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バス男3 (K★)

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「パート3 男ならジューダスプリーストを聴け」

「おう、モララー元気でやっているか?」
マララー叔父さんが言う。俺はありきたりなことを言う。
「ああ・・・元気だ」
俺はドアを開けて部屋に入った、叔父さんと兄貴も入る。
「オマエノヘヤオタクッポイナ」
「悪かったな、兄貴」
俺の部屋はテレビ、DVDデッキ、ビデオデッキ、本棚が
並んである。台にはノートパソコンが置いてあった。
壁にはガンダムSEEDのポスターが貼られている。
本棚の中にはジューダスプリーストのCD、大藪の小説本が
いっぱいあった。俺たちは床に座った。
「オマエ、マダヘビメタトオーヤブニハマッテンノカヨ?」
兄貴が俺に文句を言った。ジューダスプリーストを聞いて何が悪い
ジューダスプリーストはメタルゴットなんだぞ。大藪は江戸川乱歩の
小説よりか面白いんだ。だから俺は兄貴に言ってやった。
「あのなヘビメタなんて呼び方やめろよ、ヘビーメタルって言うんだぜ」
「ヘビメタノホウガヨビヤスインダ、アンナノキクトアタマガワルクナル」
「言っとくが、兄貴の聞くユーロビートよりいいんだぜ、それと大藪は
 B級の低俗小説じゃなくて、ちゃんとしたハードボイルドと冒険小説
 なんだ、まぁ兄貴は小説なんて読まないけどな」
叔父さんが割って入ってきた。
「まぁまぁ二人とも落ち着けよ、それよりモララー聞けよ」
「なんだ」
俺は聞いた。すると叔父さんは言った。
「俺はドクオと一緒に麻薬密売を始めることにした、なんでか判るだろ
 タイムマシンを買うためさ、俺はそれで1970年に戻って、ポルノスター
 としての栄光を取り戻すんだ」
「マテヨ、オレ、オジキトイッショニヤルトイッタカ?4ジニチャットニサンカシナイトイケナイノニ」
「大丈夫、チャットの時間まで間に合うさ」
叔父さんはラッキーストライクの煙草を取り出し、使い捨てライターで火をつけて
吸った。俺は兄貴が何時間チャットするかを聞いた。
「兄貴は何時間チャットするんだ?」
「4,5ジカンクライカナ、デンワダイタカクツクカラ」
「マジで!無職なのにそんなに電話代がかかるのかよ!」
「マァイイジャネェカ」
俺は時間を見た、仕事の時間だ。
「叔父さん、兄貴、俺、今から仕事なんだ、家であるもの食べとけ」
俺は服を着替え、シトロエンに乗ってお客との待ち合わせ場所に行く。

終ったのは、朝の7時、お客は徹夜でソープと秘密クラブをハシゴした。でも
お客からお礼として10万円を貰った、なんとか稼ぎが出来たからいい。
俺の仕事は毎日、こういうことの繰り返しだ。俺は客を満足させればいいのだ。
それだけお金をもらえる。月に30万も稼げる、いい仕事だ。
俺は腹が減ったので、ラーメン屋「五目飯店」に行こうと決めた。五目飯店は
親友のモナーが主人の店だ。モナーは俺と同い年で独身で俺が都会に出た時
初めて知り合った男だ。五目飯店はまだ準備中だった。俺は店の中に入る。
「よう」
「あっモララーじゃないかモナ」
「悪いが、ラーメン一つ頼む」
「分かったモナ」
モナーはラーメンを作り始めた、そのあいだ、俺は席に座って、コップに
注がれたお水を飲む。
モナーは近所の子供たちにピニャータをさせたことがある。ピニャータとは
メキシコのくす玉割り遊びだ、中にチョコレートやスナック菓子を入れている。
しかし、それは問題になった。ピニャータの人形の顔は小泉総理だったのだ。
モナーは警察署で厳重注意をいけた。それからはピニャータはやっていない。
「できたモナ」
俺はやっと来たラーメンを食べた。うまい、モナーの作るラーメンは美味い。
「モララーに頼みたいことがあるモナ」
「なんだ?」
「モナ、ミスターしたらばに参加するモナ、応援して欲しいモナ」
ミスターしたらば、それは美形、筋肉モリモリの男たちが集まるコンテスト
である。優勝すれば賞金100万円だ。
「わかった、俺はあんたを応援する」
「よかったモナ」
俺は五目飯店から出た。シトロエンに乗り込み、アパートに戻る。
俺はアパートに戻ると、鍵がかかっていた、俺は合鍵を出して
鍵を開けた、叔父さんと兄貴は居なかった。俺はとりあえずテレビを
つけて、「ラストワルツ」をDVDで見る。ラストワルツはザ・バンドの
コンサートのドキュメンタリー映画だ。ザ・バンドだけでなくボブ・ディラン
ニール・ダイアモンド、エリック・クラプトンなどが出演している。
その次に「チャイルドプレイ」を見た。人形が人を襲うという内容だ。
ただのホラーでなく、派手なアクションが含まれているのだ。
俺は二つとも見るとベッドに入って寝た。

5時間後、叔父さんと兄貴が帰ってきた。

「パート4 物書きは2度ベルを鳴らす」

叔父さんと兄貴は床にドスンと座った。叔父さんはラッキーストライクの
煙草を吸う。俺はベッドから起き上がった。
「叔父さんどこに行っていたんだ?」
「どこって?商売していたんだよ」
叔父さんは煙草の煙を吐きながら言う。そして
「お前、今日はどのくらい稼いだ?」
「10万」
「安いな、俺なんか25万稼いだぜ」
叔父さんはニヤリと笑いながら言う。
「オレハ15マンカセイダケドナ」
兄貴は言った。俺はベッドから降りて、ノートパソコンを開く。起動させた後
プログラムの一つ、メモ帳を開いた。小説板に投稿するための小説を
書くためだ。俺が書いているものはしぃ虐殺ものだ。しかし、それは
一風変わっている。特殊部隊やレジスタンスを主人公にして、敵兵のしぃを
殺しまくる小説を書いていた。他はエロパロ板の猟奇スレでキテレツ大百科の
みよちゃんを魔太郎が虐待したり、ガンダムの歴代主人公たちがガンダムSEEDの
女性キャラを拷問虐殺するという物を書いた。しかし、俺の小説家気取り人生を
変えたのは、ある一作だった。
それは・・・声優の鈴村健一がしぃを虐殺するという作品だった。これはアブ板の
誰もが書いたことのない小説だった。とりあえず、鈴村がM16とコンバットナイフ
でしぃを殺しまくる、と言う内容だ。序盤から凄い、鈴村と渡辺久美子が事務所の
地下室で拷問した後、しぃの顔に熱湯をかけて、しぃが息絶えるまでキスするのだ。
その後、大量の武器を手に入れると、保志総一郎、阪口大助と一緒に無人島に住んでいる
しぃ共を皆殺しにするのだ。
その小説は意外と好評だった。無論、5人のうち3人が面白いと言う。
俺は喜んだ、だから今も小説を書いている。
「チョットヨマセロヨ」
兄貴がノートパソコンのディスプレイを覗きながら言う。
「ああ、いいよ」
兄貴はノートパソコンの前に座り、目で文章を読んだ。
叔父さんはテレビをつけて、2時間ドラマの再放送を見る。俺も一緒に見た。
だが俺は2時間ドラマは飽きてしまう。いつも推理ものだ。しかも犯人の動機は
同じものばかりだ。たまにはハードボイルドが見たい。犯人の動機も同じなのでは
なくて、肩が当たったから殺すとかが俺的には面白い。
誰かが、ドアをノックした。俺はドアを開ける。外はレモナが立っていた。
彼女は頬を真っ赤にさせていた。
「なんだレモナか、どうした?」
「あの・・・モララーさん、コロッケ食べませんか?」
「コロッケ?」
「コロッケ作ったんだけど余っちゃって、うまく作れたけどどうですか?」
「ああ・・・頂くよ」
俺はレモナからコロッケの入った、大皿を受け取った。
「そういえば駐車場に置いてある、ニッサンホーミーってあなたのお友達の車?」
「いや叔父の車です」
「そう・・・じゃあ・・・」
そういうとレモナは自分の部屋へ駆け足で入っていった。
俺はドアを閉めると、台にコロッケの入った大皿を置く。
「で・・・俺の作品はどうだった?」
俺は兄貴に聞く。
「ンッマァマァダナ、デキレバセックスシーンヲイレテホシカッタナ」
「セックスシーンなんか不必要だ」
「ソンナコトイウナヨ、セックスツケルシオモシロクナルゾ」
兄貴は肩をすくめながら言った。俺はコロッケをレンジに入れた。

数分後
チーンと言う音と共にコロッケが暖かくなった。三人は台に向かって、
座りコロッケを食べる。俺はソースをかけた。そして食べた。
意外と美味かった。彼女は料理も上手い。
食べている時、兄貴は俺にこう言った。
「オマエ、ショウセツカニナッタラドウダ」
「小説家?俺には無理だ」
「ソウオモウナ、オマエニハソシツガアル、ソレヲムダニスルナ」
俺は黙った。俺は新聞のテレビ欄に目を移す。
「・・・そういやぁ、今日の映画劇場はゴーストバスターズだったな」
「ほう、ゴーストバスターズか、俺は主題歌が好きだぞ」
「叔父さん、よく知っているな・・・」
「ゴーストバスターズカ・・・オジキノエイガカンデジョウエイシテイタナ、ドウジジョウエイハナンダッケ?」
「たしか・・・若き勇者たちだったと思う・・・」
叔父さんは必死に思い出しながら答えた。
9時になるまで、兄貴は俺のノートパソコンで女の子とチャット。叔父さんは
煙草を何本か吸っていた。俺はというと大藪春彦の小説を読んだ。
そして9時になった。映画劇場のゴーストバスターズを見た。
映画劇場が終ると俺はベッド、叔父さんと兄貴は床に布団を引き寝た。

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