はしれ!ショボネコ!


ショボネコは眠りから目覚めた。

ふと、携帯の着信履歴をみる……そして、慌てて時計を見る。

そう、今日は海外旅行。

しかしショボネコは寝坊してしまいました。

(……3……2……)

心の中でカウントダウンが始まる。

(……1……0!!)

ズドオォォォォン

ショボネコの気持ちが決まった瞬間、家が爆発した。

(何故!?)

と、思うショボだった。

この後、爆発で海外にいけたって事はありません…。




救世主猫


青い猫、『ギコ』は遠くの飛空挺を見上げていた。

あの飛空挺には、ギコの大切な人がいるのだ。

(まってろ、今、俺が君を救い出してやる!!)

ギコは覚悟を決め、背中に翼を生やしその場から飛び降りた。

ドシャア

「いでえぇぇぇぇぇぇ!!」

落ちた。

翼をうまく使いこなせなかったようである。

(俺って、救世主なのか…?)

ギコはかすれゆく意識の中、そう思った。



救世主猫(別シーン)


「死ね……」

「ヒィィィィィ!!」

茶色い犬『フサ』が目の前の敵に銃を向ける。

そして、引き金をひこうとする。

バン

敵はその場に倒れた。だが、出血はしていない。

「無駄撃ちはしたくねぇんだよ」

なんと、フサは叫んで相手をショック死させてしまったようだ。

なんてやつだ…。

フサが後ろを振り向くと、あきれた顔の仲間がそろっていた。

フサは空気が読めないのか、にっこりと笑った。




NightmareCity(マタタビアソビのFLASHを元)



「さぁ、いこう」

「ありがとう、でも私はいけない…」

「なにを……」

「こないで!!」

桃色の猫の『しぃ』が叫ぶと、黄色い猫『ギコ』の目の前に壁が地からつきでてきた。

続けて、ギコの周りに壁が立ち並ぶ。……ギコは壁に囲まれてしまった。

(で……でれねぇ……)

しぃは何が起こったのかわからず、座り込んでしまった。



名探偵モナン



「俺はやってねぇぞゴルァ!」

「話は署でききましょうか」

(違う!! ギコ男さんは犯人じゃない! このままではギコ男さんが犯人に!)

子供になってしまった名探偵「工藤モナ一」は現在、モナンと名乗りいくつもの難事件を解決してきた。そして、今日も数々の謎を解き犯人をみつけたが、別の人が犯人に疑われている…!! どうする! モナン!

(そうだ!)

モナンは腕に巻いた腕時計を見る。

(博士が作ってくれたこの腕時計型麻酔銃で!! おっちゃん、ごめんよ!)

モナンは腕時計をおっちゃんの額に向ける。

バシュン

「がっ!!」

ドタッ

おっちゃんは倒れた、だが様子がおかしい…。

(あれ? 血が出てねぇ…)

モナンは倒れたおっちゃんに寄る。そのときだ。

「おっと、警部さん。犯人はギコ男さんじゃありませんよ。」

(えっ!? 誰!?)

モナンが慌てて周りを見渡す。だが、声の主はいなかった。

「犯人はモナン君あなただよ!!」

「ええぇぇぇぇ!? オレェェェ!?」

その後、モナンは逮捕された。

ちなみに声の主の件だが、倒れたおっちゃんは本当に麻酔針で寝てしまい、別の人が椅子の裏で推理をしていたのだった。その別の人は誰かわからないままだ。

(俺が本当の迷探偵さ……)










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