その正体はこの世界を創り出した神であるメルクリウスの自滅因子。メルクリウスが自身への絶望によって生み出した怒りの権化こそがラインハルトで、既知世界の壊すことや破壊の愛をとくのはそれゆえ。
Dies irae本編では特定ルートでしかラインハルトは己の存在理由を自覚していないが、どのようなルートを辿ろうとこの世界では最終的に彼とメルクリウスが争うことになる。そして必ず共倒れとなりメルクリウスが世界を回帰させてしまうため、彼らが争うまでが既知世界の「区切り」となっている。それを那由他もの回数繰り返し続けていたのがDies iraeという世界である。
Dies iraeの表のラスボスである彼だが、裏にして真のラスボスであり唯一無二の親友カールことメルクリウスとの友情や己の人生にあった「餓え」への真摯な向き合い方等Diesiraeと言う物語のもう一人の主人公とも言える立ち位置にある。
元々は強い自制心を持っている人物で、メルクリウスに出会ってさえいなければ自身の怪物性から目を背けただの人として死ぬはずだった。