ゲート
大戦以後、
隔離街と呼ばれるかつての神聖国家
ソドムを覆う障壁。
巨大な積乱雲を思わせる紫色の波動と、螺旋を描き、絡まりあいながら、街を覆い尽くす乱気流はさながら檻を思わせる。
隔離街を隔離街たらしめている原因であり、外世界と隔離街とを隔てるように街をすっぽりと覆っている正体不明の障壁。
あらゆる物理的作用を反射し、一切を無効化する。外から内に入ることも、内から外に出ることもできず、あらゆる意味で隔離街を世界から孤立させている。
一方、現在はゲート制御装置と呼ばれる
オーパーツで隔離街内外の通行が可能となっている。制御装置は
アスタロスをベースにした機械なのだとか。
本編の5年ほど前から
無限蛇の管轄下で
“外”との交易が行われており、その利益により蛇の支配はより強固に増した。
ゲートがあるため隔離街にある移動手段は街内部を移動する物に限られている。そのため飛行機などの長距離移動手段が存在しない。
無限蛇が利益を独占するためにゲートは完全に解放されていない。開けるのは外からの運搬船が来る時だけ。
交易に乗じて街から脱出しようとする並の者は
ギース・クレメンスの管轄下から逃れられず皆殺しにされる。そしてそもそも並の者ではないなら街から出ようとなんかしない。
こういったことから街の外に出ることは蛇との全面戦争をすることを意味している。
ゲートの制御を理論化したのは
カーマイン・オニキスであり、現状はすでに彼女の手を離れているが、曰く複雑な機械とのことで、今は
ドクターに引き継がれている。
その正体は
ネロス・サタナイルが開発した生体兵器——
天使であり、その中でもグリゴリと呼ばれる一団だった者の末路。
本編の数千年前にアストが殺した天使たちであり、
アスト曰く弟たちとの事。リーダーはアザゼル。
見張るもの達と呼ばれており、死した後にもサタナイルに尽くし、責務に殉じて街を覆い尽くしている。
本編ではアストの
アザゼルの
式によって開かれたところを、
ベルゼバブに憑かれた
ジューダスにより「出迎えの祝砲」として滅却されてしまった。
備考
関連項目
- (∴)<入るか -- 名無しさん (2017-07-18 18:26:41)
- つまり第五元素の壁・・・エーテル障壁か! -- 名無しさん (2017-07-18 21:33:50)
最終更新:2023年09月06日 21:46