葦原中津国

あしはらなかつこく

神咒神威神楽の舞台となる国。
神州とも呼ばれる(神州とは神国。日本で自国を誇っていう時に使う言葉)。神州の西方。

人口は三千万ほど。言語は大和語。民族は大和人。都は秀真
東の果てにある、皇主を長とした世襲制君主国家だが、皇主は象徴的地位にすぎず、政治的実権は武家が持っている。歴史の早いうちから皇主は政治的実権を失ったが、国を象徴する権威として存続を容認され、諸将がその威光を奪い合うという形が繰り返されてきた。
こうしたお飾りという形で皇主が存在する政治形態は大欲界天狗道の世では唯一のものであり、誰もが自己愛に酔う中でも比較的にマシな国家となっている。
現在の皇主は光明(こうめい)帝。第二次東征が行われた年は嘉永(かえい)十年。

遺体の埋葬方法は土葬。第一次東征以前までは死骸は野晒しだったが初代御門が土葬の習慣を広める。肉塊の処分に薪が勿体無いので火葬ではなく土葬が選ばれ、墓は埋めた場所の目印であり、死者を弔うためのものではない。

かつては諸将の間で権力争いが繰り広げられていたが、その頂点を迎えた300年前の東征に大敗北を喫したことで武家の大半が没落し、図らずも乱世は終わりそれ以来鎖国を続けてきた。相手が悪すぎる
しかし西洋列強の覇権主義によってそれも難しくなってきている。

領土は日本とほとんど変わらないが、近畿地方の東端から中部地方の西端にかけてが消失しており、淡海と呼ばれる海によって西と東に分断されている点で異なる。そのため、琵琶湖や伊勢湾は存在しない。
東半は穢土と呼ばる不明領域であり、化外が住む。他国はとうの昔に化外を滅ぼしているため、化外が残っているのは神州のみ。

現在は西洋列強によって圧迫されており、諸外国の介入を許せば東地を割譲する羽目になるという危機感と、国内も300年前の東征の敗北によって流れ込んできた陰気の汚染が深刻となっており、重度の歪み者が大量に生まれ始めている。そうした状況を打開すべく、まずは国家の完全統一を目指して第二の東征戦争に踏み切った。淡海の先に待つものが、どれほどの脅威か知りもせずに……

天魔・夜刀と波旬の覇道激突により特異点と化しており、領土が分断されているのもそれの余波が原因。
神州全土が特異点であり歴代の法則が混在化しているため修羅曼荼羅の残滓が残っていたりする。刑士郎や咲耶等の輪廻転生が起きたのもそれが理由。過去の日本と似た歴史と文化ができているのは永劫回帰の影響を受けているからだろうか。

第七天では天狗道消滅と五つ竜胆車の崩壊が重なり、有史以来最大の混乱に見舞われ、追い討ちに諸外国との交易も開始したことで維新の風潮が大半を占めていき、本編の100年程後には民主国家になっている。


備考

元ネタは、日本神話において、高天原と黄泉の国の間にあるとされる葦原中国で日本の国土のこと。
中津国とも言われており神咒神威神楽においては葦原中国と中津国を混ぜた名前になっているようだ。


  • 回帰した龍の聖櫃そのものなのか、それを模した形で再構築された舞台なのか -- 名無しさん (2022-04-05 17:27:18)
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最終更新:2023年03月14日 23:53
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