諦めて生きる


どこぞの記事をぱk…記事に感銘を受けて書いた。
実際そうだよね。ラノベを集めるのは俺の仕事じゃない。だから好きな作品だけ残しておけばいい。あとは売ろう←



生きる上で、可能性は無限である。生まれた瞬間には、スポーツ選手にも、芸術家にも、宇宙飛行士にもなれた。
しかし、今、こうして◯◯◯の道を選んだ私がいる。逆に言えば、それ以外の可能性を全て捨ててしまったのである。
読んでいない本、見ていない映画、行ってない場所、出会うことがなかった人など、様々な可能性の排除をして過ごしてきた。
残念ながら、一人に与えられた時間は有限である。ともすれば悲観的になってしまうが、せめて有意義に人生を過ごすために、心がけたいことを考えた。


第一に「選択する」ことだ。
たとえば、本について考えてみよう。一日一冊本を読んだとして、図書館にある本をすべて読むのに一体何十年かかるのだろうか。
まして、本を読んでいる間にも新しい本は次々出版されていく。本に限定したところで、全てを知ろうなど、無理な話なのである。
そのため、自分が学んでいくもの、人生の糧にするものを数多の可能性の中から選ばなくてはならない。

第二に「あきらめる」こと。
何か一つの専門家になろうとすれば、他の分野には素人になる覚悟が必要である。
あれもこれもと全てを網羅したい願望は捨てなければならない。選択したモノを大事に温めればよい。
あきらめが肝心。思い切って、無知や無学を認めよう。少々心苦しいが、嘆く必要はない。

第三に「後悔しない」ことである。
あきらめは決してマイナスではない。排除した可能性について悔やんでいた方が非生産的だ。限られた時間を更に短くしてしまう。
自分が至らなかった分野は、きっと他の誰かが埋め合わせをしてくれる。世界には自分一人だけではないのだ。
全ての本や映画や場所や人を網羅できなくともよい。誰かが排除した可能性は、他の誰か選んだ可能性でもある。


こう考えれば、少し生きるのが楽になるのではないだろうか。
最終更新:2012年02月16日 10:01