑まず間接的に殺しにかかるという作戦は白眉であり、地の文からも
さすがのベリュルももう駄目かと思われたが
と言われるほど追い込んだ。

だが、ファンニャーに策が見破られてしまい、地の利を活かせる催眠の館で市民を盾に戦うことに。直接戦闘になってしまってはベリュル達に敵うはずもなく、あえなく散った。

なお、此処での戦闘では後列にいるチャノリを倒すために遠距離武器が重要になってくる。弓矢といえば前話から再加入したファンニャーであり、ここで出番を与えるために製作陣が配慮した為のエピソードだったのかもしれない。

主な台詞:
「フフフ・・・催眠の館に来い・・そこで死ね」


【ビビュラビュ】(第143話)

途轍の無く広い世界の街角で出会った美女と見せかけてボス。
なんとメリアナニーの同級生。同級生はベリュルだけのものではなかった。メリアナニーいわく「学校で一番の美人」との事らしかったが、心が醜いのはダメらしく美女に弱いベリュルも騙せなかった。

しかし、いきなり出てきて誘惑とはアホみたいな手段だが、FFSでは【一枚上手なデイデョ・ゲーノ】など、この作戦を成功させた先達も居るので侮れない。

殺す予約宣言を受けたあと、名前そのまんまの「ビビュラビュの魔窟」の最奥にて改めて
戦うことに。攻撃力は高いが、所詮は人間でHPが低いようなので速攻を掛けて倒そう。美しさアピールのためか、カッターまで華麗である。カッターさばきが華麗なのか、カッターそのものが華麗なのかまでは判然としなかった。

倒すとチャノリを操っていた黒幕は確かにビビュラビュだが、そのビビュラビュを更に操っていた黒幕が居ることが明らかになる。FFSでは割とよくある入れ子構造の黒幕システムなのだ。



主な台詞:
「くっ・・メリアナニー許せない、是隊殺してやるベリュルお前も同罪だアハハ殺すよ絶対あとでね」
「フフフ・・・チャノリなんてヨwか打て話にならないわ、本当の恐ろしさをよおく味わってお死に」


【絵を描くモンスター(仮名)】(第144話)

我輩は死霊の谷の出口を守るモンスター。名前はまだない。

出口を書割で用意し、そこにベリュルがぶつかったタイミングで襲いかかるという迂遠な手段で戦いを挑んでくる。しかし、ベリュルの台詞からすると、出口から光が漏れでていたようだがどうやって書いたんだ。

戦闘においては【えがく】を使うことにより、1%の確率でオーディーンを召喚して全体即死も掛けてくる事がある運も絡む敵。しかし、この手の低確率即死技をモンスターに使わせるのは色々と大変なのだ。

例えば、このボスは毎ターン【えがく】を使い、ベリュル達がこいつを倒すのにだいたい15ターン掛かるとする。1%の確率を15ターンの間、1度も引かない確率は86%。
プレイヤーの5~6人に1人は食らってしまう。
しかも、ランダムなのでプレイヤーからすれば「どうして前触れもなくいきなり即死が来るんだ!」とストレスが貯まる。つまりとにかく速攻をかけろ。

作品によっては斬鉄剣は竜騎士のジャンプでも回避できるので、回復役をジャンプさせてもいいが、長期戦になることで斬鉄剣の来る確率を高められると、対策しているのかされているのか良く分からない。速攻せよ。攻略は以上です。

主な台詞:
「フフフ・・・待っていたぞ・・・絵にえがかれ死ね・・・」
「フフ・・新の黒幕はこの先にいるぞ・・・この先は・・聖なる山・・・ミストオルディジョ・・・」


【ダイヤモンドアント】(第145話)

聖なる山ミストオルディジョの北、寒そうな神殿に現れた「アリだ-!」。

神殿からダンスの宝珠を奪っており、こいつを倒すためにベリュル達は地下最深部に赴いた。
特殊能力はないが、素の能力が高い上に弱点もなく、耐性も万全というシンプルながらも強力なボス。強化魔法の揃っていない序盤にいると非常に厄介。
ただ、この時点でのベリュル達には補助魔法も揃っているのでナントカ倒せるのではないだろうか。物理攻撃主体なのでゴーレムを召喚して防いだり、パワーゴーレムで攻撃力を上げたりしよう。

主な台詞:
「ギュギュギュ・・・・ニンゲン・・・・オイシソウ・・・・エイヨウタップリ・・・・シネ」

【マスターガラフ】(第146話)

語るのも面倒になるくらいのイベントをこなした先に控える霧のゴーレムの奥の部屋で生贄を殺そうとしていたボス。ベリュル達はその面倒さに音を上げて霧のゴーレムごと強行突破した。

◯◯を倒すために☓☓を取ってこい、その☓☓のためには~というストーリー上のイベント展開はRPGでは「お使い」と揶揄されることもあるが、基本的には王道であり、何をしていいか分からないプレイヤーへの道標でもある。
今後のベリュルにも似たようなたらい回し展開は待ち受けているし、そもそも今もお使いイベントの最中であるが、今回のような強攻策を取ることは稀である。生贄を救うために急いでいたのもあるだろうが、情報を一度に出されたので、ベリュルの頭がパンクしたのかも。入り口の女はもっとイベント内容を小出しにすべきだった。
あるいは、FF7の神羅ビル突入のオマージュかもしれない。こちらも、階段をひたすら登るという面倒なルートと、正面から進入する強行ルートが存在した。

さて、マスターガラフ。攻撃力は非常に高いということだが、HPが低いという致命的な弱点があるのであっさり倒される。所詮は人間だったということなのだろうか……。

そしてマスターガラフと、原作FF5のガラフとの関係性も気になる所。そのセリフや立ち振舞にガラフっぽさは全くなく、そもそもガラフの生まれ変わり(ダンギャステル)が既に存在しているはずだ。

+ ※以下仮説
ダンギャステルの生死はかなり移ろいやすいようなので、生まれ変わりについては横に置けるかもしれないが、その他にも「伝説の」などの原作キャラが出た時の枕詞がない事からも、区切り方が違うのかもしれない。

要するに、マスター・ガラフではなく、原作中でも書かれたとおり「マスター・が・ラフ」という名前だった可能性だ。マスターがラフ、つまりDQ4に出て来る「ピサロのてさき」のように主人の名前+自分のポジションという名付けというわけだ。
なかなか良い説では無かろうか……ラフという名前のキャラクターが今のところ存在しないことを除けば。

主な台詞:
「ノリアナを殺し、破壊神を光臨させるのだ・・・」
「己・・・ノリアナよ・・・死ねばいけにえになれたものを・・・」


【神の使い】(第147話)

小屋が一つしかない世界、その小屋で勇者を待っていた神の使い。
ベリュルにいいものをプレゼントした後、神の試練と称して襲い掛かってくる。倒すと死ぬ。実際にアイテムをくれることや、言動に誤謬がないあたり、ベリュルの冒険の過去未来においてふりかかる理不尽な試練の数々に比べるとかなりマシな部類である。
原作中ではベリュル達は銃槍を入手した。本編中で描写されるのはまだ先となるが、メリアナニーは銃適正があるので(第200話より)、彼女に装備させるのが良いだろう。太陽のオーブを手に入れたプレイヤーは今後フィールド上でのHP回復を気にせず済むので今後、回復魔法が制限される世界・ダンジョンで非常に有利になるだろう。電撃の金剛盾は防具でありながら耐性無しの攻撃対象に必中麻痺という超性能。雑魚戦ではとりあえず装備するぐらいでも構わないのではないだろうか。連撃系スキルと相性が良いので、連撃系の固有スキル:乱れ斬りを持つベリュルに装備させたいところ。

また、この戦闘後に貰えるクリスタルオーブはヒロインの好感度を上げられる素敵なアイテムだ。ヒロインの多いFFSだが、君の好きなキャラに愛を注いだりするがよい。

戦闘においては、光の雨、貫きの稲妻などを使うとの事なので、電撃耐性、神聖耐性を重視した装備にするべきか。名前的には闇属性に弱そうだが、特に言及はない。そもそもベリュル達に闇属性の攻撃手段が少ないということもあるだろうが。

さて、神の使いの台詞で気になる点がある。「ここをおとずれた勇者に」の台詞である。
意外かもしれないが、ベリュルは別に勇者ではない。ここに至るまで勇者と呼ばれたことはないのだ。

強いて言うならば冒険者や世界放浪者、あるいは第85話で与えられた役割として救世主とは呼べるかもしれないが、なぜ勇者なのか。
その答えは恐らくエクスオールにある。神の使いはベリュルにアブソを倒してほしいという。アブソを過去に封じたのはエクスオールこと勇者マルバンジャだ。つまり、この神の使いはエクスオールが死に、アブソが開放されたので新たな勇者を選定していたと考えられる。過去に勇者マルバンジャも神の使いと出会い、アイテムを渡されたと考えるのはそう的外れでもないだろう。

どうにも懐かしい感じがするという神の使い。果たしてベリュルが彼の主神と邂逅するのはいつの日か、あるいは既に……?

主な台詞:
「私は神の使いで、ここをおとずれた勇者にいいものを」
「おお・・・お前なら・・・アブソを止められる・・神にかわってアブソを倒せ、神では倒せない、よし、今後いいものをあげよう」

【エレクトリックバンパイア】(第148話)

バンパイアに支配され、夜しか無い世界の支配者。

メカなので十字架とかは効かないそうだが、もはやバンパイアなのかどうか疑わしい。
「メカのバンパイア」ではなく「バンパイアのメカ」との事なので、別にこいつはバンパイアでも何でもなくてただの(バンパイアが製作した)メカの可能性も十分ある。サンダーに弱いかどうかは不明だ。

蛇足となるが、バンパイアといえば血を吸うことで支配する能力が最も有名……なのだがベリュル達は加護を受けているのでダメージだけだ。この加護は誇らしのペンダントの女神のものだろうか。RPGのシステム上、バンパイアに伝承通りに操られることはまずないので、お約束を踏襲したとも言える。

主な台詞:
「私はエレクトリックバンパイア、バンパイアのメカなのだ、十字架とかは通用しないのでお前らも死ね」


【オーガゴースト・ブレイクダンサー】(第149話)

ダンナーザに呼び出されてやってきたデス山の頂上で待ち受けるボス。回復効果低減というフィールド効果を地の利とし、ベリュル達に襲いかかった。

割と自己アピールが強いおかげで、ダイヤモンドの棍棒を持っていることが分かる。名前に「オーガ」と付くことから鬼のような風貌なのだろうか。なお、特にブレイクダンサーらしいことはしない。
ケアル系の魔法の威力が25%になるのは実際キツいので、エリクサーなどの100%回復アイテムは惜しげも無く使うべきだろう。アイテムは効果低減の対象外のようなので、道中はポーション系を使おう。第147話で太陽のオーブを取得したプレイヤーなら、道中はぐっと楽になるぞ。
恐らく薬師のジョブも有効だ。明確に薬師のジョブを入手したとの描写はないが、後の展開を見ると持っている可能性が高い(第45話か、第15話までのクリスタル集めの辺りだろうか)。

主な台詞:
「貴様はのこのこと騙されてやってきたのだ、ココは貴様の墓場俺様は攻撃力が高く」
「そういうことだ、ハハ!さあ、わが腕力によるダイヤモンドの棍棒の扱いに長けて死ね」
「お前はファンニャーだが、ダンナーザはここにはいない・・ハハは!」


【大魔獣ブロンズボーイ】(第150話)

ダンナーザの恋人役のゴールデンボーイの弟。とある世界で支配者となっており、ベリュルに懸賞金を賭けてハガネ軍曹らに襲わせた。最後はブロンズの館でベリュルと戦い、ナントカ倒され散った。
その正体は大魔獣ブロンズボーイ。ニンゲンではなく、ケモノだ。

ベリュルを倒すことで認められ、出世できると言っていたことから、現状に満足しておらず、兄から与えられている地位もさほど高くは無いようだ。
懸賞金については、ベリュルに懸賞金を賭けなければ軍曹や騎馬隊に襲撃させる事も出来なかった、とも考えられ、資金面では兄の援助を受けていたものの戦力を動かす者としての地位はかなり低かった、というのが実情ではなかろうか。まあ、ケモノだしね……。

主な台詞:
「クックック、ベリュルよ、兄の命令だ、恨みは無いんだけど死んでもらうぞ」
「死んで欲しいからさ・・・お前の情報は山ほどあるぜ、クックック・・・・グッ・・」

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最終更新:2015年09月24日 02:20
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