文明水準

降臨者は異種族で構成されており、文明水準は一様ではありえないが、その最も高い文明においては地球の文明を大きく上回る。
彼らの歴史や生物学的位置は全く不明だが、一つの特徴として、目のような文様がたびたび登場する。これは降臨者の目なのか、降臨者が発する思念波のシンボルなのか、まだ想像の域を出ていない。

降臨者の科学力
広大な宇宙を航行する技術からユニット制作、異空間の特殊利用方法など、確立された技術水準は、長年それに触れてきたクロノスでも不完全な模倣がやっとであるほどだ。
地球に残された降臨者の遺産も、降臨者からしたらほんの一部の技術体系であるかもしれない。
そこまで極める理由はわからないが、最終目的は、宇宙全ての支配・運用にあるとも推測される。

有機・無機化学の技術体系
ユニットや宇宙船で肉体部とメタル部に組成が別れている点から一応有機無機に分けている。
降臨者からしたら有機無機を分けて考えることにあまり意味がないかもしれないが、物質の運用方法の違いが一応確認されるため、ここでは便宜上メタルを無機科学系、生物部位を有機科学系と分類する。
降臨者における有機と無機、どちらの難度が高いかは一概には言えず、メタル制御は確かに高度であるが、それをもって強殖生物に至る経緯に比して難易度が高いとは言い切れない。完全に安定なメタル制御系、制御は難しいが柔軟で様々に改変可能な有機生物系、それぞれ優位な点があり、ユニットと宇宙船などはまさにその合作の極みである。
降臨者の星ではもっと違う形で応用されているかもしれないが、少しでもその片鱗が見られることが楽しみでもある。
異空間利用技術もメタル技術に組み込まれており、自由に異空間を行き可能になっている。生物組織では、異空間からエネルギーを抽出するアンプ形成をするが、そのプログラムはメタルが行わなければその機能は引き出せない。

メタル制御系
メタル部分は、精密かつ安定な制御に特化しており、必要な性能はメタルがほぼ中心となって行われている。メタルを構成する物質は今のところ判明しておらず、地球では再現不能な物質と分析されている。そのため、この物質を持つ者は降臨者と深い関連を持つと断定されるほど、その物質特異性が高い。
ただ、メタル制御系は精密構造であるがゆえに破損には弱く、メタル自身を修復する機能は備わっていない。
制御するといっても、その制御は従属する強殖組織などにしか適用されない。殖装者全体としては制御することがあっても、殖装する中の人に余計な干渉は行わない。(精神面での安定という干渉はあるかもしれないが)
メタルには、物質を構成する力もあり、3次元空間における物質練金のような効果も持つ。ただ、降臨者が物質を新たに作れるわけではなく、飽くまで異空間エネルギーの利用によるものと推測される。

強殖組織などの生物利用
ユニットや宇宙船には、改変可能な柔軟組織を持つ有機組織が備わっている。これらは生物特有の複雑な物質を生産したり、生命活動に必要なエネルギーを作り出したりと、メタルそれ自体ではなかなか困難な活動形態をもつ。数々の性能を発揮するのは有機組織であり、ユニットを必要とする降臨者の多くは生命活動をすることを暗に示している。
どのような課程でこのような組織が作られたかは不明で、生命工学の果てに作られたものなのか、どこかの星で強殖生物が発見されて利用されたのかは判然としない。
メタルが破損しない限りは、メタルと生物組織の連携は完全であり、メタルが仲介することで、殖装者が意図したことを可能な限り履行する。その柔軟性こそが生物組織の役割でもある。

異種族集団の構成
異種族で構成されているとされているが、どういった組織体型になっているのかはほとんど分かっていない。
異種族というからには、同じ惑星にいながら種として異なり、その中で先に宇宙に出た種族が長い年月で進化し変化した後に後続の故郷を同じくする知性体に出会う場合もあるだろう。
もしくは、惑星で違う惑星で進化の道筋がまるで異なる場合などがある。
異種族混成集団が全て知性体であれば、知性体それ自体が発生する確率が低く、相当広範囲を探索しないと出会うことはかなり難しくなる。
資源的生物と関わる場合は、知性的疎通ではなく、捕獲するなどして利用することになる。
降臨者の構成がどのようなものかは確定的ではないが、中央と呼ばれる権力の高い決定権者がおり、それに従う形でまとまってはいるようだが、異種族が関わっている点で、それを地球の権力構造と同じく考えることはできない。
一説には、ユニットが種族構成に大きく関わっていると考えられ、権力段階によってユニットの違いがある場合や、またユニット適合生物であるか否かで差別的扱いにされるなど、ユニットを中心とした社会構成においては興味深い点も多々ある。
ユニットは、言葉ではなく思念で疎通するツールと考えると、言葉や思考性が異なる異種族構成社会では必至なアイテムになる可能性も秘めている。

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最終更新:2011年07月27日 21:07
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