リ・エンツィ



リ・エンツィ
 その名前から中国の出身であることはうかがえるが、それ以外の素性は一切不明である。見出された当時の年齢は20~30代といったところである。
 ワフェルダノスと共にギガンティックダークと戦ったものの、敗北を喫しその寿命を終えている。

能力
 両腕にある絶空刃(ジェカンジン)により、空間に三点のマーキングを来ない、三角形の空間断絶(ジェカンヅァン)と呼ばれる次元切断面を設置し、その面と繋がるもう一つの切断面の座標を任意に設置することができる。それが閉じると、どのような物質であろうと分子結合が切断されてしまう。
 絶(ドァン)は、解放された時空面を閉じることで、面に入った対象を切断する効果がある。閉じるまでにはタイムラグがある上に、閉じる前に音?が鳴るため、よほど油断していなければ避けるのはそれほど難しくない。なみに、切断面の面積は大きさは一定しないが、面が閉じるまでのタイムラグの間にどこまで広く3点マーキングできるかが面の広さに関係するようである。
 かつて、ギュオーの反乱で獣神将らが魅奈神山に集合したとき、雷を伴っていきなり現れたことがあった。このときも、もしかしたらエンツィの空間切断面を通して来たのかもしれない。切断面がどこまでの距離をワープできるのかはわかっていないが、距離が近いほど正確な位置に設置できるといった感じなのかもしえれない。誤差が大きいと地中にワープ面を設置してしまうかもしれない。

リ・エンツィの最後の状態について
 エンツィの肉体は、巻島の計略で自分の技とワフェルダノスの臣毛攻撃により著しく破損したが、それでも即死することなくバリアを張る余力が残っていた。常人なら即死の怪我でもゾアロードはクリスタルによってその肉体が維持される。ただしガイバーのような不死身ではなく、単なる延命効果でしかない。
 エンツィは大怪我を負ったことで限界と悟ったのか、クリスタルをバルカスに渡し、その直後最後を遂げた。カールレオンの場合にもクリスタルを外されたことで老化が加速したことが知られている。リ・エンツィの場合はカールレオンとは異なり、老化せず一気に肉体が崩壊してしまった。
 カールレオンとリ・エンツィの違いとして、カールレオンでは獣神変を解いており、エンツィの場合は解いてなかった点が挙げられる。そして、老化したのはカールレオンだけで、エンツィは崩れ去った。獣神変は獣化よりも肉体的負担が大きいものと思われるが、通常はクリスタルの肉体保護作用によってその負担も軽減されているようである。逆に、クリスタルがなければ獣神変に至らない可能性もある。

 それを踏まえた上で考えると、老化しなかったのはエンツィは意外と若かった(それでもギュオーより歳は行ってるはずなので最低でも実年齢は70前後か?)ため、クリスタルを外しても寿命が尽きるほどの老化加速は起きなかったが、それでもクリスタルを外したことで戦闘における純粋な肉体消耗に耐えられず崩れ去った可能性である。崩れ去ったのはエンツィが獣神変状態を解除しておらず、細胞に負担も著しかっただめなのだろう。
 もし、エンツィの年齢は100歳をゆうに超えていた場合、クリスタルを外した時点で老化が始まってはいたが、獣神変は細胞を活性化させているため、老化にはいたらなかった。しかし。ただでさえ肉体の損傷が激しい上に、相当体力を消耗する獣神変状態を解かなかったことで、細胞負荷が最大になり、細胞が老化を経るまでもなく一気に死滅したのかもしえない。
 どちらにしても、エンツィは自分の死を受け入れ、バルカスを守るために命を投げ出し尽力した点では、忠誠心はかなり高いと判断される。

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最終更新:2017年05月24日 23:12
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