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>>50のテーマで書かせてもらいます。<br>
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作:<b><font color="#008000">俔涙檜ン</font></b><br>
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<font color="#0000AA">誤字、脱字見つけてもスルーで</font>
<font color="#333333">2005/02/13(日) 01:13:00</font><br>
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俺は堕天使。堕な天使だ。そのまんまだが。<br>
天使は神の監視の下で働く。堕天使はちがう。<br>
神の力など借りず、自分の力で仕事をする。<br>
フフン、自立心があるだろ。<br>
俺の仕事は迷った魂の道案内とかその他諸々。<br>
事件も糞もない町の交番みたいな役だ。<br>
*<br>
<br>
「おい、秘書。俺はオレンジは嫌いだ。」<br>
「オレンジではありません、みかんジュースですよ。」<br>
「同じだ。」<br>
堕天使モララーは
みかんジュースのオレンジ色を同じ体色の堕天使秘書ガナーに<br>
ジュースが入っているコップを突きつけた。プリクマのプリントがしてあるコップだ。<br>
「おいしいのに」とガナーは受け取り、ジュースをいっきに飲みほす、そんなに飲むからオマエの体はオレンジなんだ。と、モララーは言いそうになったが羽交い絞めにされそうだから黙っておいた。<br>
「で、話はなんだい?タカラギコ。」<br>
「初対面なのに呼び捨てなんていい度胸してますね、アハハ。」<br>
ずいぶん無視されていたタカラがニコニコ笑いながら言った。<br>
「おまえもな。くだらない事言ったら殺すからな。用件はなんだ?」<br>
モララーは頬杖をついて少しイラつきながら言った。<br>
「いや、死んだショックで大事なこと忘れちゃったんですよ。」<br>
「氏ね」<br>
モララーは即答だった。それでもタカラは必死に説明した。<br>
「いやいや
くだらなくないんですよ!ホント。なにか急いでいて、その何かが思い出せないんですよーアハハ。僕、大した人生過ごしてませんけど
あれほど大事だと思ったことはないですねぇ…。あー、気になるなぁ…。」<br>
「アホらし。」<br>
モララーは興味なさそうに手帳にメモした。が、内心
その『何か』が気になってしょうがなかった。メモを書く手がうまく進まない。<br>
「たまには仕事をしたらどうですか?」<br>
そんなモララーの心情をとらえたのか、ガナーが言った。<br>
「まぁ…な、よしっ!やってやるよ。感謝しやがれ。」<br>
「ハイハイ、感謝しますよ。アハハッ」<br>
(ハイハイとは何だぁ?ハイは一回!ハイハイは赤ちゃん!)<br>
と、モララー心の中の人(中の人などry)が叫んだ。<br>
「あっ、ちょっといいですか?」<br>
ガナーが奥の書斎から書類を抱えながら言った。
「ん、どうした秘書。」<br>
「あなた、まだ死んでいませんね。」<br>
「はい、臨死体験中です。」<br>
「体験中にここまで来んなよ…。」<br>
「いいじゃないですかー好奇心があって。アハハ」<br>
「そーゆー問題じゃn(ry<br>
「あなたは日没までにもどらなければ本当に死んでしまいますよ。<br>
言っておきますが私たちは堕天使です。神の監視が無く、神から力を借りることもできません。だから、あなたの『大事な何か』を必ず見つけることができないかもしてませんけど。いいですか?」<br>
「いいよ。僕は君達を信じるよ。別に思い出せずに死んでも後悔しないし、<br>
ロクな人生歩んだわけじゃないからどうせ、ヤカンの火を消し忘れたぐらいですよ。アハハ」<br>
「そうか、そりゃドウモ。じゃあ、さきに下界に下りていてくれ。」<br>
モララーはフカフカの社長椅子でクルリと回り、窓に映るタカラを見た。<br>
「ハイハイ、じゃあ お先にー。アハハッ」<br>
(だーかーらー ハイは一回!ハイハイはry)<br>
とモララーの心の中の人(中のry
)は出てゆくタカラの背中を見ながら叫んだ。<br>
<br>
そして…<br>
<br>
くだらない。<br>
人生の良し悪しは死んでから分かるんだ。<br>
オマエはまだ生きる権利を持っているんだぞ…!<br>
<br>
と、叫んだ。<br>
<br>
+続く+<br>
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