強殖組織


 強殖組織は、ユニットの機能を実行する生体部分を指す。その生命力はかなりのもので、ほとんど欠損しても再生可能であり、さらには暴走すれば殖装者自信をも捕食してしまうほどである。その一例として、ガイバーⅠの腕が切り離された時、腕から深町の形態が復元され、その状態で自活して動き回り捕食活動を行うことが知られている。本来、強殖組織に決まった形状はないものと思われ、ガイバーⅠの腕から再生されたその強殖生物が深町の形状をとったのも、人間と融合した結果、人間の特性をある程度利用できたからでもある。

擬態

 メタルから切り離された部分が自活して行動したときに人間の姿(深町)を模写していた。これは、初殖装時にコントロールメタルが強殖組織を暴走させず、うまく人間の特性と強殖組織を融合させた恩恵でもある。そうでなければ、強殖組織は他生物と融合するなどと悠長なことはせず、いきなり捕食消化するだけのアメーバ的存在にしかならない。擬態が取れたということは、人間の特性は強殖細胞のものとして取り込めた証拠でもある。ただ、強殖組織が擬態をいつまでも行えるかは未知数で、人間の特性は形状はうまく真似られても、その知能まで融合できなかったことから殖装者との完全な融合状態からかなり乖離しているようにも見え、時間が立てばいずれはアメーバ状に落ち着く可能性は否定できない。

強殖組織の生命力

 強殖組織は、大幅な細胞変異、また負傷しても短時間で修復するなどから、細胞に対する負荷に対してはかなり強い耐性を持つ、言い換えれば柔軟性が高い細胞でもある。ただ、強殖組織のみでこのような復元的再生を行うには限界があり、そこにはコントロールメタルの介在が必要となる。ユニットにおいては、この生命力を最大限に引き出しつつも、必要な形で殖装者に様々な形で寄与するように働きかける。
 ガイバーの体力は殖装者に依存されるが、過剰防衛本能を鑑みると、体力が強殖組織依存である場合には無尽蔵かもしれない。強殖組織は、ユニットにおいて相当酷使されている(暴走しないように抑えてる点もある)ようだが、その耐久性により無茶ぶりにも耐えることができる。例えば、強殖組織は本来捕食して融合するだけだが、その融合状態を行いながら殖装者も保護しつつ、その性能を殖装者が自由に使えるように服従させられる点などである。仮に耐えきれない状況であっても、酷使されたあげく新しく産まれた強殖組織に取って変わるだけで、新しく生成された強殖組織は何度でも劣化から復活できる。点でも優れている。

強殖組織の素性

 強殖組織がどのような生物から改良されユニットに至ったかは全くの不明である。アプトムのような強殖生物が発見されたことでその有効利用を考えたのか、そうではなく全く別の生物から癌化した細胞を利用するなどなど、その経緯については様々な説がある。

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最終更新:2015年07月04日 00:44
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