淡海

あわうみ

神咒神威神楽に登場する土地。

(ちかつ)淡海。西日本と東日本の亀裂に存在する海の名称。現実になぞらえると津軽海峡や瀬戸内海が大規模になった感じの場所。
東西の陸地を隔てる距離は直線にして五十里ほど、神州にとって魔の境界線となる場所で、この海を越えてしまうと穢土、鬼の住まう魔境へと到達することになる。
また、何故か穢土の化外はこの海を越えて西を襲うことは無い。そういう意味でも境界線と呼ぶべきラインである。

年間を通して晴れることのない濃霧と大時化が視界を完全に封じ、潮流は何の規則性もなく向きを変え大渦巻を発生させ、干潮時にはいたる所で岩礁が頭を覗かせる。
ある一定のラインを越えたあたりまで航海すると穢土の領域に入り、時化というレベルでは済まないほどの大嵐に見舞われる。
過去、この海をもって世界の果てであると認識されていた。神州において最も古い記録でも、1800年もの昔から航海不可能域として恐れられた帰らずの海。
僅かにでも踏み込めば瞬く間に抜け出せなくなり、嵐に呑まれて海の藻屑と化すので生きて帰ることが出来ない。故に昔の船乗りからは、この海こそが断崖だと言われていた。

作中では300年前の初代御門当主の残した航路を参考として、咲耶龍明が安全な航路を見出し、船団に指示を出し続けたおかげで航海を続けることができたが、それでも極度に蛇行した航路は直線の十倍以上に延びる。
備え無しでは進行が不可能、生還さえ危ういことは想像に難くない。
さらに夜都賀波岐ではない番外の天魔淡海の天魔=海坊主が出現する海域であり、のっけから1万人を乗せる三十余隻の船団が全滅しかけた。
淡海の天魔を斃したことで淡海の嵐は消えた。

ちなみに化外が淡海を越えてこない理由は簡単な話で、そもそも化外は夜刀の内、無間神無月の中でしか活動できないからである。
神州が東と西で分断されたのは天魔・夜刀第六天波旬覇道激突による余波が原因。


備考

元ネタは滋賀県にある湖、琵琶湖。淡海はその古い呼称である。


  • 化外「夜刀の中あったかいナリぃ・・・」 -- 名無しさん (2013-01-02 22:34:59)
  • (∴)「俺の中あったかいナリぃ…」 -- 名無しさん (2013-01-03 17:09:18)
  • ずっとたんかいって読んでたwww -- 名無しさん (2013-01-03 17:29:36)
  • ↑ 夜刀様に謝れ、でこ助 -- 名無しさん (2013-01-03 19:38:03)
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最終更新:2023年03月03日 20:18
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