モナー小説掲示板ログ保管庫@wiki(´∀`*)

Ж壱王Ж ((゜∀゜;))

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集


インターネット…… それは世界の人々が利用している情報源の一つだ
だが、インターネットはそれだけでは無い。 様々な人と会話が楽しめる『チャット』、いろんな地方の画像や会社にも役立っている。 そして様々な分野で、皆を楽しめる『flash』………ん?

   ……まて、まだ忘れているのではないか?……


   ……インターネットと言えば……


   ……『2ちゃんねる』を……


そう、巨大掲示板『2ちゃんねる』。
ここでは女に興味を持たない独身男…通称『毒男』や、中、高年の人が『スレ』、というものを生み出している。 スレにもいろんな分野が存在する。
だが、『2ちゃんねる』の世界は厳しい…… 不必要な『スレ』はすぐに叩かれていく…… でも、人々に奇跡や希望をもたらす『スレ』もあるはずだ。
そんな『スレ』を幾つも生み出し、人々に勇気、自信、幸せを与え続けた人物もいる。

人は、そんな人を……

   …………壱王と呼ぶ…………


Ж計画.壱Ж

 Ж挑戦者たちЖ


十一月


外は白い雪が降っていた。 しかし、気温がまだ高いため、雪は地に舞い降りると解けてしまう… 美しいものでも堕ちることで無意味になってしまうということだ。 だがその逆として、汚れた存在でも成長していく事で、全てを凌駕する権力を得る事が出来るかもしれない……

もしそうなったら……

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ガチャ ガタン


扉が開き、勝手に閉まっていく扉… 人気の無い所に扉の音がこだまする

「おーい、兄者~ 今、帰ったぞー」

返事は無い

背と鼻の高い青年が薄暗い廊下を歩いていく。
そして青い扉のノブを凍えた手でつかみ、押し開ける。

「おーい、兄者……なんだ、またパソコンか」

青年の目線の先には一人の青年がパソコンの画面に夢中だ。
その青年は先程、扉を開けてこの部屋に来た青年と同じくらいに鼻と背が高かった。

「なんだ? 弟者か……今、いい所だ邪魔するな」

この鼻と背が高い青年二人組は、兄者と弟者と言い、兄者が名前の通り兄である。

実は兄者は、最近『2ちゃんねる』にはまっている。
だが、いつも役に立たないスレをたて、皆に叩かれている。

「よし、昨日作ったスレにいってみるか」

「どうせ叩かれてるって…」

「フフフ……弟者、俺は今まで何度叩かれている?」

「えっ、100は超えてるんじゃないのか?」

「そう、昨日で163回だ。

 しかしだ弟者、世間では失敗は成功の元というらしいじゃないか」

(流石だ、それくらいの言葉も知らないとは……)

「だから、もうそろそろ成功するぞ~」

「無理だって……」

弟者は部屋の隅に買ってきた物を置いた。
中にはお菓子がいっぱい入っている。

兄者は、マウスを動かし『お気に入り』のリストに入れていた自作の『スレ』に行く

「どれどれ、俺のスレ…俺のスレ……あった」

兄者はマウスを操り、自分の『スレ』をクリックして、書き込みを見る

「まずは上からゆっくりとだ……」

兄者はゆっくりと上から見ていく。
初めに目に映るのは自分が作った『スレ』の紹介だ

―――――――――――――――――――――――――――――――

【***】 耳寄り情報について言いまくるスレ

1 名前:よくいる名無しさん 投稿日:**/**/**

とりあえず、なんかイイ! 情報をキボンヌ


――――――――――――――――――――――――――――――――

「なんだ? このスレは……」

「ふはは! 驚いたか、このスレでネタをもらって、テレビ番組にハガキを出すのさ!」

(馬鹿だコイツ……)

兄者はすでに勝った気分だった。
そしてマウスを動かし、次の書き込みをみる。

――――――――――――――――――――――――――――――――

2 名前:よくいる名無しさん 投稿日:**/**/**

2ゲットズサー~~~

∧_∧
   (´_ゝ`) <フ~ン


――――――――――――――――――――――――――――――――

書いていたAA(アスキーアート)は見事にずれている。

「…………」

(流石だ兄者、プッ…… ダセ―――――!!)

「何かいったか?」

「空耳だ兄者」

「そうか、ならばいいのだが……」

「しかし……いきなりズレてると叩かれるがオチだな……」

「……消すか?」

「俺は別にいいが……兄者は?」

「消してぇ……」

「じゃあ、削除しろ」

「まった!!」

兄者は急に消去を止めた。

「どうした兄者…」

兄者は指を差した。その指先には一つの書き込みがある。

「これは?」

「読んでみろ、俺も読むけど」

―――――――――――――――――――――――――――――――

3 名前:情報屋 投稿日:**/**/**

一つ情報カキコする
目指したいなら頑張れや。

2ちゃんねるにおいて人々に勇気や希望、自信など……人々のためになったり伝説にのこるようなスレを建て続けた人(>>1)は……


     壱王と呼ばれる……

―――――――――――――――――――――――――――――――

これは補足だが、スレをたてた人の事を>>1と呼ぶ。
その事が由来となり、『壱王』と呼ばれるらしい…

「兄者……壱王だってよ…」

「壱王……」

「まさかなるつもりか!? 兄者!!」

「フフフ……当然だろ!! 壱王か……絶対になってみせる!!」
        


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

目安箱バナー