プルクシュタール



フリドリッヒ・フォン・プルクシュタール
 270年前のウィーンで、にバルカスにより見出された人材である。
 年功序列的には中堅クラスであるが、アルカンフェルに対する忠誠心が強いあまり、バルカスにさえも苦言を呈することがあった。
 プルクシュタールは、アルカンフェルの素性を明かされた数少ない忠臣であり、信頼に足る点からバルカスはプルクシュタールに対ガイバー対策を任せた。しかし、プルクシュタール一人に任せたことが裏目となり、最悪の結果を招いてしまった。

プルクシュタールの能力
 プルクシュタールは近接攻撃に対する肉体的強度はどれほどでもないが、様々なエネルギーを吸収し、それを逆に放出するなどの特殊技能がある。
 プルクシュタール最大の武器は上空に雷雲を形成し、任意に蓄積された電気エネルギーを雷として落とすことができる。雷のエネルギーは絶大で、落ちた地面が溶け出すほどの威力である。ギガンティックも、バリアを張らずに食らったため、一撃でエネルギーアンプが使用不能になった。
 雷雲形成の方法は、広範囲にわたる水分子を、特殊な場の形成により分散しないように留め湿度を極端に上げ、合わせて雲形成に必要なエアロゾル微粒子を放出していると思われるが、その根本原理が未だによくわかっていない。重力機構で広範囲にわたる水分を集めるにしても、待機には水分以外の成分も多く含まれており、効率よく雷雲を形成するには水分だけを降雨量に達することなく集める必要がある(雨が降ったら雲の量が減るため)。単純に、上空にある雲に刺激を与えるだけでなく、晴れ間でも水分を集め雲を形成することがこの能力の肝となる。
 プルクシュタールから雲に水分を放出してるわけではないので、やはり何らかの形で水分だけを集める能力がプルクシュタールにはあるのだろう。

 もう一つ、プルクシュタールにはエネルギーを体内に吸収し蓄える能力(ビーム・アブソーバー)がある。吸収できるエネルギーは、雷などの電子からギガンティックが放つ熱線ヘッドビームなど、体中に発現している吸収器官から吸収できると見られる(体の部位によって吸収できるエネルギーに違いがある説もある)。雷撃など吸収したエネルギーは一時体内に蓄え、意図的に収束させ胸部の器官から放出するサンダー・ブラストと呼ばれる技もある。そのためミサイルはともかく、遠隔からのエネルギー破壊武器はまず通用しない。
 近距離戦では強力なバリアや、雷を自分に落としその巻き添えでダメージを与えるなど、その攻撃バリエーションはトリッキーかつ破壊力も絶大である。遠距離戦闘では、直接物理攻撃以外にプルクシュタールを倒すのは困難である(疑似BHは覗く)。ただし、メガスマッシャーなどは粒子加速も含まれているため、プルクシュタールでも吸収は難しいと思われる。仮にバリアーエネルギーをも吸収できるなら、ゾアロードやギガンティック相手では有利になるが、それにはまず接近しなければならず、遠隔戦闘を旨とするプルクシュタールではあまり使えないかもしれない。
 プルクシュタールの体は熱耐性も相当なもので、落雷を受けたときに地面すら溶融していたのにも関わらず、その熱による火傷のダメージは皆無だった。これは、熱を瞬時に吸収し身を守ったか、単純に肉体の熱耐性が異常に高まるようなタンパク質構造を調製時に導入されたかのどちらかであるが、膨大なエネルギーを蓄えられるような高エネルギー耐性の高い肉体であるなら、必然的に熱耐性の高い蛋白質構造を持っていると予想される。熱は吸収したところで何らかの形で発散しなければ肉体が耐えられないため、どちらにしても熱耐性蛋白質の重要性は高まる。熱耐性のタンパク質だけで熱に耐えられない場合は、ゾアクリスタルの肉体保護・強化作用の助けも借りて可能としているのかもしれない。

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最終更新:2017年05月24日 16:30
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