「ふぅ~やっと終わったモナ~」
AA中学は今日授業参観があり、モナーは親に後ろから見られていた事もあってちょっとだけ緊張していたので、なんだかホッとして軽く伸びをする
「おう、モナーやっと終わったな」
同じクラスのギコだった。
「ああ、ギコいや~何かちょっとだけ緊張したモナね」
「全くだ、何でウチの中学は参観日なんてあるんだか…今時、参観日なんて小学校でもやらねーよ」
ギコはため息をつきながら言う
「いや…小学校ならあると思うモナ…」
モナーがそう言ったとき
「キャーーッ」
と、どこかから悲鳴のような声が聞こえていた。
「な…なんだ……モナー! 聞こえたか今の…!」
ギコはモナーに視線を送りながら言った。
「う…うん…確かに悲鳴のような…」
「行ってみようぜ!!」
モナーはギコと一緒に、悲鳴が聞こえた場所に行った。
「ここら辺…だったよな…」
モナーとギコは濡れた階段を降りる、保健室に続くこの階段はいつもジメジメしてて、うっすら濡れているのだ、さらに今日は雨が降っているので余計に濡れている
「う…うわっ…ギ…ギギ…ギコぉ…」
モナーが床を指差して、真っ青な顔をしている
「ん…どうした……う…うわぁッッ!!!」
モナーが指を指した部分には、真っ赤な血がベットリ付いていたのだ、しかもその血は、保健室まで点々と続いている……! さらに保健室からは…!
「うう……痛い…痛い……」
と言う苦しげな女性のうめき声が……
「な…な…なんなんだよ……」
「モ…モナ~……」
モナーとギコはもう恐怖ですくみ上がっていた。しかしやがてギコが保健室の方にゆっくりと近づいて行った。
「確かめてやる……保健室の中で何が起こってるのか…!!」
ギコは保健室の扉の前まで近づいた。モナーもギコの後に続いた。中からは相変わらず、「痛い…痛い…」と言う声が……
モナーとギコは意を決して、保健室の扉を開けて、中を見た。
すると…そこには……!
翌日……AA中学では全校集会が開かれた。その内容は…“保健室の前の階段は非常に滑りやすいので気をつけましょう”という物だった。
そう、悲鳴が聞こえた時、保健室前の階段では、授業参観に来てたオバチャンが、いつも以上にジメジメしてる階段ですべって転んで、膝を階段の角で派手に擦り剥いたのだった。悲鳴は階段でこけたオバチャンの物だった。
さらに、以外にも血が出たためにオバチャンはパニックになり、すぐに近くの保健室に入ったのだった。モナーとギコが見たのは、その時の血だった。
さらにビクビクしてたモナーとギコが見たのもまた、そのオバチャンが膝に消毒液(少ししみるヤツ)を付けている姿だったのだ…「痛い…痛い…」と言う声はその時の物だった。
当然、それを見た後モナーとギコは、バカバカしいと言うか…呆れると言うか…そう言う何とも言えない脱力感におそわれ、教室へ戻った…
以来、その保健室に続く階段は、“呪いの階段”と恐れられ、その階段を上り下りする人は誰も居なかったそうです…(チャンチャン♪
AA中学は今日授業参観があり、モナーは親に後ろから見られていた事もあってちょっとだけ緊張していたので、なんだかホッとして軽く伸びをする
「おう、モナーやっと終わったな」
同じクラスのギコだった。
「ああ、ギコいや~何かちょっとだけ緊張したモナね」
「全くだ、何でウチの中学は参観日なんてあるんだか…今時、参観日なんて小学校でもやらねーよ」
ギコはため息をつきながら言う
「いや…小学校ならあると思うモナ…」
モナーがそう言ったとき
「キャーーッ」
と、どこかから悲鳴のような声が聞こえていた。
「な…なんだ……モナー! 聞こえたか今の…!」
ギコはモナーに視線を送りながら言った。
「う…うん…確かに悲鳴のような…」
「行ってみようぜ!!」
モナーはギコと一緒に、悲鳴が聞こえた場所に行った。
「ここら辺…だったよな…」
モナーとギコは濡れた階段を降りる、保健室に続くこの階段はいつもジメジメしてて、うっすら濡れているのだ、さらに今日は雨が降っているので余計に濡れている
「う…うわっ…ギ…ギギ…ギコぉ…」
モナーが床を指差して、真っ青な顔をしている
「ん…どうした……う…うわぁッッ!!!」
モナーが指を指した部分には、真っ赤な血がベットリ付いていたのだ、しかもその血は、保健室まで点々と続いている……! さらに保健室からは…!
「うう……痛い…痛い……」
と言う苦しげな女性のうめき声が……
「な…な…なんなんだよ……」
「モ…モナ~……」
モナーとギコはもう恐怖ですくみ上がっていた。しかしやがてギコが保健室の方にゆっくりと近づいて行った。
「確かめてやる……保健室の中で何が起こってるのか…!!」
ギコは保健室の扉の前まで近づいた。モナーもギコの後に続いた。中からは相変わらず、「痛い…痛い…」と言う声が……
モナーとギコは意を決して、保健室の扉を開けて、中を見た。
すると…そこには……!
翌日……AA中学では全校集会が開かれた。その内容は…“保健室の前の階段は非常に滑りやすいので気をつけましょう”という物だった。
そう、悲鳴が聞こえた時、保健室前の階段では、授業参観に来てたオバチャンが、いつも以上にジメジメしてる階段ですべって転んで、膝を階段の角で派手に擦り剥いたのだった。悲鳴は階段でこけたオバチャンの物だった。
さらに、以外にも血が出たためにオバチャンはパニックになり、すぐに近くの保健室に入ったのだった。モナーとギコが見たのは、その時の血だった。
さらにビクビクしてたモナーとギコが見たのもまた、そのオバチャンが膝に消毒液(少ししみるヤツ)を付けている姿だったのだ…「痛い…痛い…」と言う声はその時の物だった。
当然、それを見た後モナーとギコは、バカバカしいと言うか…呆れると言うか…そう言う何とも言えない脱力感におそわれ、教室へ戻った…
以来、その保健室に続く階段は、“呪いの階段”と恐れられ、その階段を上り下りする人は誰も居なかったそうです…(チャンチャン♪