俺には彼女がいる。
名前はしぃ。とても可愛いやつだ。
ある日の放課後ー
「ねぇギコ君。一緒に帰ろう。」
「ああ、いいぜ」
そしてしぃは三つのゲームの話をしていた。
「ーーーへぇ、やってみたいもんだな。」
「でしょ。家にきて一緒に遊ぼう。」
と言ったつぎの瞬間、
「キキィィィ」
「しぃ！あぶない！」
「え？」
「ドン」
しぃはトラックに引かれてしまった。
「しぃ！今病院に運ぶからな！」
しぃは何も喋らなかった。
ーー病院ーー
「この傷は深いです。もはや治せないでしょう。」
医者は言った。
「じゃあ、どうすればしぃを！」
「治せはしないので、一つの方法で死なせましょう。」
「死なせる…え！？」
「それしか無いんです。」
「じゃ…方法は…」
「…安楽死です。」
「う…」
しぃの心臓の動きを見た。あまりにも動く気配があまりなかった。
しぃに注射が投入された。
しぃは死んでしまった。
俺は泣いた。涙が目からわいた。息が荒くなった。
そしてしぃの腕を握りしぃを抱きかかえた。
そしてギコはしぃの顔を見ると、
しぃが涙を流していた。
「お前も…悲しかったのか…」
と、涙を流しながらギコは言った。
一時間後…しぃをギコの家の前に埋めた。
しぃの父や母もそこへ来ていて、
涙を流していた。
ギコはその時気ずいた。
「しぃは死んだ。それでもしぃの友情はまだ、
伸びやかに生きている」
と言うことを。
FIN
